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臨床に直結する血栓止血学 改訂2版
筆頭著者 朝倉 英策 (編著)
金沢大学附属病院高密度無菌治療部 病院臨床教授
その他の著者等 中尾眞二/安本篤史/矢冨 裕/橋口照人/小宮山 豊/滝野 豊/家子正裕/森下英理子/野上恵嗣/松本智子/一瀬白帝/門平靖子/窓岩清治/寺上貴子/關谷暁子/丸山慶子/小亀浩市 /古賀 震/石倉宏恭/岡本好司/高木 明/備後真登/大畑雅彦/冨山佳昭/小西晶子/野村昌作/高見昭良/松下 正/鈴木伸明/松本雅則/野島順三/中村浩之/渥美達也/宮川義隆/天野景裕/竹谷英之/大森 司/長屋聡美/朝比奈俊彦/道満剛之/堀内久徳/松本剛史/金子 誠/國島伸治/辻本早希/塩谷隆信/内場光浩/管 析/佐藤伸一/関 義信/川杉和夫/池添隆之/和田英夫/伊藤隆史/早川峰司/真弓俊彦/大坪広樹/林 朋恵/内山俊正/長江千愛/瀧 正志/小林隆夫/小嶋哲人/安達知子/山田典一/池田正孝/宋 智亨/冨田尚裕/木村圭一/梶波康二/斉藤竜平/小林淳二/西村純一/杉原清香/成田朋子/飯田真介/三好剛一/根木玲子/山崎昌子/後藤聖司/矢坂正弘/久志本成樹/徳永敬介/山田真也/浦野哲盟/荒幡昌久/菅 幸生/日笠 聡/藤井輝久/片山春奈/鈴木隆史/嶋 緑倫/射場敏明
中外医学社
電子版ISBN
電子版発売日 2018年11月12日
ページ数 688
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-498-12579-7
印刷版発行年月 2018年10月
書籍・雑誌概要
前版(2013年)より数多くの進展がみられる血栓止血学の領域について、専門外の読者にもわかりやすく、すぐ
に役立つ知識を中心に解説した入門書の改訂2版。大幅なボリュームアップ、「ポイント」「ここがコンサルトさ
れやすい!」「症例紹介」「ピットフォール」「お役立ち情報」の記載などにより、「臨床に直結」した内容のさ
らなる充実を図りました。血栓止血のエキスパートではない一般臨床医、血液専門医、他科専門医、研修医、臨床
検査技師、薬剤師、医学生、保健学科学生の方々に特に役立つ一冊です。
目次
1章 総論
1 止血の生理と血栓の病態 〔朝倉英策 中尾眞二〕
2章 血栓止血関連検査
1 臨床検査室の役割 〔安本篤史 矢冨 裕〕
2 臨床医にとっての血栓止血関連検査の意義 〔橋口照人〕
3 教育機関および企業における血栓止血検査教育の意義と挑戦 〔小宮山 豊 滝野 豊〕
4 凝固検査検体取扱いに関するコンセンサス 〔家子正裕〕
5 血栓性素因の検査の進め方 〔森下英理子〕
6 出血性素因の検査の進め方 〔森下英理子〕
7 プロトロンビン時間(PT),PT−INR 〔朝倉英策〕
8 活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT) 〔朝倉英策〕
9 ループスアンチコアグラントとクロスミキシング試験 〔家子正裕〕
9−1 ループスアンチコアグラント(LA)
9−2 クロスミキシング試験
10 第VIII因子インヒビター,第IX因子インヒビター 〔野上恵嗣 松本智子〕
11 第XIII/13因子インヒビター(厚生労働省指定難病288−1) 〔一瀬白帝〕
12 第V因子インヒビター 〔門平靖子 朝倉英策〕
13 トロンボテスト(TT),ヘパプラスチンテスト(HPT),PIVKA-II 〔朝倉英策〕
14 フィブリノゲン 〔窓岩清治〕
15 FDP/D−ダイマー 〔窓岩清治〕
16 アンチトロンビン,プロテインC,プロテインS 〔森下英理子〕
16−1 アンチトロンビン(AT)
16−2 プロテインC(PC)
