書籍を検索します。雑誌文献を検索する際には「雑誌文献検索」を選択してください。

検索

カテゴリから選ぶ

心不全診療Controversy

心不全診療Controversy
本文を見る
  • 有料閲覧

筆頭著者 河野 隆志 白石 泰之 (編著)

杏林大学医学部循環器内科 臨床教授/慶應義塾大学医学部循環器内科 助教

その他の著者 堀内 優,夜久英憲,奥村貴裕,江尻健太郎,佐野元昭,生駒剛典,松本新吾,木田圭亮,奥野泰史,合田あゆみ,庄司 聡,多田篤司,永井利幸,川名正隆,山田桂嗣,北井 豪,菊池規子,鈴木 敦,佐藤俊明,葛西隆敏,佐藤琢真,中丸 遼,澤野充明,華 臻圣,板橋裕史,猪原 拓,佐地真育,北方博規,山口徹雄,網谷英介,柴田龍宏,佐藤宏行,新美 望,三角香世,末永祐哉,藤野剛雄,筒井裕之,木村徳宏,中田 淳,中野宏己,秋山英一,武井 眞,石原嗣郎,長友祐司,岩花東吾,内藤朱美,小保方優,植田智美,石田純一,池村修寛,秋田敬太郎

中外医学社

電子版ISBN

電子版発売日 2023年10月6日

ページ数 262

判型 B5判

印刷版ISBN 978-4-498-13680-9

印刷版発行年月 2023年10月

DOI https://doi.org/10.18886/9784498136809

書籍・雑誌概要

心不全診療に関する疑問,知りたかった答えがここにある
心臓以外の併存症のある患者の対応や,ADLや症状の改善を一番に考える場合など,心不全の診療ガイドラインを当てはめるだけでは対応できないような臨床の実際に対応するために,臨床のさじ加減をエキスパートが伝授!最新のエビデンスに診療経験を融合させた「思考プロセス」が見える1冊.

目次

目 次

薬物療法のControversy
 1 HFrEFに対するガイドライン推奨薬はどの順番でどのくらい期間をかけてtitrationを完了すべきか?〈堀内 優〉
 2 HFrEFに対するガイドライン推奨薬は何をゴールにしてtitrationを完了すべきか?〈夜久英憲〉
 3 心不全に対するARNIは,1回投与ではなくやはり2回投与がよいのか?〈奥村貴裕〉
 4 SGLT2阻害薬はどのような心不全に特に有効か? そもそもなぜ効くのか?〈江尻健太郎〉
 5 低栄養・サルコペニア・フレイル合併例にSGLT2阻害薬を投与してよいのか?〈佐野元昭〉
 6 HFrEFにおいて収縮期血圧が90 mmHg未満の場合,ガイドライン推奨薬は継続すべきか?〈生駒剛典〉
 7 高度腎機能障害(CKDステージ4~5)を有するHFrEFに有効な薬剤は存在するか?〈松本新吾〉
 8 HFrEFに高カリウム血症を伴った場合にACE阻害薬/ARB,ARNI,MRAは減量すべきか?〈木田圭亮,奥野泰史〉
 9 Cpc-PHに対するベルイシグアトは有効か?〈合田あゆみ〉
 10 HFimpEFでGDMTは生涯継続すべきか?〈庄司 聡〉
 11 高齢者の心不全は非高齢者の心不全と同様の薬物治療を行ってよいのか?〈河野隆志〉
 12 心臓サルコイドーシスでステロイドはどこまで減量するべきか,定期的な活動性評価でPET検査は必要か,バイオマーカーでもよいか?〈多田篤司,永井利幸〉
 13 閉塞性肥大型心筋症に対してジソピラミド・シベンゾリンを使うのか,マバカムテンはどのような扱いになるのか?〈川名正隆〉
 
デバイスのControversy
 14 ICD一次予防の適応はガイドラインに従ってLVEFで判断してよいか?〈山田桂嗣,北井 豪〉
 15 着用型自動除細動器(WCD)は一次予防でどう使う?〈菊池規子,鈴木 敦〉
 16 徐脈性不整脈に対し刺激伝導系ペーシングの適応を検討すべきか?〈佐藤俊明〉
 17 心不全でもASVを使用してもよい病態はあるのか?〈葛西隆敏〉
 18 Destination therapyは積極的に進めるべきか?〈佐藤琢真〉
 
カテーテル・外科的治療のControversy
 19 心房細動を伴った心不全では,LVEFを問わずカテーテルアブレーションを積極的に実施すべきか?〈中丸 遼〉
 20 慢性冠症候群を伴ったHFrEFにおける適切な治療戦略は?〈澤野充明〉
 21 負荷エコーでMitraClipの適応判断の根拠はどこまで証明されてきたか?〈華臻圣,板橋裕史〉
 22 大動脈弁狭窄症に対するカテーテル治療後の心不全予防のための薬物治療戦略は?〈猪原 拓〉
 23 低侵襲カテーテル時代の三尖弁閉鎖不全症に対する適切な介入時期・方法は?〈佐地真育〉
 
疾病管理・緩和のControversy
 24 塩分制限・水分制限は絶対に守らないといけないのか?〈北方博規〉
 25 包括的な疾病管理プログラムを一律に提供しているだけでよいのか?〈山口徹雄〉
 26 自宅で有効な心臓リハビリテーションは実施できないのか?〈網谷英介〉
 27 Advance Care Planningの効果はどこまで証明されているのか?〈柴田龍宏〉
 28 洞調律心不全患者での抗凝固療法は必要か?〈佐藤宏行〉
 29 貧血合併心不全患者はどのようにマネージメントすればよいのか?〈新美 望〉
 
急性心不全のControversy
 30 急性心不全患者に,door-to-furosemide timeは有効?〈三角香世,末永祐哉〉
 31 急性期の血管拡張薬はどう使用するのが一番よいのか?〈白石泰之〉
 32 心原性ショックに対する薬物治療は,何を選択するのか (ノルアドレナリン,ドブタミン,はたまたドパミン)?〈藤野剛雄,筒井裕之〉
 33 心原性ショックに対する補助循環は,何を選択するのか(IABP vs Impella) ?〈木村徳宏,中田 淳〉
 34 ループ利尿薬は,何を・どのくらい・どうやって投与するのが正しいのか?〈中野宏己〉
 35 利尿薬抵抗性に対する治療戦略は?〈秋山英一〉
 36 利尿薬投与中にクレアチニンが上昇した場合,どこまで様子をみてよいのか?〈武井 眞〉
 37 急性心不全の呼吸補助にnasal high flowは使えるか,コロナ禍を考えても使う意義は?〈石原嗣郎〉
 38 入院中・早期から心拍コントロールのためイバブラジン投与をしてよいか?〈長友祐司〉
 39 入院中・早期からのARNIはよいのか? 血行動態的に有利なのか?〈岩花東吾〉
 
その他のControversy
 40 HFpEFの治療選択に対してフェノタイピングは必要か?その場合,実臨床で現実的な評価方法は?〈内藤朱美,小保方 優〉
 41 がん治療薬関連心筋障害の早期発見はどうすればできるのか?〈植田智美,石田純一〉
 42 心不全患者のQOL・身体活動評価はまだNYHA分類で考えていてよいのか,PROやデジタルデバイスはどう考えるのか?〈池村修寛〉
 43 心不全の治療(効果)には人種差があるのか?〈秋田敬太郎〉
 
索引