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がん薬物療法 現場のルール
一般臨床で役立つポケットマニュアル
筆頭著者 弦間 昭彦 (編)
日本医科大学学長
その他の著者等 久保田 馨/宮 敏路/勝俣 範之
南江堂
電子版ISBN 978-4-524-25593-1
電子版発売日 2017年1月23日
ページ数 304
判型 新書
印刷版ISBN 978-4-524-25778-2
印刷版発行年月 2016年9月
書籍・雑誌概要
一般病院でがん薬物療法を行う際に必要なエッセンスを、「疾患別薬物療法」と「薬剤事典」の2部構成でポケットサイズに凝縮。標準治療のほか、標準治療ができない場合の患者別使い分けを“現場のルール”とし、推奨レジメンや専門医の工夫を箇条書きで解説。がん診療に携わる医師・医療スタッフにおすすめの一冊。
目次
【内容目次】
第1章 がん薬物療法の臨床現場
1.がん薬物標準治療と臨床現場の葛藤
2.年齢・PSのがん薬物療法への影響と修飾の考え方
3.合併症のがん薬物療法への影響と修飾の考え方
4.チーム医療で気を付けること
第2章 疾患別がん薬物療法のルール
1.肺がん
1-1.小細胞肺がん
1-2.非小細胞肺がん
2.乳がん
3.食道がん
4.胃がん
5.大腸がん
6.肝臓がん
7.膵臓がん
8.胆道がん
9.膵神経内分泌腫瘍
10.前立腺がん
11.腎がん
12.膀胱がん,尿路上皮がん
13.精巣・後腹膜・縦隔胚細胞腫瘍
14.子宮がん
14-1.子宮頸がん
14-2.子宮体がん
15.卵巣がん
16.血液がん
16-1.白血病
16-2.リンパ腫
16-3.骨髄腫
16-4.骨髄異形成症候群(MDS)
17.脳腫瘍
18.頭頸部がん
19.皮膚がん
20.骨軟部腫瘍
21.内分泌がん(甲状腺がん,副腎皮質がん)
22.原発不明がん
23.HIV関連悪性腫瘍
24.小児がん
24-1.小児造血器腫瘍
24-2.小児固形腫瘍
第3章 がん薬物療法に使用する薬剤事典
1.抗がん薬の分類
2.分子標的治療薬
A HER2阻害薬
トラスツズマブ(ハーセプチン)
ラパチニブトシル酸塩水和物(タイケルブ)
ペルツズマブ(パージェタ)
トラスツズマブエムタンシン(T-DM1)(カドサイラ)
B EGFR阻害薬
ゲフィチニブ(イレッサ)
エルロチニブ塩酸塩(タルセバ)
セツキシマブ(アービタックス)
パニツムマブ(ベクティビックス)
アファチニブマレイン酸塩(ジオトリフ)
オシメルチニブメシル酸塩(タグリッソ)
C ALK阻害薬
クリゾチニブ(ザーコリ)
アレクチニブ塩酸塩(アレセンサ)
セリチニブ(ジカディア)
D mTOR阻害薬
エベロリムス(アフィニトール)
テムシロリムス(トーリセル)
シロリムス(ラパリムス)
E 抗CD20抗体
リツキシマブ(リツキサン)
イブリツモマブチウキセタン配合(ゼヴァリンイットリウム,ゼヴァリンインジウム)
オファツムマブ(アーゼラ)
F 抗CD33抗体
ゲムツズマブオゾガマイシン(マイロターグ)
G 抗CCR4抗体
モガムリズマブ(ポテリジオ)
H ABL阻害薬
イマチニブメシル酸塩(グリベック)
ニロチニブ塩酸塩水和物(タシグナ)
ダサチニブ水和物(スプリセル)
I プロテアソーム阻害薬
ボルテゾミブ(ベルケイド)
J 血管新生阻害薬
ベバシズマブ(BEV)(アバスチン)
ソラフェニブトシル酸塩(ネクサバール)
スニチニブリンゴ酸塩(スーテント)
サリドマイド(THAL)(サレド)
レナリドミド水和物(LEN)(レブラミド)
アキシチニブ(インライタ)
レゴラフェニブ水和物(スチバーガ)
パゾパニブ塩酸塩(ヴォトリエント)
ラムシルマブ(サイラムザ)
K 免疫チェックポイント阻害薬
ニボルマブ(オプジーボ)
イピリムマブ(ヤーボイ)
L その他の分子標的治療薬
トレチノイン(ATRA)(ベサノイド)
タミバロテン(アムノレイク)
ボリノスタット(ゾリンザ)
ルキソリチニブリン酸塩(ジャカビ)
3.アルキル化薬
シクロホスファミド水和物(CPA,CPM)(エンドキサン)
イホスファミド(IFM)(イホマイド)
ブスルファン(BUS)(マブリン,ブスルフェクス)
メルファラン(L-PAM)(アルケラン)
ベンダムスチン塩酸塩(トレアキシン)
ニムスチン塩酸塩(ACNU)(ニドラン)
ラニムスチン(MCNU)(サイメリン)
カルムスチン(BCNU)(ギリアデル)
ダカルバジン(DTIC)(ダカルバジン)