16−3 プロテインS(PS)
17 DOACのAT・PC・PS測定への影響 〔森下英理子 寺上貴子〕
18 先天性AT・PC・PS欠乏症の遺伝子検査 〔關谷暁子 森下英理子〕
19 PS Tokushima(K196E)変異の検査 〔丸山慶子 小亀浩市〕
20 TAT,F1+2 〔朝倉英策〕
21 SF/FMC 〔古賀 震〕
22 PIC,プラスミノゲン,α2PI,PAI,t−PA・PAI−1複合体 〔朝倉英策〕
23 敗血症とPAI−1 〔石倉宏恭〕
24 敗血症とプロカルシトニン,プレセプシン 〔石倉宏恭〕
24−1 プロカルシトニン
24−2 プレセプシン(可溶性CD14 subtype: sCD14−ST)
25 敗血症とHMGB1 〔岡本好司〕
26 血液凝固因子 〔高木 明〕
27 合成基質法による凝固因子活性測定 〔備後真登〕
28 破砕赤血球 〔大畑雅彦〕
29 血小板数,MPV,PDW 〔冨山佳昭〕
30 心血管疾患とMPV,PDW 〔朝倉英策〕
31 出血時間,血小板凝集能 〔小西晶子 野村昌作〕
31−1 出血時間
31−2 血小板凝集能
32 幼若血小板比率(IPF) 〔高見昭良〕
33 VWF抗原,VWF活性,VWFマルチマー構造解析 〔松下 正 鈴木伸明〕
34 ADAMTS13活性,抗ADAMTS13抗体 〔松本雅則〕
35 HIT抗体 〔安本篤史 矢冨 裕〕
36 トロンボモジュリン(TM) 〔朝倉英策〕
37 抗カルジオリピン抗体,抗カルジオリピン−β2GPI複合体抗体,抗β2GPI抗体 〔野島順三〕
38 新しい抗リン脂質抗体検査 〔中村浩之 渥美達也〕
39 Lp(a),ホモシステイン 〔森下英理子〕
40 術前止血検査 〔岡本好司〕
3章 出血性疾患
1 特発性血小板減少性紫斑病(ITP) 〔宮川義隆〕
2 妊娠時のITP管理 〔冨山佳昭〕
3 血友病 〔天野景裕〕
4 血友病に対する整形外科的治療 〔竹谷英之〕
5 血友病の遺伝子治療 〔大森 司〕
6 稀な先天性凝固因子欠乏/異常症 〔森下英理子〕
7 先天性第X因子欠乏症の臨床と遺伝子検査 〔長屋聡美 森下英理子〕
8 von Willebrand病 〔松下 正 鈴木伸明〕
9 先天性血液凝固因子欠損症の妊娠管理 〔朝比奈俊彦〕
10 後天性血友病 〔野上恵嗣〕
11 後天性von Willebrand症候群 〔道満剛之 堀内久徳〕
12 自己免疫性第XIII/13因子欠乏症(厚労省指定難病288−1) 〔一瀬白帝〕
13 ビタミンK欠乏症 〔松本剛史〕
14 先天性血小板機能異常症 〔金子 誠 矢冨 裕〕
15 先天性巨大血小板性血小板減少症 〔國島伸治〕
16 後天性血小板機能異常症 〔大森 司〕
17 IgA血管炎(アレルギー性紫斑病,Henoch−Schönlein紫斑病) 〔辻本早希 野村昌作〕
18 単純性紫斑病,老人性紫斑病 〔小西晶子 野村昌作〕
18−1 単純性紫斑病
18−2 老人性紫斑病
19 遺伝性出血性末梢血管拡張症(オスラー病) 〔塩谷隆信〕
20 アミロイドーシス 〔森下英理子〕
21 α2AP低下と出血 〔内場光浩〕
22 皮膚科領域における出血性病態 〔管 析 佐藤伸一〕
4章 血小板数低下を伴う血栓性疾患
1 播種性血管内凝固症候群(DIC) 〔朝倉英策〕
2 日本血栓止血学会DIC診断基準2017年版 〔朝倉英策〕
3 がん(固形がん)とDIC 〔関 義信〕
4 造血器悪性腫瘍とDIC 〔川杉和夫〕
5 急性前骨髄球性白血病とDIC 〔池添隆之〕
6 敗血症とDIC 〔和田英夫 松本剛史〕
7 PAMPs/DAMPsとDICの臨床 〔伊藤隆史〕
8 外傷とDIC 〔早川峰司〕
9 急性膵炎とDIC 〔真弓俊彦 大坪広樹〕
10 腹部大動脈瘤・解離性大動脈瘤とDIC 〔林 朋恵〕
