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栄養管理でみるみる治る褥瘡治療のコツ
基礎がわかるとこんなに違う
筆頭著者 大村 健二 (編)
上尾中央総合病院栄養サポートセンターセンター長
南江堂
電子版ISBN 978-4-524-28505-1
電子版発売日 2016年6月6日
ページ数 168
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-524-26499-5
印刷版発行年月 2012年6月
書籍・雑誌概要
褥瘡の予防・治療には摂取カロリーや蛋白質量などの栄養管理も重要とされ,患者の病態に応じた対応が必要となる.本書では予防・治療における「栄養管理の実際」をテーマに,皮膚の正常構造や創傷の治癒過程など褥瘡を診る上で知っておくべき基礎知識も含め,褥瘡治療の全てがわかる.病態ごとの栄養管理の症例も多数掲載.褥瘡治療に関わる全てのスタッフ必読の書.
目次
【内容目次】
I なぜ褥瘡が起こるのか? 皮膚の正常構造と褥瘡好発部位の解剖
1.皮膚の正常の解剖(微細構造)
2.褥瘡ができやすい部位(仙骨部)の肉眼解剖
3.褥瘡の発生メカニズム
II 治るときと治らないときの違いは? 創傷の治癒過程と阻害因子
1.創傷の正常の治癒過程
2.治癒を阻害する因子
III これだけは知っておきたい! 褥瘡管理に必要な栄養学の基礎知識
1.褥瘡と栄養障害
2.褥瘡管理に必要な生化学の知識
3.低栄養に対する栄養管理
4.過栄養に対する栄養管理
IV 褥瘡の予防・管理を知る
1.褥瘡予防のための栄養管理
2.褥瘡の予防とケア
3.褥瘡のアセスメント(DESIGN-P/DESIGN-R)
V 褥瘡治療と栄養管理を知る
1.褥瘡治療の基本
2.褥瘡治癒を促進させる栄養管理
VI 栄養管理の実践
慢性の低栄養症例(合併症を有する場合)
CASE 1 同居家族がまったく関わらない,1人暮らし同然の褥瘡ケアは困難
CASE 2 骨折後に褥瘡が発生した認知症を有する高齢者の栄養管理
CASE 3 アルコール性肝硬変による昏睡状態の患者に生じた褥瘡ケアと栄養管理
CASE 4 糖尿病を有する過体重の患者に発生した褥瘡の栄養管理
CASE 5 在宅で褥瘡を発生したパーキンソン病患者の栄養管理
CASE 6 呼吸困難感・うつ状態による食欲不振のある患者
CASE 7 脳梗塞後遺症で自力体位変換ができないCKD患者
急性の低栄養症例(手術後,重度外傷,クワシオルコルなど)
CASE 8 緊急手術による高度炎症と手術後の高血糖によって発症した重度褥瘡患者
CASE 9 寝たきり患者の巨大褥瘡にアルギニン強化栄養剤が有効であった例
CASE 10 偏った食事により低栄養となった患者の褥瘡管理
VII チーム医療・連携はどうする?
付録 褥瘡治療で使用される栄養補助食品一覧
索引