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UKAマスターバイブル
メジカルビュー社
電子版ISBN
電子版発売日 2023年1月31日
ページ数 160
判型 A4
印刷版ISBN 978-4-7583-2180-8
印刷版発行年月 2023年2月
書籍・雑誌概要
人工膝関節単顆置換術(uni-compartmental knee arthroplasty;UKA)は,TKAに比べて侵襲・術後疼痛が小さく,機能回復も早く,なにより患者満足度が非常に高いというメリットがあり,⻑期成績でも良好なデータが得られるようになってきており,近年は手術件数が増加してきている。
本書では,Zimmer Biomet 社による講習会「Oxford® Partial Knee Instructional Course」での講義内容をベースに,UKAの正しい理解と知識習得に向けて,適応,手術手技から合併症や術後評価・患者管理までを詳細に解説する。
目次
1章 総論
▶ 1 UKAの歴史:開発からOxford UKAの導入まで [吉田研二郎]
はじめに
開発初期:脛骨板
現在のUKAデザインの始まり:1960年代
UKAよりTKA:1970~80年代
UKAの改善:1990年代
小切開UKA
Oxford UKAの導入
おわりに
▶ 2 UKAの歴史:2002年の日本導入以後 [福岡慎一]
はじめに
2002年:日本へのOxford UKA導入
2004年:High‒flex femoral component
2005,2010年:Anatomical bearing
2012年:MicroplastyTM
2015年:セメントレスOxford UKA
▶ 3 なぜmobile bearing type UKAなのか [福岡慎一]
UKAの種類
Fixed bearing type UKAの特徴
Mobile bearing type UKAの特徴
なぜmobile type UKAなのか?
▶ 4 UKAの臨床成績 [乾 洋]
はじめに
内側型
外側型
2章 Oxford UKAの適応
▶ 1 術式の選択・判断基準 [児玉隆夫]
はじめに
準備する画像
Decision Aidを用いて
その他手術適応について
▶ 2 Antero‒medial osteoarthritis [福岡慎一]
はじめに
UKAの適応
術後成績
おわりに
▶ 3 骨壊死症(osteonecrosis) [乾 洋]
はじめに
膝骨壊死症の分類
手術適応
実際のONに対するOxford UKA手術における注意点
脛骨側の骨壊死
▶ 4 適応外にする必要のない病態・変性 [児玉隆夫]
はじめに
Oxford mobile UKAの適応
禁忌
考察
まとめ
▶ 5 TKAへのコンバージョンを考慮すべき場合 [浜口英寿]
ベアリング脱臼
インプラントのゆるみ
外側変形性膝関節症の進行
ポリエチレンの摩耗
サイズ選択の誤り
“Unexplained pain”
UKAからTKAへのコンバージョンの注意点
3章 手術の実際
▶ 1 術前計画・手術準備 [平中崇文]
術前計画
術前準備
▶ 2 手術ステップ [道下和彦]
はじめに
適応:前内側OA
Step 1:脛骨骨切り
Step 2:大腿骨骨切り
Step 3:トライアル設置
Step 4:ギャップ計測
Step 5:ミリング
Step 6:インプランティング
Fixed UKAの手術ステップ
▶ 3 Oxford UKAの具体的な手術手技 [吉田研二郎]
はじめに
手術適応
術前計画
手術の流れと具体的な手術手技
おわりに
▶ 4 セメンティングテクニック [福岡慎一]
UKAにおけるセメンティング
セメントの特性
Implant‒cement interface
Cement‒bone interface
まとめ
▶ 5 手術におけるピットフォール [浜口英寿]
展開のピットフォール
脛骨縦切りのピットフォール
脛骨横切りのピットフォール
IMロッドの刺入点のピットフォール
ミリングのピットフォール
伸展ギャップ測定のピットフォール
伸展屈曲ギャップ調整のピットフォール
大腿骨前方クリアランス作製のピットフォール
脛骨トライアルのサイズ決定におけるピットフォール
4章 合併症とその対策
▶ 1 骨折,インプラントのゆるみ,モバイルベアリング脱転 [平中崇文]
はじめに
合併症:骨折
合併症:ゆるみ
合併症:モバイルベアリング脱転
▶ 2 感染 [武井 聰]
はじめに
診断
治療
まとめ
▶ 3 外側軟骨変性進行(lateral progression) [武井 聰]
はじめに
頻度
外側化の原因
診断
人工関節による治療方法
まとめ
5章 術後評価・患者管理
▶ 1 X線評価 [道下和彦]
術後X線評価
術後X線撮影法
X線像による評価
セメント固定における術後X線像透亮像(radiolucencies)
▶ 2 術後管理 [富樫栄太]
はじめに
疼痛管理
出血
リハビリテーション
筆者の行っている術後管理
おわりに
これからのUKA [吉田研二郎]
おわりに [福岡慎一]