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毎日診ている皮膚真菌症
ちゃんと診断・治療できていますか?
筆頭著者 常深 祐一郎 (著)
東京女子医科大学皮膚科講師
南山堂
電子版ISBN 978-4-525-98019-1
電子版発売日 2016年6月6日
ページ数 171
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-525-34581-5
印刷版発行年月 2010年5月
書籍・雑誌概要
皮膚科医にとって最も身近な疾患─皮膚真菌症─ちゃんと診断・治療できていますか?教科書にはあまり書いていなかった,意外と知らなかった診断・治療のコツやポイントが満載の一冊.明日からすぐに使える実践書!
目次
Ⅰ.診 断
総 論
皮膚真菌症の診断
鏡 検
鏡検の意義
検体の取り方
使用する器具
検体は複数箇所から多く採取
鱗 屑
水 疱
趾 間
過角化
環状の皮疹
爪の混濁
中央が濁っている爪
表面だけが混濁した爪
毛
検体の処理の仕方
検体は細かくする
適度に溶かす
検体を軽く押しつぶす
加熱は少しだけ
顕微鏡の設定
コンデンサー,しぼりの設定
コンデンサー,しぼりの調節による見え方の違い
レンズ
ピント
菌要素の観察
白癬菌の菌要素
マラセチアの菌要素
カンジダの菌要素
非典型的な菌要素
菌要素ではないもの?①
菌要素ではないもの?②
菌要素ではないもの?③
菌要素ではないもの?④
鏡検陰性の時
もう一度鏡検する
前治療を問診する
ステロイドを外用する
Ⅱ.治 療
総 論
皮膚真菌症治療の戦略
皮膚真菌症の治療
各真菌に効果の高い抗真菌薬を選択する
医学的に効果のある薬剤を選択する
最小発育阻止濃度(MIC)を考えて抗真菌薬を選択する
白癬菌(=皮膚糸状菌)
カンジダ
マラセチア(癜風菌)
病変の状態を考慮する
びらん,湿疹,接触皮膚炎,二次感染合併時
趾間に湿潤・びらんがある時
外用剤は基剤も重要
外用のトラブルを避ける
浸 軟
外用療法の患者指導
外用の指示
「水虫が治らない」と訴える患者には
主な病型と治療
足白癬
角化の強い足白癬
爪白癬
頭部白癬
顔面白癬
体部白癬
股部白癬
手白癬
頭,顔,体部,手,股部などの白癬を診断したら…
カンジダ性間擦疹
カンジダ性指間びらん症
カンジダ性爪囲爪炎
爪カンジダ症
癜 風
マラセチア毛包炎
診療にさらに磨きをかける知識
外用剤のコンプライアンス
OTCに注意
抗真菌薬内服療法
イトラコナゾール
テルビナフィン塩酸塩
イトラコナゾールとテルビナフィン塩酸塩の比較
難治な真菌症のチェックリスト
難治な真菌症のチェックリスト
索 引