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運動器マネジメントが患者の生活を変える!
がんの骨転移ナビ
筆頭著者 有賀 悦子 (他監)
その他の著者等 田中 栄/緒方 直史/岩瀬 哲/河野 博隆/篠田 裕介
医学書院
電子版ISBN 978-4-260-62546-3
電子版発売日 2016年9月19日
ページ数 312
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-260-02546-1
印刷版発行年月 2016年7月
書籍・雑誌概要
体力が低下しているがん患者、特に骨転移を起こした患者にこそ、運動機能を維持し、ADLやQOLを保つための運動器管理が何より重要である。本書はチー ムアプローチの視点から、“がん患者への運動器マネジメント”をキーワードに、がんの骨転移診療・ケアに関わるすべての人に向けて、患者が最後まで自分で 歩くための実践的な運動器管理の方法、在宅を含むリハビリテーションのアプローチ法についてわかりやすく解説している。
目次
序 がん診療の現状と今後の課題
1章 がん診療のパラダイムシフト
-がんとともに生きる時代-
A がん診療の現状
B がん診療における緩和ケアの意義
2章 がん診療における運動器マネジメント
-がん患者になぜ運動器の管理が必要なのか-
A がん診療における運動器マネジメントの重要性
B がん診療における非がん性の運動器疼痛
C 高齢者におけるサルコペニアの弊害
3章 がん診療に伴う骨管理の重要性
-がん治療で骨が弱くなる!?-
A 前立腺癌治療に伴う骨粗鬆症
B 乳癌治療に伴う骨粗鬆症
C 消化器癌治療に伴う骨粗鬆症
D 放射線療法による骨脆弱性
E 骨粗鬆症の治療
4章 骨転移診療の基本
-骨転移はこう診る,こう考える-
A 骨転移とは
B 骨転移診療の基本戦略
C 骨転移患者の診察
D 採血検査
E 画像診断
F 原発不明癌で行うべき検査
5章 骨転移の治療
-おさえておきたい治療の方法-
A 薬物療法-(1)骨修飾薬
B 薬物療法-(2)鎮痛薬と鎮痛補助薬
C 骨転移の疼痛に対するペイン・クリニック的治療アプローチ
D 骨転移に対する放射線療法
E 骨転移に対する内照射
F 長管骨骨転移の治療
G 脊椎転移の治療
H 転移性脊椎腫瘍による脊髄損傷の管理
I 脊髄損傷患者の排尿管理
J 骨盤転移の治療
K 骨転移に対する塞栓術
L 高カルシウム血症,低カルシウム血症への対応
6章 骨転移患者への緩和ケア
-アプローチひとつで患者の意識は変わる-
A 骨転移患者に対する緩和ケア
B 骨転移患者の看護
C 骨転移患者の精神的ケア
7章 がん診療における運動器リハビリテーションの実践
-リハビリでADL・QOLを改善する-
A がんのリハビリテーション
B 骨転移患者のリハビリテーション
C 骨転移患者のリハビリテーションの実際
D 骨転移に対する装具療法
E 自宅退院に向けた準備
F 緩和ケアにおける栄養管理
8章 在宅における運動器管理
-在宅でできるこんなこと-
A 在宅医の役割
B 在宅における訪問リハビリテーション
9章 骨転移診療における診療科横断的・集学的な診療の実際
-最後まで歩くための骨転移診療-
A 東京大学病院骨転移キャンサーボード
B 症例紹介
索引