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肉腫化学療法マスタークラス
筆頭著者 川井 章 (編集)
国立がん研究センター中央病院骨軟部腫瘍・リハビリテーション科医長
南山堂
電子版ISBN 978-4-525-98081-8
電子版発売日 2016年6月6日
ページ数 366
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-525-42111-3
印刷版発行年月 2015年6月
書籍・雑誌概要
希少である肉腫に対しても分子標的薬の時代となってきた.また化学療法は徐々に外来投与へ移行し,より良いQOLをより長く維持することを目標として,広く認識されるようになってきた.
本書は肉腫に携わる整形外科医,腫瘍内科医へ化学療法に関する最新かつ最良の知見を盛り込んだ他に類をみない書籍である.
目次
Lesson 1. 疾病と治療の歴史を紐解く
1 骨 肉 腫
2 Ewing肉腫
3 横紋筋肉腫
4 軟部肉腫(非円形細胞肉腫)
Lesson 2.肉腫化学療法のキードラッグを理解する
1 ドキソルビシン
2 イホスファミド
3 シスプラチン
4 メトトレキサート
5 パゾパニブ
6 デノスマブ
7 ゾレドロン酸
8 エトポシド
9 タキサン系
10 イマチニブ
11 リダフォロリムス
Lesson 3.肉腫化学療法の多剤併用療法を理解する
1 AI療法
2 MAID療法
3 GEM+DOC療法
4 AP療法
5 VDC/IE療法
6 VAIA療法
7 VAC療法
8 IE療法
Lesson 4.新たな治療選択となる薬剤を知る
1 肉腫に対する早期治療(薬物)開発
2 エリブリン
3 トラベクテジン
4 TH-302
Lesson 5.肉腫化学療法の組織別治療戦略を理解する
1 骨肉腫
2 Ewing肉腫
3 横紋筋肉腫
4 軟部肉腫(非円形細胞肉腫)
5 骨巨細胞腫
6 デスモイド
7 肉腫に対する放射線治療
Lesson 6.肉腫化学療法の副作用対策と支持療法を理解する
1 血液毒性
2 感 染 症
3 消化器毒性
4 腎 毒 性
5 神経毒性
6 高血圧・循環器症状
7 薬物アレルギー・薬疹
8 皮膚障害
9 呼吸困難
10 浮 腫
Lesson 7.がん骨転移の薬物療法・支持療法を理解する
1 骨転移の薬物療法
2 転移性骨腫瘍と放射線治療
3 骨転移の保存的治療
Lesson 8.症例から肉腫の転移例を理解する
1 骨 肉 腫
初発時切除可能肺転移病変を有する進行例
2 Ewing肉腫
標準治療後に肺転移を生じた進行例
3 軟部肉腫 ①
原発巣手術治療後に遠隔転移を生じた進行例
4 軟部肉腫 ②
補助化学療法,原発巣手術後に遠隔転移を生じた進行例
5 軟部肉腫 ③
初診時手術不能の転移進行例
6 軟部肉腫 ④
組織特異的な治療効果を示した転移進行例
日本語索引
外国語索引