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総合スポーツ医学 実践ハンドブック
筆頭著者 山下 敏彦 (編著)
札幌医科大学理事長・学長
その他の著者等 渡邉耕太,片寄正樹,寺本篤史,興村慎一郎,池田祐真,岡田葉平,河合 誠,清水淳也,家里典幸,塚本有彦,吉本三徳,杉 憲,戸田 創,芝山雄二,齋藤 憲,射場浩介,渡邊祐大,橋本暁佳,千葉弘文,沢本圭悟,寺本瑞絵,小川万梨絵,宮田 圭,日景史人,菅 裕司,宇原 久,山本圭佑,大國 毅,角木拓也,宮崎晃亘,蓑内 豊,蜂谷 愛,東郷将成,青山弘達,吉田昌弘,本橋恵美,岩橋孝弥,坂野元彦,田島文博
中外医学社
電子版ISBN
電子版発売日 2022年11月11日
ページ数 279
判型 B5判
印刷版ISBN 978-4-498-07320-3
印刷版発行年月 2022年11月
書籍・雑誌概要
スポーツ医学は「総合医学」である.その理念のもと,本書では整形外科のみならず,内科や婦人科疾患,心理,栄養,薬剤,リハビリ,障がい者スポーツ,歯科……など多岐にわたって,スポーツ医学に関連する分野を網羅した.執筆陣には各領域のエキスパートを揃え,基本知識から患者・家族への説明の仕方まで,平易かつ詳細に解説してもらった.総合的な知識を多角的な視点でとらえて実践で生かせる,心強いテキストである.
目次
I スポーツ選手の診かた
1)スポーツ選手の特性〈渡邉耕太〉
2)競技復帰に向けた機能評価のポイント〈片寄正樹〉
3)現場での対応〈渡邉耕太〉
4)指導者・コーチへの対応〈寺本篤史〉
5)多職種連携の必要性〈寺本篤史〉
II 運動器のスポーツ傷害
1.膝・下肢のスポーツ傷害
1)膝靭帯損傷〈興村慎一郎〉
[理学療法のポイント]前十字靭帯再建術後リハビリテーション〈池田祐真〉
2)半月板損傷〈興村慎一郎〉
[理学療法のポイント]半月板縫合術後リハビリテーション〈池田祐真〉
3)オスグッド・シュラッター病〈興村慎一郎〉
4)離断性骨軟骨炎〈岡田葉平〉
5)膝蓋腱炎(ジャンパー膝)〈岡田葉平〉
[理学療法のポイント]膝蓋腱炎に対するリハビリテーション〈池田祐真〉
6)膝蓋骨脱臼〈岡田葉平〉
7)滑膜ひだ障害(タナ障害,plica syndrome)〈渡邉耕太〉
8)腸脛靭帯炎,鵞足滑液包炎〈渡邉耕太〉
9)変形性膝関節症(中高年スポーツ)〈岡田葉平〉
10)下腿疲労骨折,シンスプリント〈寺本篤史〉
[理学療法のポイント]シンスプリントに対するリハビリテーション〈池田祐真〉
11)アキレス腱周囲炎〈寺本篤史〉
12)アキレス腱断裂〈寺本篤史〉
[理学療法のポイント]アキレス腱断裂術後リハビリテーション〈河合 誠〉
2.足・足関節のスポーツ傷害
1)足関節捻挫〈寺本篤史〉
[理学療法のポイント]足関節外側靭帯修復術後リハビリテーション〈河合 誠〉
2)足関節果部骨折〈寺本篤史〉
3)足底腱膜炎〈渡邉耕太〉
4)外脛骨障害〈渡邉耕太〉
5)三角骨障害〈寺本篤史〉
6)足根骨癒合症〈渡邉耕太〉
7)足部の骨端症:K?hler病,Freiberg病,Sever病,Iselin病〈渡邉耕太〉
8)足部の疲労骨折〈寺本篤史〉
3.股関節・鼠径部・大腿のスポーツ傷害
1)弾発股:内側型,外側型,関節内型〈清水淳也〉
2)鼠径部痛症候群〈清水淳也〉
[理学療法のポイント]関節唇縫合術後リハビリテーション〈池田祐真〉
3)恥骨結合炎,恥骨下枝疲労骨折〈清水淳也〉
4)骨盤裂離骨折:上前腸骨棘裂離骨折,下前腸骨棘裂離骨折,坐骨結節?離骨折〈清水淳也〉
5)ハムストリングス肉離れ〈渡邉耕太〉
[理学療法のポイント]ハムストリングス肉離れに対するリハビリテーション〈池田祐真〉
4.腰部のスポーツ傷害
1)腰痛症(非特異的腰痛)〈家里典幸〉
[理学療法のポイント]腰痛症に対するリハビリテーション〈河合 誠〉
2)腰椎椎間板ヘルニア〈塚本有彦〉
3)腰椎分離症〈家里典幸〉
[理学療法のポイント]腰椎分離症に対するリハビリテーション〈河合 誠〉
