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関節リウマチ治療実践バイブル
筆頭著者 竹内 勤 (編)
慶應義塾大学教授
南江堂
電子版ISBN 978-4-524-28467-2
電子版発売日 2016年6月6日
ページ数 290
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-524-26862-7
印刷版発行年月 2013年5月
書籍・雑誌概要
急激な進歩を遂げている関節リウマチの診断と治療の実際を第一線で活躍する医師が詳しく解説.新分類基準と新寛解基準,関節エコー,新薬など,リウマチ診療の“いま”を完全網羅.とくに薬物療法では,アンカードラッグであるmethotrexateや生物学的製剤について,概説から効果的な使い方,副作用対策,実際の症例まで丁寧に解説.リウマチ診療に携わる全医師必読のバイブル.
目次
【内容目次】
I 押さえておくべき基本知識
1.診療のパラダイムシフト-関節リウマチの今と昔
2.関節リウマチの定義
3.関節リウマチの概念(疫学,自然経過,予後)
4.関節リウマチの成因と病態
5.関節リウマチの病型
6.関節の構造と機能
7.関節リウマチと骨粗鬆症
II 治療につながる診断力
1.診断のフローチャート
2.関節リウマチの新分類基準の使い方
3.関節リウマチの臨床症状
4.関節リウマチの身体所見のとり方(問診,視診,触診,聴診)
5.関節リウマチの鑑別診断
6.関節リウマチの検査法と評価法
a.一般血液検査
b.尿・便検査
c.生化学検査
d.炎症マーカー
e.免疫・血清学的検査
f.凝固・線溶検査
g.関節液検査
h.病理学的検査
7.関節リウマチの画像診断と評価法
a.各画像診断法の位置付け(画像診断総論)
b.X線
c.CT
d.関節エコー
e.MRI
f.PET・シンチグラフィー
g.関節鏡検査
8.疾患活動性の評価法
9.身体機能の評価法
III 治療薬について知る
1.治療薬総論
2.免疫調節薬
3.免疫抑制薬
4.生物学的製剤
5.補助的治療薬
6.今後臨床導入が見込まれる治療薬
IV 薬物療法の最新指針
1.薬物治療のフローチャート
2.関節リウマチにおけるTreat to Targetとは
3.新寛解基準の使い方
4.methotrexateの効果的な使い方
5.生物学的製剤の使い分けと導入時期
6.免疫抑制薬(methotrexate以外)の効果的な使い方
7.免疫調節薬の効果的な使い方
8.非ステロイド抗炎症薬の効果的な使い方
9.ステロイドの効果的な使い方
10.薬物療法を止めるタイミングとは
V 特殊なケースの薬物療法
1.肺障害がある場合
2.肝障害がある場合
3.腎障害がある場合
4.感染症がある場合
5.骨粗鬆症がある場合
6.妊婦の場合
VI 薬物療法の副作用対策
1.生物学的製剤
2.免疫抑制薬
3.免疫調節薬
4.ステロイド・他の薬剤
VII ケースから学ぶ上手な薬物療法
1.methotrexate最大投与量が効果的であったケース
2.infliximabが効果的であったケース
3.etanerceptが効果的であったケース
ケース1
ケース2
ケース3
4.adalimumabが効果的であったケース
5.tocilizumabが効果的であったケース
生物学的製剤にナイーブな症例にTCZを行った例
TNF阻害薬に効果不十分でTCZに切り替えた症例
TCZ治療を中止後再開した症例
6.abataceptが効果的であったケース
7.golimumabが効果的であったケース
methotrexate非併用例
methotrexate併用例
8.免疫抑制薬(methotrexate以外)が活用できたケース:tacrolimusが奏効した3例
methotrexate不耐性の1例
SASPの効果が減弱した維持透析中の1例
間質性肺炎を合併した全身性硬化症とRAの重複症候群の1例
9.免疫調節薬が活用できたケース
sodium aurothiomalateが活用できたケース
bucillamineが活用できたケース
salazosulfapyridineが活用できたケース
VIII その他の治療法の知識
1.リハビリテーション
2.滑膜切除術・関節形成術
3.人工関節置換術
4.血漿交換療法
5.白血球除去療法
索引
コラム
(1)関節エコーは何故必要か?
(2)関節リウマチのゲノムワイド関連解析とは?
(3)RRR試験のポイント
(4)若年性特発性関節炎での生物学的製剤の使い方