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糖尿病診療ハンドブック Ver.3

糖尿病診療ハンドブック Ver.3
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筆頭著者 岩岡 秀明 (編著)

その他の著者 岩岡秀明/栗林伸一/橋本尚武/内田大学/松尾 哲/山本恭平/鈴木義史/三村正裕/藤原敏正/谷川聖明/橘香穂里/小林一貴/横手幸太郎/齋木厚人/龍野一郎/櫻井健一/岩田健太郎/西村元伸/細井孝之/塚原美穂子/柳澤葉子/徳山芳治/三辺正人/工藤値英子/

中外医学社

電子版ISBN

電子版発売日 2018年1月15日

ページ数 368

判型 A5

印刷版ISBN 978-4-498-12374-8

印刷版発行年月 2017年1月

DOI https://doi.org/10.18886/9784498123748

書籍・雑誌概要

好評書の全面改訂版.新たなエビデンス,ADAの新ガイドライン,高齢者糖尿病の血糖コントロール目標2016,各種新薬の情報等を織込んだ.かかりつけ医・一般内科医の必携書.

目次

第1章 初診時とフォローアップのためのアプローチ
■1.糖尿病を診療するにあたって 〈岩岡秀明〉
 1.外来診療で特に重要なポイント
 2.高齢者の血糖コントロール目標値
 3.2型糖尿病における第1選択薬
■2.外来フォローに必須な検査と説明 〈栗林伸一〉
 1.血糖管理のための検査
 2.糖尿病の管理上重要な検査
 3.糖尿病合併症把握のための検査

第2章 治療の実際
■1.初診時の病態に応じた治療方針の立て方 〈岩岡秀明〉
 1.糖尿病専門医との連携が必要な場合
 2.初診治療時の注意点と手順
 3.インスリンの絶対的・相対的適応を判断する
 4.インスリン導入の実際
 5.血糖コントロールが不良な患者の診療
 6.血糖コントロールが不良でない患者の診療
■2.非薬物療法(生活療法の実際) 〈栗林伸一〉
 A.かかりつけ医でできる実践的食事指導28
  1.食事療法の目的と意義
  2.摂取エネルギー量の決め方と栄養配分
  3.どんなツールを使って栄養指導するか
  4.注意事項
  5.栄養士以外でできるワンポイントアドバイス
 B.かかりつけ医のための運動療法のポイント
  1.運動と生活活動
  2.変化ステージ
  3.運動の目的を明確化する
  4.メディカルチェックとフィジカルチェック
  5.運動処方
  6.運動時の注意事項
 C.その他の生活上のワンポイントアドバイス
  1.睡眠・休養
  2.生活リズム
  3.口腔ケア習慣
  4.喫煙習慣
  5.生活療法と生活処方
■3.薬物療法の実際
 A.経口血糖降下薬
  1.経口血糖降下薬選択のアプローチ 〈岩岡秀明〉
   1.基本事項と注意点
  2.ビグアナイド薬 〈橋本尚武〉
   1.作用機序
   2.使用上の注意
  3.DPP-4阻害薬 〈栗林伸一〉
   1.DPP-4の作用機序
   2.DPP-4阻害薬の種類
   3.DPP-4阻害薬の特徴と利点
   4.使用上の注意
  4.SGLT2阻害薬 〈内田大学〉
   1.SGLT2阻害薬の作用機序
   2.SGLT2阻害薬の特徴
   3.SGLT2阻害薬の種類
   4.使用上の注意
  5-1.SU薬 〈松尾 哲〉
   1.SU薬の作用機序
   2.SU薬の種類
   3.SU薬の特徴(使用のポイントと問題点)
  5-2.グリニド薬〈松尾 哲〉
   1.グリニド薬の作用機序
   2.グリニド薬の種類
   3.グリニド薬の特徴(使用のポイントと問題点)
  6.ピオグリタゾン(チアゾリジン誘導体)〈山本恭平〉
   1.作用機序
   2.薬剤
   3.効果およびエビデンス
   4.血糖低下作用以外の作用
   5.副作用
  7.αグルコシダーゼ阻害薬(αGI)〈山本恭平〉
   1.食後高血糖と心血管イベント
   2.血糖低下作用以外の作用
   3.処方対象
   4.薬剤の種類
   5.副作用
 B.インスリン療法〈鈴木義史〉
  1.インスリン療法の適応
  2.インスリン療法の外来導入と管理
  3.BOT(Basal supported Oral Therapy)
  4.混合型インスリン2回注射法
  5.強化インスリン療法
  6.血糖測定
 C.インクレチン関連注射薬・GLP-1受容体作動薬〈鈴木義史〉
  1.インクレチン関連薬
  2.GLP-1受容体作動薬とは
  3.GLP-1受容体作動薬の臨床効果
  4.実地診療におけるGLP-1受容体作動薬の使い方
  5.外来での導入法と注意
  6.副作用
 D.薬物療法の注意点〈三村正裕〉
  1.低血糖
  2.体重増加
  3.腎障害・肝障害・心不全を有する患者
■4.糖尿病に合併した高血圧の治療〈山本恭平〉
 1.糖尿病合併高血圧の治療
 2.降圧薬の選択
 3.各種降圧薬の特徴と副作用
■5.糖尿病に合併した脂質異常症の治療〈山本恭平〉
 1.治療
 2.治療戦略
■6.手術前後での血糖コントロール〈藤原敏正〉
 1.周術期コントロールのエビデンス
 2.術前に把握すべきこと
 3.周術期血糖コントロールの実際
■7.糖尿病と漢方〈谷川聖明〉
 1.糖尿病治療に頻用される漢方薬
 2.漢方薬の服用方法
 3.注意すべき生薬
 4.最近の治験

