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わかりやすい血栓と止血の臨床
筆頭著者 日本血栓止血学会 (編)
南江堂
電子版ISBN 978-4-524-28537-2
電子版発売日 2016年6月6日
ページ数 292
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-524-26449-0
印刷版発行年月 2011年6月
書籍・雑誌概要
血栓止血学は,内科・外科・小児科等領域を問わず横断的に関わる学問領域であり,臨床的にも重要なテーマである.本書は,日本血栓止血学会編集委員会による血栓止血学の網羅的な解説書である.診療が難しいとされる血栓性疾患,出血性疾患について,日常臨床で生じる疑問や臨床上有用な事項を中心にエキスパートがわかりやすく解説.全科医師に必携のテキストブック.
目次
【内容目次】
I 臨床血栓止血学オーバービュー
II 血栓止血異常の病態と臨床検査
1.臨床検査室から臨床へ
2.凝固・線溶と臨床検査
3.血液凝固異常症の臨床と検査—血栓性素因の診断
4.血栓止血関連マーカーの標準化
5.術前検査としての凝血学的検査—出血と血栓症の対策
6.血栓止血異常と皮疹の種類・鑑別
7.小児科で遭遇する出血性/血栓性疾患
III 血小板関連疾患
1.血小板と臨床検査
2.血小板数の低下する疾患・病態の鑑別
3.網血小板/幼若血小板比率測定の臨床応用
4.血小板機能異常症の診断と対応
5.本態性血小板血症の診断と治療
6.血球貪食症候群の病態・診断・治療
IV 出血性疾患
1.出血傾向の鑑別
2.出血斑の種類と病因
3.特発性血小板減少性紫斑病の診断と治療
4.特発性血小板減少性紫斑病と妊娠中の問題点
5.血友病の診断と治療
6.その他の先天性凝固因子障害症の診断と治療
7.von Willebrand病の診断と治療
8.後天性血友病・後天性von Willebrand病の診断と治療
9.血友病症例の手術と止血管理
10.ビタミンK欠乏症の臨床
V 血栓性疾患
1.血栓性疾患を診たときの考え方
2.先天性凝固阻止因子欠乏症—アンチトロンビン欠損症,プロテインC欠損症,プロテインS欠損症
3.脳血管障害と抗血栓療法
4.心疾患と抗血栓療法
5.線溶療法の考え方と治療薬剤
6.末梢動脈疾患の診断と治療
7.静脈血栓塞栓症の予防・治療ガイドラインについて
8.深部静脈血栓症の病態と臨床
9.肺血栓塞栓症の診断と治療
10.肺血栓塞栓症/深部静脈血栓症の診断・治療マーカー(フィブリン関連マーカーを中心に)
11.整形外科領域における深部静脈血栓症
12.下肢静脈エコーの実際
13.頸動脈エコーの実際
VI 血小板数減少を伴う血栓性疾患
1.血栓性血小板減少性紫斑病の診断と治療
2.造血幹細胞移植後血栓性微小血管障害症の診断と治療
3.HELLP症候群
4.ヘパリン起因性血小板減少症の診断
5.ヘパリン起因性血小板減少症の治療
6.抗リン脂質抗体症候群の診断
7.抗リン脂質抗体症候群の治療
8.抗リン脂質抗体症候群の不育症
9.播種性血管内凝固症候群の病態・診断
10.播種性血管内凝固症候群の治療
11.救急領域における播種性血管内凝固症候群の診断と治療
VII 抗血栓療法
1.抗血小板療法の実際
2.経口抗凝固薬の適正使用
3.ヘパリン類の適正使用
4.抗血栓療法と観血的処置—消化器内科の立場より
5.抗血栓療法と観血的処置—循環器内科の立場より
6.抗血栓療法と観血的処置—救急/外科の立場より
7.抗血栓療法と観血的処置—産婦人科の立場より
8.抗血栓療法と観血的処置—歯科の立場より
VIII 血液製剤輸血の適応と使用法
1.血小板製剤
2.新鮮凍結血漿
3.血液凝固因子製剤(VWF,fibrinogen,factor XIII)
4.血液凝固因子製剤(AT,APC)
5.Factor VIIa製剤
6.トロンボモジュリン製剤(リコモジュリンR)
7.血漿分画製剤(免疫グロブリン)
8.活性型プロトロンビン複合体製剤
IX 止血薬,抗線溶薬の適応と使用法
1.血管強化薬と局所止血薬
2.凝固促進薬(ビタミンK,プロタミン)
3.抗線溶薬(トラネキサム酸)
4.DDAVP
索引