11 臨床検査医学とDIC 〔内場光浩〕
12 内科領域のDIC 〔内山俊正〕
13 熱中症とDIC 〔早川峰司〕
14 外科領域のDIC 〔岡本好司〕
15 小児科領域のDIC 〔長江千愛 瀧 正志〕
16 産科領域のDIC 〔小林隆夫〕
17 血栓性血小板減少性紫斑病(TTP) 〔松本雅則〕
18 溶血性尿毒症症候群(HUS) 〔松本雅則〕
19 HELLP症候群 〔小林隆夫〕
20 ヘパリン起因性血小板減少症(HIT) 〔安本篤史 矢冨 裕〕
21 造血幹細胞移植後の血栓性病態 〔池添隆之〕
5章 血栓性疾患
1 先天性アンチトロンビン(AT)・プロテインC(PC)・プロテインS(PS)欠乏症 〔森下英理子〕
2 アンチトロンビンレジスタンス(ATR) 〔小嶋哲人〕
3 先天性AT・PC・PS欠乏症の妊娠管理 〔安達知子〕
4 抗リン脂質抗体症候群(APS) 〔家子正裕〕
5 APSの妊娠管理 〔林 朋恵〕
6 深部静脈血栓症・肺血栓塞栓症 〔山田典一〕
7 周術期静脈血栓塞栓症の予防と治療 〔池田正孝 宋 智亨 冨田尚裕〕
8 閉塞性動脈硬化症(PAD) 〔木村圭一〕
9 循環器領域における血栓性疾患の治療 〔梶波康二 斉藤竜平〕
10 脂質異常と血栓症 〔小林淳二〕
11 発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH) 〔朝倉英策〕
12 PNHに対するエクリズマブ治療と血栓症 〔西村純一 杉原清香〕
13 骨髄増殖性腫瘍(PV,ET)と血栓症 〔朝倉英策〕
14 多発性骨髄腫と血栓症 〔成田朋子 飯田真介〕
15 化学療法と血栓症 〔朝倉英策〕
16 皮膚科領域における血栓性病態 〔管 析 佐藤伸一〕
17 女性ホルモン剤と血栓症 〔三好剛一 根木玲子〕
6章 抗血栓療法
1 抗血小板療法 〔山崎昌子〕
2 ワルファリン 〔小嶋哲人〕
3 ワルファリンの中和:各種治療法の比較 〔後藤聖司 矢坂正弘〕
4 ワルファリンの中和:プロトロンビン複合体製剤(ケイセントラⓇ) 〔久志本成樹〕
5 直接経口抗凝固薬(DOAC) 〔朝倉英策〕
6 DOACのモニタリング 〔家子正裕〕
7 非弁膜症性心房細動に対するDOAC治療 〔徳永敬介 矢坂正弘〕
8 静脈血栓塞栓症に対するDOAC治療〜悪性腫瘍例を中心に〜 〔朝倉英策〕
9 作用機序からみたDOACとワルファリンの使い分け 〔山田真也 朝倉英策〕
10 DOACの中和剤 〔朝倉英策〕
11 へパリン類,アルガトロバン 〔朝倉英策〕
12 線溶療法 〔浦野哲盟〕
13 PAI−1およびTAFIによる線溶活性制御機構と抗血栓療法 〔浦野哲盟〕
14 高齢者に対する抗血栓療法 〔荒幡昌久 朝倉英策〕
15 抗血栓薬の薬学的観点からの管理 〔菅 幸生〕
16 抗血栓療法時の出血に対する基本的考え方 〔朝倉英策〕
7章 血液製剤・止血剤
1 濃厚血小板 〔高見昭良〕
2 新鮮凍結血漿 〔高見昭良〕
3 凝固因子製剤(第VIII因子,第IX因子,第XIII因子) 〔日笠 聡〕
4 半減期延長凝固因子製剤(第VIII因子,第IX因子) 〔藤井輝久〕
5 遺伝子組換え活性型第VII因子製剤(rFVIIa)(ノボセブンⓇHI) 〔片山春奈 鈴木隆史〕
6 活性型プロトロンビン複合体製剤(ファイバⓇ) 〔松本剛史〕
7 血液凝固第X因子加活性化第VII因子(バイクロットⓇ) 〔備後真登〕
8 エミシズマブ(ヘムライブラⓇ) 〔嶋 緑倫〕
9 アンチトロンビン製剤 〔射場敏明〕
10 遺伝子組換えトロンボモジュリン製剤 〔池添隆之〕
11 デスモプレシン酢酸塩水和物(DDAVP) 〔日笠 聡〕
12 トラネキサム酸(トランサミンⓇ) 〔朝倉英策〕
索引