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CLINICAL NEUROSCIENCE Vol.40 No.03
発達障がい―神経基盤から支援・治療まで
中外医学社
電子版ISBN
電子版発売日 2022年3月1日
ページ数 120
判型 AB判
印刷版ISSN 0289-0585
印刷版発行年月 2022年3月
書籍・雑誌概要
発達障がい―神経基盤から支援・治療まで 文科省の調査によると,自閉スペクトラム症(ASD)・注意欠如・多動症(ADHD)といった発達障がいの可能性のある児童は6%を超えます.これほど多い発達障がいとは何か? その神経基盤は何か? どのように支援し治療することができるのか? 本特集では,ゲノム・脳画像・脳波などヒトでの研究から,動物モデル,薬物治療,支援事業やそれらを支える法規など,発達障がいに関わる分野を広範にカバー.最新の知見に基づいてこれらの問いに迫ります.
目次
目 次
A. 総論
「発達障がい」とは―診断概念の変遷に注目して●加藤秀一 他
発達研究の新たな方法論―ピアジェ再訪●開 一夫
脳の発達●多賀厳太郎
B. ヒトの研究
自閉スペクトラム症と注意欠如・多動症の脳画像研究●山末英典
学習障害の神経基盤●内山仁志
自閉スペクトラム症の発症に関わるゲノムバリアント●久島 周
自閉症の認知の特徴とその神経基盤●中野珠実
感覚・知覚の特徴●和田 真
視線計測●細澤麻里子 他
脳波・脳磁図計測●岩谷祥子 他
コホート研究と発達障がい●土屋賢治
C. 動物モデル・系統発生
齧歯類のモデル●内匠 透
自閉スペクトラム症の霊長類モデル●磯田昌岐
模倣の系統発生●明和政子
共同注意の系統発生●山本真也
D. 治療・サポート
応用行動分析●井上雅彦
障害児通所支援事業●山本崇博
成人期発達障害に対するデイケア・就労支援●五十嵐美紀 他
発達障害者支援法●日詰正文
E. 薬物治療
自閉スペクトラム症(ASD)●棟居俊夫
注意欠如・多動症(ADHD)●洲鎌倫子
連載
細胞のメカニズムと神経疾患
エネルギー代謝と摂食を一次繊毛から読み解く●斎藤祐見子 他
臨床医のための神経病理 再入門(編集協力:冨本秀和)
脊髄梗塞●亀田知明 他
臨床中枢神経生理A to Z
[運動誘発電位 (3)]脳幹刺激と円錐部刺激●松本英之
分子から迫る神経薬理学(編集:櫻井 隆)
FFAR(free fatty acid receptor,遊離脂肪酸受容体)の臨床応用●市村敦彦
検査からみる神経疾患
脳神経領域における拡散MRI の臨床応用●伊藤賢司
神経疾患の新しい治療
多発性筋炎・皮膚筋炎●平形道人
ニューロサイエンスの最新情報
睡眠の質を決める神経活動●田渕理史
Q&A―神経科学の素朴な疑問
ヒトの瞳は丸いのに,ヤギの瞳はなぜ横に四角いのですか?●櫻井富士朗
素顔のニューロサイエンティスト
Genevieve Konopka●臼井紀好
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