第3章 特殊な状態の糖尿病
■1.妊娠と糖尿病〈橘 香穂里〉
 1.GDMのスクリーニングと診断基準
 2.GDM妊婦における合併症
 3.妊娠時の血糖管理目標
 4.妊娠中の食事療法
 5.妊娠中の薬物療法
 6.分娩
 7.産後のフォローアップ
 8.糖尿病合併妊娠について
■2.高齢者と糖尿病 〈小林一貴,横手幸太郎〉
 1.高齢者糖尿病の治療目的
 2.高齢者糖尿病の血糖管理目標
 3.潜在性低血糖/血糖変動および腎機能の評価
 4.薬物療法の注意点
■3.高度肥満と糖尿病 〈齋木厚人,龍野一郎〉
 1.肥満症に対する内科的治療(食事,運動,薬物療法など)
 2.肥満症に対する外科治療とその糖尿病改善効果

第4章 合併症の治療と管理のポイント
■1.急性合併症
 1-1.高血糖クライシス〈岩岡秀明〉
  1.糖尿病ケトアシドーシス
  2.高浸透圧高血糖症候群
 1-2.乳酸アシドーシス〈岩岡秀明〉
  1.乳酸アシドーシスの診断,病態生理,分類,治療
  2.メトホルミン使用上の注意
  3.患者指導のポイント
 2.低血糖(昏睡)〈岩岡秀明〉
  1.頭部CTの前に血糖測定を
  2.多剤処方でも,SU薬は「別包」にする
 3.低血糖症のアプローチと鑑別診断〈櫻井健一〉
  1.まずは低血糖症を疑ってみる
 4.糖尿病と感染症〈岩田健太郎〉
  1.尿路感染症
  2.呼吸器感染症
  3.足感染
  4.その他
■2.慢性合併症
 1.網膜症〈松尾 哲〉
  1.特徴
  2.診断
  3.治療
  4.網膜症と急激な血糖コントロール
  5.眼科で外科的処置が必要になった場合の内科医の協力・連携
 2.腎症〈西村元伸〉
  1.特徴
  2.病期,診断,検査
  3.他の腎疾患との鑑別
  4.治療
 3.神経障害〈西村元伸〉
  1.特徴
  2.分類
  3.診断
  4.管理と治療
 4.大血管障害〈三村正裕〉
  1.糖尿病と冠動脈疾患
  2.閉塞性動脈硬化症
  3.脳梗塞
  4.血糖コントロールによる心血管障害の予防
  5.冠動脈疾患の予防
  6.脳梗塞の予防
 5.足病変〈三村正裕〉
  1.足病変の定義と成因
  2.足病変の予防
  3.足病変の診断と治療
 6.骨病変〈細井孝之〉
  1.はじめに:骨粗鬆症と生活習慣病との関連
  2.糖尿病による骨折リスクの上昇
  3.患者への説明:糖尿病でなぜ骨が弱くなる?
  4.糖尿病における骨折リスク管理と薬物療法
 7.糖尿病とがん〈橋本尚武〉
