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科学的根拠から考える 助産の本質
筆頭著者 三砂 ちづる (編)
南山堂
電子版ISBN 978-4-525-98372-7
電子版発売日 2021年4月5日
ページ数 100
判型 A5
印刷版ISBN 978-4-525-50181-5
印刷版発行年月 2021年2月
書籍・雑誌概要
助産師が,母子にとって最良の助産ケアを提供するためには,「助産の本質」を自らの軸としてもつことが欠かせない.疫学,助産,母性保健,国際保健医療,民俗学を専門とする筆者らが,科学的根拠から助産の本質とは何かを語る.
目次
第1章 助産と科学的根拠 /三砂ちづる
研究者の意図
科学的根拠が変えるもの
EBMの歴史と助産
第2章 助産パラダイム /野口真貴子
日本の助産の特徴
助産所での助産ケア
日本の助産への所期
第3章 生活の場としての助産所 /竹原健二
生活の中にある助産所
助産所の適応である妊娠・分娩の正常な経過
生活の立て直しと健康管理
妊産婦に寄り添う
第4章 病院での助産の本質 /川上桂子
病院と助産師
一般病院で助産師が働くことの実際 ―筆者の経験から―
助産師が病院で働くこと
病院での助産の本質とは何か
第5章 青ヶ島から考える伝統的な出産介助者の役割 /松本亜紀
出産介助者研究の潮流
青ヶ島の事例にみる出産介助者の役割とその本質
第6章 日本の助産と国際保健医療 /加藤章子
世界の妊産婦の健康を守る戦略
日本の助産の本質
日本の助産の本質を世界に伝えることの意義
国際保健医療における助産師の役割
第7章 助産師教育の本質とこれから /笹川恵美
日本の助産師教育
世界の助産師教育
助産師教育に用いられるガイドライン
助産師教育で大切にしていること
第8章 なぜいま,助産なのか /三砂ちづる
魚は水が見えない
生理学的プロセスを引き出す知恵と科学的根拠
生理学的プロセスを失うということ
「生の原基」の守り手
資料 助産をめぐる主な出来事 /笹川恵美,春名めぐみ
Column
切れ目のない関わりを実現する開業助産所 /左古かず子
With Woman /信友智子
永遠に続く産む性を支える /矢島床子
助産師の理念とその本質 /松﨑政代
助産師から養護教諭へ /鈴木雅子
対象に関心を寄せ,人間の尊厳を守る /小山内泰代
世界の女性と助産師が進む道づくり /新福洋子
産後ケアの地平 /福島富士子
お産の本質とは何か /宗 祥子