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看護学テキストNiCE
老年看護学技術 改訂第4版
最後までその人らしく生きることを支援する
筆頭著者 真田 弘美 正木 治恵 (編)
南江堂
電子版ISBN 978-4-524-20561-5
電子版発売日 2023年3月13日
ページ数 512
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-524-23317-5
印刷版発行年月 2023年3月
書籍・雑誌概要
高齢者への看護実践に必要な解剖・病態生理や加齢変化,高齢者に特徴的な老年症候群の知識と,それらが高齢者の生活に及ぼす影響をふまえたアセスメント・介入・評価を解説.また,代表的な疾患の事例を通して,治療や健康レベルに応じた看護技術の展開を具体的に提示.今改訂では,今後ますます重要になる高齢者の「自立・自律」「セルフケア」の支援に欠かせないウェルネスの視点を一層充実させた.
目次
【内容目次】
第Ⅰ章 現代の高齢者とその理解
1 高齢者の理解
A.高齢者の発達的特徴
1●老化とは
2●老年期の発達と成長
B.高齢者と環境
1●環境に対する反応
2●高齢者を取り巻く社会的環境
C.高齢者の健康
1●生活不活発病(廃用症候群)
2●老年症候群
3●老年病
2 高齢者の看護
A.老年看護の理論と原則
1●ウェルネス理論
2●ニード理論
B.老年看護の特徴
1●生きる全体像へのアプローチ
2●チームアプローチ
3●エンドオブライフ・ケア
C.老年看護の目標
D.老年看護を構成する要素
E.老年看護の技術
第Ⅱ章 老年看護の基本技術 ヘルスアセスメント
1 ヘルスアセスメントとは
A.老年看護におけるヘルスアセスメントの意義
B.高齢者の示す症状の特徴
2 ヘルスアセスメントの実際
A.高齢者への面接の進め方
B.面接の構造と老年看護におけるポイント
1●主訴と現病歴
2●これまでの健康状態
3●家族歴,家族状況,心理社会的状況
4●系統レビュー
C.身体所見のとり方と老年看護におけるポイント
1●バイタルサインズ
2●意識状態・精神状態
3●身長・体重
4●皮膚
5●頭頸部
6●胸部・腹部
7●神経系・筋骨格系
8●生活状態
D.看護問題の確定と看護計画の立案
E.高齢者総合機能評価
第Ⅲ章 高齢者の生活と看護 加齢変化とフィジカルアセスメントの技術
1 呼吸
A.基礎知識
1●高齢者における呼吸とは
2●成人の呼吸器の構造と機能
3●高齢者の呼吸の特徴
4●高齢者の呼吸機能に影響する要因
B.看護実践の展開
1●アセスメント
2●目標
3●介入
4●評価
5●看護技術が高齢者に及ぼす影響
2 循環
A.基礎知識
1●高齢者における循環とは
2●成人の循環器の構造と機能
3●高齢者の循環機能の特徴
4●高齢者の循環機能に影響する要因
B.看護実践の展開
1●アセスメント
2●目標
3●介入
4●評価
5●看護技術が高齢者に及ぼす影響
3 食事
A.基礎知識
1●高齢者における食事とは
2●成人の消化器の構造と機能
3●高齢者の摂食機能の特徴
4●高齢者の摂食機能に影響する要因
B.看護実践の展開
1●アセスメント
2●目標
3●介入
4●評価
5●看護技術が高齢者に及ぼす影響
コラム 不顕性誤嚥と肺炎
4 排泄
●高齢者における排泄とは
4-1 排尿
A.基礎知識
1●成人の下部尿路の構造と機能
2●高齢者の下部尿路の特徴
3●高齢者の下部尿路機能に影響する要因
B.看護実践の展開
1●アセスメント
2●目標
3●介入
4●評価
4-2 排便
A.基礎知識
1●成人の直腸・肛門管の構造と機能
2●高齢者の直腸・肛門管の特徴
3●高齢者の排便機能に影響する要因
B.看護実践の展開
1●アセスメント
2●目標
3●介入
4●評価
5 動作と移動
A.基礎知識
1●高齢者における動作と移動とは
2●成人の筋骨格系・脳神経系の構造と機能
3●高齢者の動作と移動の特徴
4●高齢者の動作・移動能力に影響する要因
B.看護実践の展開
1●アセスメント
2●目標
3●介入
4●評価
5●看護技術が高齢者に及ぼす影響
6 睡眠
A.基礎知識
1●高齢者における睡眠とは
2●成人の睡眠の構造と機能
3●高齢者の睡眠の特徴
4●高齢者の睡眠に影響する要因
B.看護実践の展開
1●アセスメント
2●目標
3●介入
4●評価
5●看護技術が高齢者に及ぼす影響
7 体温
A.基礎知識
1●高齢者における体温調節とは
2●成人の体温調節の構造と機能
3●高齢者の体温調節の特徴
4●高齢者の体温調節に影響する要因
B.看護実践の展開
1●アセスメント
2●目標
3●介入
4●評価
8 清潔
A.基礎知識