プロカルバジン塩酸塩(PCZ)(塩酸プロカルバジン)
テモゾロミド(TMZ)(テモダール)
4.代謝拮抗薬
メトトレキサート(MTX)(メソトレキセート)
ペメトレキセドナトリウム水和物(PEM)(アリムタ)
フルオロウラシル(5-FU)(5-FU )
ドキシフルリジン(5'-DFUR)(フルツロン)
カペシタビン(ゼローダ)
テガフール(FT,TGF)(フトラフール)
テガフール・ウラシル配合(UFT)(ユーエフティ,ユーエフティE)
テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合(S-1)(ティーエスワン)
シタラビン(Ara-C)(キロサイド,キロサイドN)
シタラビンオクホスファート水和物(SPAC)(スタラシド)
エノシタビン(BH-AC)(サンラビン)
ゲムシタビン塩酸塩(GEM)(ジェムザール)
メルカプトプリン水和物(6-MP)(ロイケリン)
フルダラビンリン酸エステル(フルダラ)
ネララビン(アラノンジー)
ペントスタチン(DCF)(コホリン)
クラドリビン(ロイスタチン)
クロファラビン(エボルトラ)
レボホリナートカルシウム(l-LV)(アイソボリン)
ホリナートカルシウム(LV)(ロイコボリン,ユーゼル)
ヒドロキシカルバミド(HU)(ハイドレア)
L-アスパラギナーゼ(L-ASP)(ロイナーゼ)
アザシチジン(ビダーザ)
5.抗生物質(アントラサイクリン系など)
ドキソルビシン塩酸塩(DXR,ADM,ADR)(アドリアシン,ドキシル)
ダウノルビシン塩酸塩(DNR,DM)(ダウノマイシン)
ピラルビシン(THP)(テラルビシン,ピノルビン)
エピルビシン塩酸塩(EPI)(ファルモルビシン,ファルモルビシンRTU )
イダルビシン塩酸塩(IDR)(イダマイシン)
アクラルビシン塩酸塩(ACR,ACM)(アクラシノン)
アムルビシン塩酸塩(AMR)(カルセド)
ミトキサントロン塩酸塩(MIT)(ノバントロン)
アクチノマイシンD(ACT-D,ACD)(コスメゲン)
ブレオマイシン(BLM)(ブレオ)
ペプロマイシン硫酸塩(PEP)(ペプレオ)
6.微小管阻害薬
ビンクリスチン硫酸塩(VCR)(オンコビン)
ビンブラスチン硫酸塩(VLB)(エクザール)
ビノレルビン酒石酸塩(VNR,NVB)(ナベルビン)
パクリタキセル(PTX,PAC /nab-PTX)(タキソール,アブラキサン)
ドセタキセル水和物(DTX,DOC,TXT)(タキソテール,ワンタキソテール)
エリブリンメシル酸塩(ERI)(ハラヴェン)
カバジタキセルアセトン付加物(ジェブタナ)
ブレンツキシマブベドチン(アドセトリス)
7.白金製剤
シスプラチン(CDDP,DDP)(ランダ,ブリプラチン,アイエーコール)
カルボプラチン(CBDCA)(パラプラチン)
オキサリプラチン(L-OHP,OX)(エルプラット)
ネダプラチン(アクプラ)
ミリプラチン水和物(ミリプラ)
8.トポイソメラーゼ阻害薬
イリノテカン塩酸塩水和物(CPT-11)(トポテシン,カンプト)
ノギテカン塩酸塩(NGT)(ハイカムチン)
エトポシド(VP-16,ETP)(ラステット,ベプシド)
ソブゾキサン(ペラゾリン)
9.DNA機能障害薬
トリフルリジン・チピラシル塩酸塩配合(ロンサーフ)
10.ホルモン
アナストロゾール(アリミデックス)
エキセメスタン(EXE)(アロマシン)
レトロゾール(フェマーラ)
タモキシフェンクエン酸塩(TAM)(ノルバデックス,バイエル)
トレミフェンクエン酸塩(フェアストン)
フルベストラント(フェソロデックス)
フルタミド(オダイン)
ビカルタミド(カソデックス)
クロルマジノン酢酸エステル(プロスタール)
エンザルタミド(イクスタンジ)
メドロキシプロゲステロン酢酸エステル(MPA)(ヒスロンH )
エストラムスチンリン酸エステルナトリウム水和物(EMP)(エストラサイト)
ゴセレリン酢酸塩(ゾラデックス,ゾラデックスLA )
リュープロレリン酢酸塩(リュープリン,リュープリンSR,リュープリンPRO)
デガレリクス酢酸塩(ゴナックス)
アビラテロン酢酸エステル(ザイティガ)
11.サイトカイン
インターフェロンガンマ-1a(イムノマックス-γ)
テセロイキン(イムネース)
セルモロイキン(セロイク)
第4章 支持療法,緩和療法で使用する薬の使い方
1.支持療法薬剤
2.緩和療法における麻薬性鎮痛薬の使い方
付録
1.臨床試験のキホン
2.便利ツール一覧
索引