4)腰部脊柱管狭窄症(中高年スポーツ)〈吉本三徳〉
5.頸部のスポーツ傷害〈山下敏彦〉
1)頸髄損傷
2)頸椎症,頸椎椎間板ヘルニア
3)頸椎捻挫
4)バーナー症候群
6.肩のスポーツ傷害
1)肩関節脱臼〈杉 憲〉
[理学療法のポイント]肩関節脱臼 鏡視下Bankart修復術後リハビリテーション〈戸田 創〉
2)肩鎖関節脱臼〈杉 憲〉
3)肩腱板損傷〈芝山雄二〉
4)投球障害〈芝山雄二〉
[理学療法のポイント]投球障害肩に対するリハビリテーション〈戸田 創〉
7.肘のスポーツ傷害
1)野球肘(内側型野球肘)〈齋藤 憲〉
[理学療法のポイント]野球肘に対するリハビリテーション〈戸田 創〉
2)離断性骨軟骨炎(外側型野球肘)〈齋藤 憲〉
3)テニス肘(上腕骨外側上顆炎)〈齋藤 憲〉
4)尺骨神経障害〈齋藤 憲〉
8.手のスポーツ傷害
1)突き指,マレット指(槌指)〈射場浩介〉
2)母指中手節関節ロッキング〈射場浩介〉
3)三角線維軟骨複合体損傷〈射場浩介〉
[理学療法のポイント]三角線維軟骨複合体損傷に対するリハビリテーション〈渡邊祐大〉
III 内科的スポーツ障害
1)循環器系障害:長時間運動における急性心不全,スポーツ心臓症候群〈橋本暁佳〉
2)呼吸器系障害:運動誘発気管支喘息,過換気症候群〈千葉弘文〉
3)代謝系障害:運動誘発性低血糖,運動誘発性高尿酸血症,運動後急性腎不全〈橋本暁佳〉
4)心肺蘇生法〈沢本圭悟〉
5)熱中症〈沢本圭悟〉
6)高山病〈沢本圭悟〉
7)突然死〈沢本圭悟〉
IV 婦人科的スポーツ障害
1)月経異常(運動性無月経)〈寺本瑞絵〉
2)月経周期調節〈小川万梨絵〉
3)妊婦のスポーツ〈寺本瑞絵〉
V 頭部のスポーツ傷害〈宮田 圭〉
1)スポーツ脳震盪
2)頭蓋内出血
VI 目のスポーツ傷害〈日景史人〉
1)前房出血
2)雪眼炎
VII 皮膚疾患のスポーツ障害〈菅 裕司,宇原 久〉
1)接触皮膚炎
2)蜂窩織炎
3)日焼け:紫外線による皮膚障害
VIII 鼻・耳のスポーツ傷害
1)鼻出血〈山本圭佑〉
2)鼻骨骨折,眼窩吹き抜け骨折〈大國 毅〉
3)側頭骨骨折〈角木拓也〉
IX 歯・口腔のスポーツ傷害〈宮崎晃亘〉
1)歯の損傷
2)顎骨骨折,顎関節骨折
X メディカルチェック
1)整形外科的メディカルチェック〈渡邉耕太〉
2)内科的メディカルチェック〈千葉弘文〉
3)デンタルチェック(歯科的メディカルチェック)〈宮崎晃亘〉
XI スポーツとメンタル〈蓑内 豊〉
1)スポーツ選手における心理的問題
2)メンタルトレーニング
XII スポーツと栄養
1)アスリートの食事の考え方〈蜂谷 愛〉
2)目的別栄養管理:期分け別のコンディショニング,骨格筋増量,減量,貧血と食事,水分補給,エネルギー不足の問題,スポーツ外傷・障害(栄養管理,体重管理)〈蜂谷 愛,東郷将成〉
XIII アンチ・ドーピング〈青山弘達〉
1)ドーピングとは
2)ドーピング検査の実際
XIV 理学療法とコンディショニング
1)競技復帰に向けた理学療法とコンディショニングの考え方〈片寄正樹〉
2)理学療法の実際〈河合 誠〉
3)コンディショニング,リコンディショニング,パフォーマンス向上〈吉田昌弘〉
ヨガ・ピラティス〈本橋恵美〉
4)スポーツ外傷・障害の予防〈戸田 創〉
XV パラスポーツに対する医学サポート〈岩橋孝弥,坂野元彦,田島文博〉
1)わが国におけるパラスポーツの現状
2)パラスポーツに対する医学サポートの実際と課題
Appendix
1)TOKYO2020医学サポート報告(1)〈渡邉耕太〉
2)TOKYO2020医学サポート報告(2)〈寺本篤史〉
3)TOKYO2020医学サポート報告(3)〈片寄正樹〉
4)TOKYO2020医学サポート報告(4)(選手村ポリクリニック理学療法ルームでの活動報告)〈戸田 創〉
5)北京冬季オリンピック医学サポート報告(1)(張家口)〈渡邉耕太〉
6)北京冬季オリンピック医学サポート報告(2)(北京)〈寺本篤史〉
索引