1●高齢者における皮膚の清潔とは
2●成人の皮膚の構造と機能
3●高齢者の皮膚の特徴
4●高齢者の皮膚保護機能に影響する要因
B.看護実践の展開
1●アセスメント
2●目標
3●介入
4●評価
5●看護技術が高齢者に及ぼす影響
9 コミュニケーション
A.基礎知識
1●高齢者のコミュニケーションとは
2●コミュニケーションとは
3●高齢者のコミュニケーションの特徴
4●高齢者のコミュニケーションに影響する要因
B.看護実践の展開
1●アセスメント
2●目標
3●介入
4●評価
5●看護技術が高齢者に及ぼす影響
10 性
A.基礎知識
1●高齢者における性とは
2●成人における性の構造と機能
3●高齢者の性の特徴
4●高齢者の性機能に影響する要因
B.看護実践の展開
1●アセスメント
コラム 性交頻度に関する調査
2●目標
3●介入
4●評価
第Ⅳ章 高齢者に特徴的な症状と看護 老年症候群
1 起立・歩行障害
A.基礎知識
1●定義
2●疫学
3●病態と生理学的特徴
4●主な症状と生活への影響
5●対処の方法(セルフケアの視点から)
B.看護実践の展開―予防と治療
1●起立・歩行障害を予防する
2●起立・歩行障害を改善する
C.実践におけるクリティカル・シンキング(演習①)
2 感覚機能障害
A.基礎知識
1●定義
2●疫学(有病率)
3●病態と生理学的特徴
4●主な症状と生活への影響
5●対処の方法(セルフケアの視点から)
コラム 大きい声だから聴こえやすいわけではない:対話支援機器の活用のススメ
B.看護実践の展開―予防と治療
1●白内障を予防する
2●白内障を治す
3●老人性難聴を予防する
4●老人性難聴を治す
5●感覚機能障害のある高齢者の安全に配慮した環境への支援
6●感覚機能障害を代償する日常生活の自立に向けた支援
C.実践におけるクリティカル・シンキング(演習②)
3 摂食・嚥下障害
A.基礎知識
1●定義
2●疫学(有病率)
3●病態と生理学的特徴
4●主な症状と生活への影響
5●対処の方法(セルフケアの視点から)
B.看護実践の展開―予防と治療
1●摂食・嚥下障害を予防する
2●摂食・嚥下障害を改善する
C.実践におけるクリティカル・シンキング(演習③)
4 脱水
A.基礎知識
1●定義
2●疫学(有病率)
3●病態と生理学的特徴
4●主な症状と生活への影響
5●対処の方法(セルフケアの視点から)
B.看護実践の展開―予防と治療
1●脱水を予防する
2●脱水を改善する
C.実践におけるクリティカル・シンキング(演習④)
5 低栄養
A.基礎知識
1●定義
2●疫学(有病率)
3●病態と生理学的特徴
4●主な症状と生活への影響
5●対処の方法(セルフケアの視点から)
B.看護実践の展開―予防と治療
1●低栄養を予防する
2●低栄養を改善する
C.実践におけるクリティカル・シンキング(演習⑤)
6 皮膚掻痒感
A.基礎知識
1●定義
2●疫学(有病率)
3●病態と生理学的機序
4●主な症状と生活への影響
5●対処の方法(セルフケアの視点から)
B.看護実践の展開―予防と治療
1●皮膚掻痒症を予防する
2●皮膚掻痒症を治す
C.実践におけるクリティカル・シンキング(演習⑥)
7 痛み
A.基礎知識
1●痛みの定義と看護の考え方
2●疫学(有病率)
3●病態と生理学的特徴
4●主な症状と生活への影響
5●対処の方法(セルフケアの視点から)
B.看護実践の展開
1●痛みを予防する
2●痛みを緩和する
コラム テーラード・ケア
C.実践におけるクリティカル・シンキング(演習⑦)
8 褥瘡
A.基礎知識
1●定義
2●疫学(有病率)
3●病態と生理学的特徴
4●主な症状と生活への影響
5●対処の方法(セルフケアの視点から)
B.看護実践の展開―予防と治療
1●褥瘡を予防する
2●褥瘡を治す
C.実践におけるクリティカル・シンキング(演習⑧)
9 尿失禁
A.基礎知識
1●定義
2●疫学(有病率)
3●病態と生理学的特徴
4●主な症状と生活への影響
B.看護実践の展開
1●尿失禁を予防する(一過性尿失禁を回避する)
2●尿失禁を改善する
C.実践におけるクリティカル・シンキング(演習⑨)
10 便秘・下痢
10-1 便秘
A.基礎知識
1●定義
2●病態と生理学的特徴
3●主な症状と生活への影響
4●対処の方法(セルフケアの視点から)
B.看護実践の展開―予防と治療
1●便秘を予防する
2●便秘を治す
10-2 下痢
A.基礎知識
1●定義
2●病態と生理学的特徴
3●主な症状と生活への影響
4●対処の方法(セルフケアの視点から)
B.看護実践の展開―予防と治療
1●下痢を予防する
2●下痢を治す
C.実践におけるクリティカル・シンキング(演習⑩)
11 不眠
A.基礎知識
1●定義
