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脊椎転移パーフェクト診療
がんロコモを防ぐために
筆頭著者 髙木 辰哉 (編)
南江堂
電子版ISBN 978-4-524-22949-9
電子版発売日 2020年10月12日
ページ数 272
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-524-22604-7
印刷版発行年月 2020年8月
書籍・雑誌概要
日本整形外科学会が推進する「がんロコモ」をキーワードに、診断・治療・リハビリテーション・緩和ケアなど、脊椎転移診療のすべてを網羅した。単なる診断・治療本ではなく、診療体制に応じたアプローチの方法や脊椎転移に併存する疾患の診療、原発巣を治療する各種がん専門医による整形外科医へのメッセージも収載し、状況に応じた診療のノウハウが分かる。看護師、PT、OTなど、脊椎転移診療の臨床現場に携わるメディカルスタッフにも大いに役立つ一冊。
目次
【内容目次】
I.がん診療と運動器障害
1.がんとロコモティブシンドローム
2.整形外科医とがん診療医
II.脊椎転移の診断
1.背部痛とその鑑別診断
2.脊椎腫瘍と変性や感染の違い-身体所見・血液所見
3.脊椎腫瘍と他の脊椎疾患-画像所見
4.原発不明で受診した場合のストラテジー
5.生検と組織診断,遺伝子検索
III.脊椎転移の治療
1.薬物療法-骨修飾薬
2.薬物療法-鎮痛薬と鎮痛補助薬
3.骨転移に対する画像下治療の可能性
4.放射線療法-現状と未来
5.重粒子線治療-原発性・転移性脊椎腫瘍に対して
6.外科的治療-最小侵襲・後方除圧
7.外科的治療-後方除圧固定+術中照射
8.外科的治療-腫瘍脊椎骨全摘術(TES)
IV.脊椎転移の診療体制-それぞれの現場から
1.予後予測を踏まえた脊椎転移の診療
2.早期診断・早期治療による脊椎転移の麻痺予防と保存的治療
3.骨転移キャンサーボードの利用
4.脊椎転移への至適介入について
5.脊椎転移のトータルケア
6.地方中核病院でのアプローチ
V.脊椎がんロコモ-がん治療に伴う脊椎疾患とそれに関連した問題
1.二次性骨粗鬆症-化学療法やホルモン療法による骨粗鬆症:その予防法と治療
2.放射線脊髄炎・放射線骨炎
3.廃用と筋筋膜性疼痛への対処
4.脊椎転移治療後の問題
5.非定型大腿骨骨折
6.口腔ケア
VI.脊椎がんロコモ-がんと併存する脊椎疾患の診療
1.がんと脊柱管狭窄症・椎間板症
2.がんと椎体・椎間板炎
VII.各がん種治療医からの脊椎がんロコモに対するメッセージ
1.肺がん治療医から
2.乳がん治療医から
3.泌尿器がん治療医から
4.腫瘍内科医から
VIII.脊椎がんロコモのリハビリテーション
1.リハビリテーション医
2.理学療法士
3.作業療法士
4.装具療法と日常生活動作(ADL)指導
IX.緩和ケア・支持療法
1.脊椎がんロコモと緩和ケア
2.在宅・転院・就労へのアプローチ
3.脊椎がんロコモに対する看護(看護師としてのアプローチ)
索引