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BMs-Podによる薬物投与設計

今すぐできる!わかる!あらゆるTDMのための実践ガイド

BMs-Podによる薬物投与設計
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筆頭著者 尾田 一貴 (著)

熊本大学病院 薬剤部・感染制御部

南山堂

電子版ISBN 978-4-525-98447-2

電子版発売日 2022年7月25日

ページ数 196

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-525-72391-0

印刷版発行年月 2022年7月

DOI https://doi.org/10.15104/9784525723910

書籍・雑誌概要

BMs-Podは患者個別の薬物動態パラメータ値を推定・算出し,「投与開始時の投与量決定」「血中濃度測定結果に基づいた投与量最適化」をサポートするソフトウェアです.これにより目標血中濃度到達率・維持率を高め,臨床効果を最大化し,有害事象を回避することを目的としています.本書は,単純なBMs-Podの操作方法を解説したものではありません.薬物動態の基本とその評価の上で効率的にBMs-Podを活用・応用し,患者個別の最適な薬物投与設計のための知識・技能を習得できる実践ガイドです.

目次

1章 BMs-Podって何なの?~ソフトウェアの概要と各種設定~
 1.BMs-Podの概要と効果的な活用方法
 2.BMs-Podの起動から解析開始までに行うこと

2章 BMs-Podを使ってみよう!~TDMの実践~
 1.初期投与設計
 2.血中濃度測定結果を踏まえて理想的な投与量を吟味する
 3.生理機能が変化した場合のシミュレーションの活用
 4.テイコプラニンの投与設計
 5.タクロリムスの静脈内持続投与と薬物相互作用
 6.タクロリムス:血中濃度が変化したときの対応
 7.フェニトインの投与設計
 8.シクロスポリンの投与設計
 9.透析患者のバンコマイシンの投与設計
 10.アルベカシンの投与設計
 11.薬物動態のばらつきをイメージしよう
 12.バンコマイシンのAUC-guided TDM

3章 知っておくと深みが増す各種計算のアルゴリズムと設定
 1.1-コンパートメントモデルに従った投与設計
 2.分布容積,クリアランスを用いた投与設計とAUC
 3.多コンパートメントモデルの対応
 4.多彩なシミュレーションのための数値計算
 5.母集団薬物動態モデル
 6.モンテカルロシミュレーション
 7.ベイズ推定法
 8.通常最小二乗法
 9.母集団薬物動態モデルの登録
 10.環境設定

4章 演習にトライしてみよう!~私ならこうする~
 1.バンコマイシンのトラフ値が15μg/mLでしたが,どうしましょう?
 2.テイコプラニンのトラフ値が10μg/mLでしたが,どうしましょう?
 3.リネゾリドのトラフ値が12μg/mLでしたが,どうしましょう?
 4.外来患者がフェニトイン中毒で42μg/mLです.どうしましょう?
 5.ボリコナゾールのトラフ値が6μg/mLでしたが,どうしましょう?
 6.腎機能障害患者でのシベンゾリンの低血糖リスクは?
 7.ジゴキシン中毒で透析は意味がありますか?

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