書籍・雑誌概要

在宅現場の看護技術とアセスメントに焦点をあて解説．
正しく利用者の状態をアセスメントし，診療医に正しい状況を伝え，指示を的確に実行するための１冊．
常に携帯でき，在宅看護にかかわるすべての看護師に必要な内容に集約したポケットブック．

目次

第1章　バイタルサインとSpO2
①体温
健康成人の体温の平均値
腋窩体温測定時のポイント
②脈拍
脈拍の正常値
脈拍測定の仕方
脈のリズム・強さ・左右差
③呼吸
呼吸のパターン
安静時の呼吸回数平均
④血圧
正常値
血圧に影響を与える因子
脈圧
血圧測定のポイント
⑤SpO2
SpO2とは
SpO2測定のポイント
SpO2値に対する認識
パルスオキシメーターの精度
第2章　フィジカルアセスメント
①呼吸状態のアセスメント
呼吸状態の把握
胸郭の前後径と横径
胸部の視診
胸郭の変形
胸部の触診
胸部の拡張
音声振盪法の触れ方
胸壁全体の触診
肺野の打診
肺野全体の打診
横隔膜の評価
肺野の聴診
呼吸音の領域と聴診部位
聴診のポイント
副雑音の種類と特徴
②腹部のアセスメント
はじめる前の準備
腹部の視診
腹部の聴診
腹部の打診
腹部の触診
③心音のアセスメント
心臓の位置
正常な心音
正常な心音のタイミング
心尖拍動の視診
心尖拍動の触診
心雑音（スリル）の触診
心音の聴診
心音の聴こえ方
心音の異常所見
第3章　コミュニケーション
①訪問診療医との連携方法
DESC法
②病院との連携方法
連絡先と連絡方法の確認
訪問看護報告書のコツ
③ケアマネジャーとの連携方法
連携方法のポイント
認識齟齬をなくすための方法
④家族との連携方法
連携方法のポイント
意思決定支援で大切なこと
第4章　緩和ケア
①疼痛コントロール
全人的苦痛（トータルペイン）
痛みとは
痛みの病態による分類
疼痛緩和の目的
痛みのアセスメント
痛みの評価スケール
痛みのメカニズム
薬物療法による疼痛緩和
鎮痛薬使用の4原則
使用する主な鎮痛薬
使用する主な鎮痛ポンプ
副作用の観察
疼痛緩和における看護ケア
4側面のアセスメント
その他のアセスメント・ケア
②意思決定支援
病いの軌跡
意思決定支援の必要性
意思決定支援の流れ
アドバンス・ケア・プランニング（ACP）
在宅における意思決定支援
多職種の情報の共有
第5章　皮膚・排泄ケア
①褥瘡ケア
褥瘡の好発部位
NPUAP分類（2007年改訂版）
DESIGN-R®2020褥瘡経過評価用
褥瘡予防：スモールチェンジ
褥瘡発生時の確認事項
ずれと浸軟の予防例
福祉用具やケア材料の把握
②ストーマケア
ストーマ装具の構造
単品系装具と二品系装具
面板の種類
面板の形状とストーマ・腹壁の特徴
フランジの形状と特徴
ストーマ装具の交換方法
装具交換の手順
装具交換時の観察
排泄物が漏れた場合のケア
用手成形皮膚保護剤による補正
粉状皮膚保護剤による皮膚障害のケア
アセスメントのポイント
③創傷（スキン-テア）の予防と管理
スキン-テアとは
スキン-テアの好発部位
スキン-テアのアセスメント
STAR分類システム
発生する状況
個体要因のリスクアセスメント
スキン-テアの予防ケア
スキン-テア発生時のケア
在宅での創傷ケアの基本
創傷の処置方法例
④スケールなど
ブリストル排便スケール
医療関連機器圧迫創傷（MDRPU）
失禁関連皮膚炎（IAD）
第6章　リハビリテーション
①目標とプログラム立案
リハビリの目標設定
リハビリ介入時のポイント
リハビリの視点の違い
ホープとニーズの違い
プログラムの立案
呼吸補助筋
呼吸補助筋のリラクセーション
呼吸介助
肩甲骨の運動
ADLの練習
おむつ交換や更衣のときの体位変換
トイレ介助や車椅子への移乗時
起き上がり練習
立ち上がり練習
終末期のリハビリ
②運動による筋肉強化
呼吸状態のアップ
深層部の筋の賦活
骨盤中間位での座位の運動
ももあげ
膝伸ばし
体幹筋の強化
胸椎伸展のストレッチ
キャットアンドカウ
バードドック
回旋運動
床から立ち上がる力の強化
片膝立ち←→ランジ
転倒場所チェックリスト
第7章　看護技術・医療処置
①輸液・点滴
輸液剤の種類
末梢静脈点滴
準備物品
血管の選び方
駆血のポイント
穿刺・点滴の開始
訪問看護ならではの工夫・注意点
皮下点滴
準備物品
穿刺部位の選定
穿刺方法
滴下不良の場合
訪問看護ならではの工夫
②中心静脈栄養
適応
栄養法の選択
CVポートカテーテルの種類
必要物品
穿刺手順
起こりうるトラブルと予防策
訪問看護ならではのCVポート管理の工夫
③在宅酸素療法
目的と適応
機器の種類と管理方法
酸素ボンベ
訪問看護ならではの在宅酸素療法のポイント
④爪のケア
爪切り
爪のトラブルと対応
第8章　福祉用具の選び方
①介護保険を使用した福祉用具の種類
福祉用具貸与（レンタル）
福祉用具購入
住宅改修（工事）
②障害者総合支援法を利用した補装具の使用
補装具
日常生活用具
③福祉用具の必要性の有無の判断
情報収集の仕方
居住環境をふまえたアセスメント
④多職種連携の必要性
索引