2●疫学(有病率)
3●病態と生理学的特徴
4●主な症状と生活への影響
5●対処の方法(セルフケアの視点から)
B.看護実践の展開―予防と治療
1●不眠を予防する
2●不眠を治す
C.実践におけるクリティカル・シンキング(演習⑪・⑫)
12 うつ
A.基礎知識
1●定義
2●疫学(有病率)
3●病態と生理学的特徴
4●主な症状と生活への影響
5●対処の方法(セルフケアの視点から)
B.看護実践の展開―予防と治療
1●うつ病性障害を予防する
2●うつ病性障害を治す
C.実践におけるクリティカル・シンキング(演習⑬)
13 寝たきり
A.基礎知識
1●定義
2●疫学(有病率)
3●病態と生理学的特徴
4●主な症状と生活への影響
5●対処の方法(セルフケアの視点から)
B.看護実践の展開―予防と治療
1●寝たきりを予防する
2●寝たきりを治す
C.実践におけるクリティカル・シンキング(演習⑭)
14 せん妄
A.基礎知識
1●定義
2●疫学(有病率)
3●病態と生理学的特徴
4●主な症状と生活への影響
5●対処の方法(セルフケアの視点から)
B.看護実践の展開―予防と治療
1●せん妄を予防する
2●せん妄を治す
C.実践におけるクリティカル・シンキング(演習⑮)
15 転倒
A.基礎知識
1●定義
2●疫学(発生率)
3●病態と生理学的特徴
4●転倒に伴って生じる身体的損傷と心理面および生活への影響
5●対処の方法(セルフケアの視点から)
B.看護実践の展開―予防と治療
1●病院・施設高齢者の転倒予防に対する看護
コラム ロコモティブシンドローム(運動器症候群)
コラム 介護施設内での転倒に関するステートメント
2●転倒発生時の看護
C.実践におけるクリティカル・シンキング(演習⑯)
16 骨折
A.基礎知識
1●定義
2●疫学(発生率)
3●病態と生理学的特徴
4●主な症状と生活への影響
5●対処の方法(セルフケアの視点から)
B.看護実践の展開―予防と治療
1●脆弱性骨折を予防する
2●骨折を治す
コラム 骨粗鬆症リエゾンサービス(OLS)
C.実践におけるクリティカル・シンキング(演習⑰)
17 感染症
A.基礎知識
1●定義
2●疫学(有病率)
3●病態と生理学的特徴
コラム 医療関連感染から,医療・介護関連感染へ
4●主な症状と心身および社会生活への影響
5●対処の方法(セルフケアの視点から)
コラム サーベイランスとは
B.看護実践の展開―予防と治療
1●肺炎
2●尿路感染
3●疥癬
4●感染性胃腸炎
C.実践におけるクリティカル・シンキング(演習⑱)
第Ⅴ章 高齢者に特徴的な疾患と看護 事例による展開
1 急性期の看護(胃がん)
事例1 Aさん(80歳,男性)
A.胃がんとは
1●疫学
2●病態・生理
3●危険因子
4●臨床症状
5●診断
6●治療
B.胃がん術後(周手術期)の急性期の看護
1●胃がんの高齢者への理解
2●看護の目標
3●アセスメントの視点(Aさんの場合)
4●看護問題の明確化
5●看護介入の技術
6●評価
2 リハビリテーション看護(大腿骨頸部骨折)
事例2 Bさん(80歳,女性)
A.大腿骨頸部骨折とは
1●疫学
2●病態
3●危険因子
4●臨床症状
5●診断
6●治療
B.大腿骨頸部骨折のリハビリテーション看護
1●大腿骨頸部骨折の高齢者への理解
コラム 骨粗鬆症とは
2●看護の目標
3●アセスメントの視点(Bさんの場合)
4●看護問題の明確化
5●看護介入の技術
6●評価
3 慢性期の看護(慢性閉塞性肺疾患)
事例3 Cさん(71歳,男性)
A.慢性閉塞性肺疾患(COPD)とは
1●疫学
2●病態・生理
3●危険因子
4●臨床症状
5●診断
6●治療
B.慢性閉塞性肺疾患(COPD)の看護
1●慢性閉塞性肺疾患(COPD)の高齢者への理解
2●看護の目標
3●アセスメントの視点(Cさんの場合)
4●看護問題の明確化
5●看護介入の技術
6●評価
4 慢性期の看護(慢性心不全)
事例4 Dさん(80歳,男性)
A.慢性心不全とは
1●疫学
2●病態・生理
3●危険因子
4●臨床症状
5●診断
6●治療
B.慢性心不全の看護
1●慢性心不全患者の高齢者への理解
2●看護の目標
3●アセスメントの視点(Dさんの場合)
4●看護問題の明確化
5●看護介入の技術
6●評価
5 認知機能障害の看護(アルツハイマー病)
事例5 Eさん(80歳,女性)
A.アルツハイマー病とは
1●疫学
2●病態・生理
3●危険因子
4●臨床症状
5●診断
6●治療
B.アルツハイマー病の看護
1●アルツハイマー病の高齢者への理解
2●看護の目標
3●アセスメントの視点(Eさんの場合)
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