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実践3D心エコー図法
筆頭著者 吉田 清 (編)
心臓病センター榊原病院部長
その他の著者等 穂積健之
南江堂
電子版ISBN 978-4-524-28515-0
電子版発売日 2016年6月6日
ページ数 180
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-524-26444-5
印刷版発行年月 2012年3月
書籍・雑誌概要
3D心エコー図法は,従来の2Dでは得られなかった心臓の複雑な立体的構造をより正確に・簡便に把握することができる.本書では,3D心エコー図法の基本から実践的な使い方,さらに疾患ごとの見方に加え,3D心エコー図法が特に有効な症例も紹介,3D心エコー図法を臨床で適切に使用するための必携書.
目次
【内容目次】
第I章 総論
A 3D心エコー図法の基本
a.3D画像データの記録法
b.3D画像データからの画像表示法
B 3D心エコー図法の実践的使い方
(1)経胸壁アプローチ
a.装置について
b.3D心エコー図法の対象(適応)
c.3D心エコー図法での記録方法
d.3D心エコー図法での画像表示と評価のしかた
(2)経食道アプローチ
a.装置について
b.3D心エコー図法の対象(適応)
c.3D心エコー図法での記録方法
d.3D心エコー図法での画像表示と評価のしかた
C 3D心エコー図法による心機能評価
(1)心腔容量・駆出率評価
a.左室
b.左房
c.右室
(2)心筋重量評価
a.従来の心筋重量評価法
b.3D心エコー図法による心筋重量評価法
(3)局所壁運動評価
a.左室壁運動の定性評価
b.左室壁運動の定量評価
(4)dyssynchrony評価
a.3D心エコー図法による局所左室収縮の評価法
b.左室dyssynchronyの3Dイメージング(電気興奮と収縮伝播の比較)
c.3D心エコー図法によるdyssynchronyの定量化
d.今後の課題
D 3D心エコー図法による弁の定量解析
(1)僧帽弁
a.僧帽弁形状の3D解析の意義
b.僧帽弁構造
c.3D心エコー図法による評価
d.今後の課題
(2)大動脈弁・大動脈
a.大動脈弁の形態と大動脈弁口面積
b.大動脈基部
c.大動脈逆流の定量
第II章 疾患編
A 虚血性心疾患
(1)狭心症
a.狭心症の診断のための負荷
b.3D心エコー図法でのモード設定
c.ドブタミン負荷3D心エコー図法の冠動脈疾患診断能
(2)心筋梗塞
a.心筋バイアビリティの評価
b.虚血性僧帽弁逆流の負荷3D心エコー図法による評価
c.心筋梗塞合併症の評価
B 弁膜症
(1)僧帽弁逆流
a.僧帽脈弁逸脱
b.機能性僧帽弁逆流
c.感染性心内膜炎
d.乳頭筋断裂
e.僧帽弁逆流の重症度評価
(2)大動脈弁狭窄
a.大動脈弁狭窄の評価(バイプレーン法)
b.3D画像の記録
c.大動脈弁狭窄の立体的観察
d.解剖学的狭窄弁口面積の測定
(3)大動脈弁逆流
a.大動脈弁逸脱例
b.大動脈弁tethering例
(4)僧帽弁狭窄
a.狭窄弁の3D評価
b.解剖学的狭窄弁口面積の測定
c.石灰化を伴う非対称性の僧帽弁狭窄例
(5)感染性心内膜炎
【症例1】
【症例2】
【症例3】
(6)人工弁
【症例1】
【症例2】
C 心筋症
(1)拡張型心筋症
(2)拡張型心筋症以外の心筋症
【症例1】
【症例2】
D 成人の先天性心疾患
(1)心房中隔欠損症(ASD)
a.3D心エコー図記録時の注意点
b.ASDの形態評価
c.経カテーテル的ASD閉鎖術の治療ガイド
d.現在の問題点と今後の展望
(2)ASD以外の先天性心疾患
a.大動脈二尖弁・四尖弁
b.Ebstein病
c.成人例における限界
E 心腔内腫瘤
a.疣腫
b.心腔内血栓
c.心臓腫瘍
【症例1】
【症例2】
【症例3】
索引