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感染症・病原体とくすり
筆頭著者 継田雅美(編著) 辻 泰弘 松元 一明 村木 優一 (著)
南山堂
電子版ISBN 978-4-525-98548-6
電子版発売日 2024年4月8日
ページ数 170
判型 AB
印刷版ISBN 978-4-525-78091-3
印刷版発行年月 2023年12月
書籍・雑誌概要
抗菌薬の処方箋は添付文書情報のみでは処方監査がしにくく,感染症領域に慣れていないと,なにから確認すればよいかがわかりにくいのではないでしょうか.抗菌薬の添付文書には「効能・効果」に多くの「適応菌種」「適応症」が書かれています.でも,その中には実臨床で使用しないものもあります.この理由に,今では耐性菌が多くて使用できない菌種,他の第一選択薬となった感染症,用法・用量が承認時のまま更新されていないなどがあります.また,適応症にはないがエビデンスがあり,第一選択薬になっているものもあります.本書は「病原体」「感染症」「くすり」と3部で構成し,薬学生や感染領域への経験の浅い薬剤師,また指導薬剤師の参考になるよう作成しました.臨床経験が豊富な感染症領域の専門家がわかりやすく,実践的で役立つよう解説いたしました.
目次
第Ⅰ部絵でみる「病原微生物学」の基本
細菌
1 グラム陽性球菌
2 グラム陽性桿菌
3 グラム陰性球菌
4 グラム陰性桿菌
5 抗酸菌・放線菌・スピロヘータ
6 マイコプラズマ・クラミジア・クラミドフィラ・リケッチア
ウイルス
7 DNAウイルス
8 RNAウイルス
真菌
9 真菌
寄生虫
10 寄生虫(原虫,蠕虫)
第Ⅱ部絵でみる「感染症学」の基本
「感染症学」各論
1 中枢神経系の感染症
髄膜炎
2 頭頚部・感覚器系の感染症
副鼻腔炎/中耳炎/結膜炎
3 呼吸器系・胸部の感染症
肺炎/結核/感染性心内膜炎/肺真菌症/インフルエンザ
4 腹部・消化器系の感染症
胆嚢炎・胆管炎(胆道感染症)/大腸菌感染症/食中毒(腸管感染症)/Clostridioides difficile感染症・偽膜性腸炎/ウイルス性肝炎
5 泌尿器系・尿路・婦人科関連の感染症
膀胱炎・腎盂腎炎/梅毒/淋菌感染症/性器クラミジア感染症
6 皮膚・軟部組織,筋骨格系の感染症
白癬・疥癬/伝染性膿痂疹/蜂窩織炎・丹毒/単純ヘルペス(単純疱疹)・帯状疱疹・水痘
7 全身性・血管系の感染症
敗血症/AIDS/マラリア/破傷風/ジフテリア/劇症型A群β溶血性レンサ球菌感染症
8 その他の感染症
麻疹/風疹/流行性耳下腺炎/手足口病/突発性発疹
第Ⅲ部絵でみる「抗微生物薬」の基本
「抗微生物薬」総論
1 「抗微生物薬」総論
抗菌薬
2 β-ラクタム系抗菌薬
3 ペニシリン系抗菌薬
4 天然ペニシリン
5 広域ペニシリン
6 抗緑膿菌ペニシリン
7 セフェム系抗菌薬
8 第一世代セフェム
9 第二世代セフェム
10 第三世代セフェム
11 第四世代セフェム
12 カルバペネム系抗菌薬
13 マクロライド系抗菌薬
14 アミノグリコシド系抗菌薬
15 テトラサイクリン系抗菌薬
16 ホスホマイシン系抗菌薬
17 リンコマイシン系抗菌薬
18 経口キノロン系抗菌薬
19 注射用キノロン系抗菌薬
20 サルファ剤
21 抗結核薬:first line drugs
22 抗結核薬:second line drugs
23 抗MRSA薬
24 その他の耐性菌治療薬
抗真菌薬
25 抗真菌薬(注射剤)
26 抗真菌薬(経口剤)
抗ウイルス薬
27 抗ヘルペス薬
28 抗インフルエンザ薬
ワクチン
29 ワクチンの特徴
30 定期接種と任意接種
消毒薬
31 滅菌と消毒
32 各種消毒薬の特徴
33 化学滅菌剤
34 感染の危険度に応じた器具分類