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ナースのための臨床推論で身につく院内トリアージ
最速・最強の緊急度アセスメント
筆頭著者 伊藤 敬介 (編著)
高知県・高知市病院企業団立 高知医療センター
その他の著者等 大西弘高
学研メディカル秀潤社
電子版ISBN 978-4-05-916829-4
電子版発売日 2018年10月15日
ページ数 184
判型 A5
印刷版ISBN 978-4-7809-1259-3
印刷版発行年月 2016年9月
書籍・雑誌概要
思考過程、必要とされる知識、収集すべき情報など、臨床推論を学習するための基盤を解説。
さらに、胸痛・腹痛・頭痛・発熱という症候別に、臨床疫学的指標に裏付けられたパールも紹介。
院内トリアージにおける臨床推論の実践マニュアル!
目次
第1章 総論:臨床推論とは何か
①臨床推論
1 臨床推論の定義
2 推論のアプローチ方法
②看護における臨床推論
1 看護における臨床推論とは
2 臨床推論の概念
3 臨床推論とクリティカルシンキング
4 臨床推論における「仮説形成」と「仮説検証」
5 看護の役割と診療の補助
6 トリアージナースに求められる能力
③診断推論を看護に活かす!
1 医師による診断の意味
2 診断推論
3 院内トリアージと診断推論
4 診断推論の関連用語
第2章 医師による診断のための臨床推論
① 医師による臨床推論
1 臨床推論の定義
2 情報収集の重要性
3 論点の明確化
②医師による臨床推論のプロセス
1 演繹と帰納:仮説演繹法の重要性
2 臨床推論におけるベイズの定理の応用
3 網羅的情報収集
4 徹底検討法
5 思考の二重プロセス
6 診断推論の一般的プロセス
7 治療やマネジメントを含めたモデル
8 臨床推論/ 問題解決能力と症例特異性
③臨床推論の学習と医師教育
1 作動記憶と鑑別診断の数
2 知識の量と質
3 経験と省察の促進
第3章 看護師による院内トリアージにおける診断推論
①院内トリアージのプロセス
②代表的な診断推論アプローチ① 徹底検討法
③代表的な診断推論アプローチ② 仮説演繹法
1 仮説演繹法による診断推論の手順
2 仮説演繹法の展開の実際
3 仮説形成
4 追加の情報収集
5 仮説検証・仮説再形成
6 緊急性の判断
④代表的な診断推論アプローチ③ パターン認識
1 パターン認識のメリット
2 パターン認識のデメリット
⑤並列認知構造
1 パターン認識と仮説演繹法の比較
2 臨床判断を誤る診断推論の心理過程
3 並列認知構造とは
第4章 臨床推論の学び方
①医学的知識のネットワーク化
1 疾患と症候の関連を学習する
2 ネットワーク化された医学的知識の学習の実際
②クリニカル・パールとスクリプトの学習
1 クリニカル・パールとスクリプトの効率的な学習
2 緊急性の高い疾患のpertinent negative signs/symptoms を学習する
第5章 院内トリアージにおける症候別の診断推論
①痛み
1 網羅的な問診
2 “Onset(オンセット)” の確認
3 体性痛・内臓痛・関連痛
②胸痛
1 胸痛患者へのトリアージのアウトカム
2 見逃してはならない疾患の特徴
3 トリアージにおける臨床推論
③腹痛
1 腹痛へのトリアージのアウトカム
2 見逃してはならない疾患の特徴
3 トリアージにおける臨床推論
④頭痛
1 頭痛へのトリアージのアウトカム
2 見逃してはならない疾患の特徴
3 トリアージにおける臨床推論
⑤発熱
1 発熱患者へのトリアージのアウトカム
2 見逃してはならない疾患の特徴
3 トリアージにおける臨床推論