書籍を検索します。雑誌文献を検索する際には「雑誌文献検索」を選択してください。
がん 最新の薬物療法2023-2024
筆頭著者 石岡 千加史 (監)
その他の著者等 関根 郁夫/安藤 雄一/伊豆津 宏二
南江堂
電子版ISBN 978-4-524-20491-5
電子版発売日 2023年3月27日
ページ数 280
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-524-23371-7
印刷版発行年月 2023年3月
書籍・雑誌概要
2年ごとの改訂で進歩の著しいがん薬物療法領域について,最新の情報に絞り簡潔に提供.巻頭トピックスでは,がん遺伝子パネル検査とコンパニオン診断薬,二重特異性抗体,抗がん薬による心血管障害など,特に話題性の高いテーマを取り上げた.各論では,近年,臨床導入や適応拡大された薬剤からがん薬物療法における新知見まで,各抗がん薬からの切り口と臓器別・臓器横断的薬物療法からの切り口でまとめ,さらに合併症や副作用対策に関しても解説した.がん治療医,一般臨床医,研修医にとって,本領域の動向把握に役立つ一冊.
目次
【内容目次】
巻頭トピックス
1 コンパニオン診断薬とがん遺伝子パネル検査
2 がん遺伝子パネル検査の出口戦略
3 臓器横断的がん薬物療法~Tumor-agnostic therapies~
4 分子標的治療薬の耐性機構
5 二重特異性抗体
6 抗がん薬のバイオシミラー
7 転移性脳腫瘍の薬物療法
8 高齢者機能評価とがん薬物療法
9 抗がん薬による心血管障害
10 「がん薬物療法時の腎障害診療ガイドライン」改訂のポイント
Ⅰ章 近年承認された抗がん薬
1 セルペルカチニブ(レットヴィモ)
2 ブリグチニブ(アルンブリグ)
3 テポチニブ(テプミトコ)
4 カプマチニブ(タブレクタ)
5 トラスツズマブ デルクステカン(エンハーツ)
6 テセルパツレブ(デリタクト)
7 ペミガチニブ(ペマジール)
8 イリノテカンリポソーム製剤(オニバイド)
9 カボザンチニブ(カボメティクス)
10 ダロルタミド(ニュベクオ)
11 ニラパリブ(ゼジューラ)
12 アカラブルチニブ(カルケンス)
13 ダラツムマブ・ボルヒアルロニダーゼ アルファ配合(ダラキューロ)
14 ポラツズマブ ベドチン(ポライビー)
15 ツシジノスタット(ハイヤスタ)
16 タゼメトスタット(タズベリク)
17 デニロイキン ジフチトクス(レミトロ)
18 チラブルチニブ(ベレキシブル)
19 イサツキシマブ(サークリサ)
Ⅱ章 臓器別がんの薬物療法
1 頭頸部がん
2 小細胞肺がん
3 非小細胞肺がん
A.ドライバー遺伝子変異あり
B.ドライバー遺伝子変異なし
4 中皮腫
5 胸腺がん
6 乳がん
A.HER2陽性乳がん
B.トリプルネガティブ乳がん(TNBC)
C.ホルモン受容体陽性HER2陰性乳がん
7 食道がん
8 胃がん
9 大腸がん・肛門がん
10 消化管間質腫瘍
11 神経内分泌腫瘍
12 肝細胞がん
13 胆道がん(肝内胆管がん含む)
14 膵がん
15 腎細胞がん
16 膀胱がん・上部尿路上皮がん
17 前立腺がん
18 子宮頸がん(外陰がん・腟がん含む)
19 子宮体がん(子宮肉腫・絨毛がん含む)
20 卵巣がん・卵管がん・原発性腹膜がん
21 悪性軟部腫瘍(軟部肉腫)
22 皮膚がん(メラノーマ)
23 中枢神経系腫瘍
24 甲状腺がん
25 原発不明がん
26 非Hodgkinリンパ腫(NHL)
27 Hodgkinリンパ腫(HL)
28 多発性骨髄腫(MM)と類縁疾患
29 HIV関連悪性腫瘍
Ⅲ章 臓器横断的ながんの薬物療法
1 MSI-High固形がん
2 NTRK融合遺伝子陽性固形がん
3 BRCA遺伝子変異陽性腫瘍
Ⅳ章 注目すべき合併症,副作用とその対策
1 がん悪液質
2 免疫チェックポイント阻害薬による有害事象
A.皮膚障害
B.肺障害
C.肝障害
D.消化管障害
E.内分泌障害
3 血管新生阻害薬に共通する有害事象
4 口腔粘膜炎および口腔内合併症