  1.疫学からみた糖尿病患者とがんの発症
  2.がんを発症した糖尿病患者の予後
  3.糖尿病患者のがんの発症,がん患者の高血糖
  4.がんの早期発見とかかりつけ医の役割
 8.睡眠障害とうつ〈塚原美穂子〉
  1.糖尿病患者の抱えるストレス
  2.糖尿病患者の睡眠障害
  3.糖尿病とうつ病の関係
  4.糖尿病患者のうつ病治療
 9.認知症・ 〈柳澤葉子,徳山芳治〉
  1.認知症と糖尿病
  2.認知症の発症機序と糖尿病
  3.低血糖と認知症
  4.糖尿病治療薬と認知症
  5.認知症のある糖尿病患者の治療
  6.運動療法の効果
  7.環境の整備
 10.歯周病・ 〈三辺正人,工藤値英子〉
  1.歯周病および歯周治療の特色
  2.糖尿病およびその全身合併症のリスク因子としての歯周病の理解
  3.内科での歯周病スクリーニングの奨め
 11.勃起障害(糖尿病ED)〈松尾 哲〉
  1.特徴
  2.診断
  3.治療(内科医でできること)

第5章 他の薬剤との相互作用〈松尾 哲〉
 1.OHA(あるいはインスリン)に対する薬物相互作用
 2.OHA以外の薬剤の糖代謝への影響(血糖値に影響を与える薬剤)

第6章 かかりつけ医と専門医との連携およびチーム医療
■1.かかりつけ医と専門医の役割:地域医療連携〈栗林伸一〉
 1.糖尿病患者数増加と超少子・超高齢社会
 2.日本糖尿病対策推進会議
 3.地域医療連携と連携パス:その目的と課題
 4.連携するための条件
 5.地域医療連携への病院側の実情と考え方
 6.糖尿病における地域医療連携の新たな考え方
 7.糖尿病専門医に依頼する場合
 8.他科に依頼する場合
■2.チーム医療と糖尿病療養指導士制度〈栗林伸一〉
 1.糖尿病管理の難しさ
 2.チーム医療の必要性
 3.日本糖尿病療養指導士とその役割
 4.地域密着型の療養指導士

より理解を深めるためのワンポイント
●日常臨床で役立つ患者への説明用語呂合わせ〈岩岡秀明〉
●外来での糖尿病管理で最低限必要なこと〈栗林伸一〉
●食べ方の工夫〈栗林伸一〉
●運動理論と運動効果を理解しよう!〈栗林伸一〉
●ストレスと健康障害〈栗林伸一〉
●薬剤の特徴〈橋本尚武〉
●現代の生活習慣・肥満・2型糖尿病とDPP-4との関係〈栗林伸一〉
●2つのブドウ糖再吸収機構とSGLT2の選択的な阻害〈内田大学〉
●「肥満症のチーム医療とメンタルケア」〈齋木厚人,龍野一郎〉
●アニオンギャップ(AG)とは?〈岩岡秀明〉
●糖尿病病態とがんの発症の誘因〈橋本尚武〉