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シンプル理学療法学シリーズ
内部障害理学療法学テキスト 改訂第3版
筆頭著者 細田 多穂 (監)
その他の著者等 山﨑 裕司/川俣 幹雄/丸岡 弘
南江堂
電子版ISBN 978-4-524-23149-2
電子版発売日 2022年3月21日
ページ数 478
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-524-25479-8
印刷版発行年月 2017年12月
書籍・雑誌概要
患者の障害像を理解することを大目的とし、本書全体を「循環器」「末梢循環」「腎機能」「呼吸器」「代謝」の各障害に分けて構成。重症度別の理学療法を示すことによって、個別疾患ごとに対応した理学療法があるのではなく、個別の病態に応じて理学療法は変化するものであることが理解できるよう工夫した。今改訂では、「大動脈疾患」の項目を新設。各種診療ガイドラインや統計数値の更新、国試出題基準にも対応した充実の改訂版。
目次
【内容目次】
総論
1 内部障害の理解
A 内部障害
B 酸素搬送系の障害
C 廃用性変化による運動能力の低下
D 内部障害と運動
E 行動変容の必要性
循環器障害
2 運動と循環
A 循環器系の役割
B 運動と循環器系の適応
C 循環器系の障害と運動制限
3 循環器疾患の一般的治療
A 虚血性心疾患
B 慢性心不全
C 不整脈
D 心肺蘇生の手順
4 心ポンプ機能低下,心筋虚血,不整脈
A 心ポンプ機能
B 心筋虚血
C 不整脈
5 運動耐容能
A 運動耐容能の指標
B 循環器疾患と運動耐容能
C 運動耐容能の評価
D 測定指標の臨床的意味と目的
6 循環器障害のADLとQOL
A 心疾患患者のADL
B 心疾患患者のQOL
C 障害モデルからみた心機能障害,ADLとQOLの関係
D 運動療法のエビデンス
7 心筋梗塞急性期の理学療法
A 心筋梗塞急性期の理学療法の目的
B 心筋梗塞急性期の障害像
C 心筋梗塞急性期の理学療法評価
D 心筋梗塞急性期の理学療法
E 心筋梗塞急性期に関するエビデンス
8 心筋梗塞回復期・維持期の理学療法
A 心筋梗塞回復期・維持期の理学療法の目的
B 心筋梗塞回復期の障害像
C 理学療法評価とリスクの層別化
D 心筋梗塞回復期の理学療法
E 理学療法関連のエビデンス
9 心不全の理学療法
A 理学療法に必要な心不全の障害像
B 理学療法の適応と禁忌
C 理学療法評価
D 急性心不全の理学療法プログラム
E 慢性心不全の理学療法プログラム
F 理学療法関連のエビデンス
10 その他の循環器疾患
10-1 循環器疾患を合併した患者への対応
10-2 大動脈疾患(大動脈瘤,大動脈解離)
末梢循環障害
11 動脈系末梢循環障害の理解と理学療法
A 疾患の概略
B 診断と治療の概略
C 理学療法評価
D 理学療法プログラム
E 理学療法関連のエビデンス
F 理学療法関連のエビデンス
12 静脈・リンパ系末梢循環障害の理解と理学療法
A 静脈系末梢循環障害
B リンパ系末梢循環障害
C 理学療法関連のエビデンス
腎機能障害
13 腎機能障害の理解と理学療法
A 腎臓の機能と役割
B 腎機能検査
C 腎疾患の主要病型
D 腎機能障害
E 慢性腎臓病の治療戦略
F 慢性腎臓病と運動
G 慢性腎臓病患者に対する理学療法
H 運動療法のエビデンス
呼吸器障害
14 運動と呼吸
A 呼吸器系の役割
B 運動と呼吸器系の適応
C 呼吸器系の障害と運動制限
15 呼吸器疾患の一般的治療
A 慢性閉塞性肺疾患(COPD)
B 気管支喘息
C 拘束性肺疾患(肺結核後遺症)
D 拘束性肺疾患(間質性肺炎)
E 肺がん
F 慢性呼吸不全
G 市中肺炎
H 誤嚥性肺炎
I 睡眠時無呼吸症候群
16 酸素化能,換気能力
A 酸素化能
B 換気能力
17 運動耐容能,呼吸困難,栄養
A 呼吸器疾患患者の運動耐容能と身体活動量
B 呼吸困難のメカニズム
C 栄養障害
D 運動耐容能と身体活動量の評価
E 呼吸困難(息切れ)の評価
F 栄養の評価
18 呼吸器障害のADLとQOL,その他
A 呼吸器疾患患者のADLとQOL
B 呼吸器疾患患者のADL,QOLの評価
19 慢性閉塞性肺疾患の理学療法
19-1 軽症例
19-2 重症例
20 拘束性肺疾患の理学療法
20-1 軽症例
20-2 重症例
21 開胸術後の理学療法
22 急性増悪例の理学療法
A 人工呼吸療法の適応
B 人工呼吸が生体に及ぼす影響
C 人工呼吸器の基本と換気モード
D 急性増悪例の理学療法
E 人工呼吸器装着患者の理学療法に関するエビデンス
23 排痰法
23-1 排痰法
23-2 気管吸引
代謝障害
24 運動と代謝
A 代謝系の役割
B 糖質代謝
C 脂質代謝
D アミノ酸代謝
E 代謝系の障害と運動制限
25 糖尿病の一般的治療
A 糖尿病の概要
B 糖尿病の主な検査
C 糖尿病の治療
26 糖尿病の障害理解
A 急性合併症
B 慢性合併症
C 糖尿病足病変
27 糖尿病の理学療法
27-1 軽症例
27-2 重症糖尿病合併例
がん
28 がんの理学療法
28-1 疾患の概要
28-2 がんのリハビリテーション
患者教育
29 患者教育と行動変容へのアプローチ
A 患者教育における行動変容の重要性
B 行動に関する一般的な考え方
C 行動の成立と消失の過程:ABC分析
D 行動変容の方法
E 理学療法関連のエビデンス
付録:症例問題
1 循環器疾患
2 呼吸器疾患
3 腎機能障害を合併した重症糖尿病
参考文献
索引