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ベッドサイドの新生児の診かた 第3版

ベッドサイドの新生児の診かた 第3版
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筆頭著者 河野 寿夫 (編著)

山王病院副院長(小児科部長)

その他の著者等 伊藤裕司 編著

南山堂

電子版ISBN 978-4-525-98207-2

電子版発売日 2016年7月25日

ページ数 420

判型 B5変

印刷版ISBN 978-4-525-28843-3

印刷版発行年月 2016年5月

DOI https://doi.org/10.15104/9784525288433

書籍・雑誌概要

日常的な新生児医療の担い手である一般の小児科医,産科医,助産師,看護師のために,新生児医療の現場で役立つ基本的な知識や,新生児の診察法・観察法を写真や図表を豊富に用いて,わかりやすく実践的に解説.改訂3版では,「日本版新生児蘇生法2015」をはじめとする最新の情報も多数掲載.

目次

第Ⅰ章 出生前の胎児情報
 Ⅰ 胎児診断
   1.超音波断層法による検査
   2.超音波ドプラ法による検査
   3.3次元超音波による検査
   4.遺伝学的検査
   5.特殊検査
 Ⅱ 分娩時の胎児心拍数モニタリング
   1.胎児心拍数の調節
   2.胎児が健全な証拠
   3.一過性徐脈の原因
   4.CTGの判読ポイント
   5.低酸素環境に対する胎児心拍数所見の変化
   6.胎児心拍数波形のレベル分類
 Ⅲ 母体の検査と評価金子政時
   1.胎児の状態把握のための母体生化学的検査
   2.母子感染に対する母体検査とその評価
   3.出生前診断
 Ⅳ 母体合併症の新生児への影響
   1.高血圧
   2.耐糖能異常
   3.膠原病
   4.特発性血小板減少性紫斑病(idiopathic thrombocytopenic purpura:ITP)
   5.甲状腺疾患

第Ⅱ章 新生児の観察と処置
A 正常編
 Ⅰ 分娩室での観察と処置
   1.分娩立ち会いに際して
   2.出生直後の新生児の観察
   3.新生児蘇生の実際
   4.新生児蘇生後の新生児の観察
 Ⅱ 出生時のチェックポイント
   1.新生児の診察
   2.皮膚の診察
   3.頭部の診察
   4.顔面の診察
   5.頸部の診察
   6.胸部の診察
   7.腹部の診察
   8.背部の診察
   9.四肢の診察
  10.外陰部の診察
  11.肛門の診察
  12.呼吸器系の診察
  13.循環器系の診察
  14.消化器系の診察
  15.尿路系の診察
  16.体温の調節
  17.神経系の機能
 Ⅲ 生後2日以内の問題点
   1.皮膚の異常
   2.呼吸の異常
   3.循環の異常
   4.消化器系の異常
   5.血液の異常
   6.感染症
   7.黄疸
   8.神経系の異常
 Ⅳ 生後2日以降退院までの問題点
   1.呼吸の異常
   2.循環の異常
   3.消化管の異常
   4.血液の異常
   5.黄疸
   6.体重増加
   7.感染症
 Ⅴ 処 置
   1.母児標識
   2.臍処置
   3.点眼
   4.沐浴
   5.ビタミンK製剤の投与
   6.黄疸のスクリーニング
   7.先天代謝異常症等マススクリーニング
   8.聴覚スクリーニング
   9.感染予防
  10.B型肝炎母子感染予防
  11.RSウイルス感染症の重症化予防
 Ⅵ 検 査
   1.採血法
   2.一般血液検査
   3.血糖
   4.CRP(C?reactive protein)
   5.血液型判定
   6.経皮的ビリルビン測定
   7.先天代謝異常症マススクリーニング
   8.聴覚スクリーニング
 Ⅶ 入院中の管理
   1.産科病棟での新生児の環境
   2.早期母子接触中の管理
   3.母子同室と母子異室
   4.リスクマネージメント
 Ⅷ 栄養法
   1.新生児の栄養
   2.母乳栄養
   3.人工栄養
 Ⅸ 退院時のチェックポイントと退院時指導
   1.退院時のチェックポイント
   2.退院前に確認すべき事と退院指導

 B 異常編
 Ⅰ 低出生体重児
   1.低出生体重児の蘇生
   2.低出生体重児の出生時の診察
   3.低出生体重児の新生児室入室基準
   4.保育器設定環境の目安
   5.新生児室入室時の検査とモニター
   6.低出生体重児の呼吸管理
   7.低出生体重児の循環管理
   8.低出生体重児の栄養輸液管理
   9.低出生体重児の神経学的管理
  10.低出生体重児の感染管理
  11.低出生体重児の黄疸管理
  12.低出生体重児の退院の目安
 Ⅱ 新生児によくみられる異常(診断,処置)
   1.呼吸の異常
   2.循環の異常
   3.黄疸
   4.腹部膨満(腹満),嘔吐
   5.なんとなく元気がない(not doing well)
   6.痙攣,振戦
   7.出血
   8.発熱
   9.皮膚の異常,腫瘤
 Ⅲ 新生児の主な疾患 出生直後の異常―緊急事態
   1.新生児仮死
   2.胎便吸引症候群(meconium aspiration syndrome:MAS)
   3.気胸
   4.新生児一過性多呼吸(transient tachypnea of newborn:TTN)
   5.細菌感染症
   6.先天性心疾患
   7.新生児の低血糖
   8.新生児痙攣
   9.新生児期の高ビリルビン血症
  10.新生児出血性疾患
 Ⅳ 新生児搬送
   1.新生児搬送と現状
   2.搬送の適応
   3.搬送依頼時,搬送先への情報提供
   4.搬送の具体的方法(搬送を行い,児を受け入れる施設の立場から)

第Ⅲ章 退院後1ヵ月健診までにみられる異常
   1.退院後1ヵ月健診までの特徴
   2.異常所見
   3.育児支援

第Ⅳ章 母体の疾病に関連した治療,処置
   1.内科合併疾患,妊娠合併症と新生児
   2.母体感染症と母子感染

第Ⅴ章 先天異常・遺伝性疾患
   1.先天異常の考え方
   2.先天異常の分類用語
   3.先天異常の診察法
   4.疾患の診断方法
   5.先天異常一般の説明および両親への対応
   6.新生児期によくみる先天異常
   7.新生児期における遺伝カウンセリング

第Ⅵ章 母子健康手帳の見かた,記載法
   1.母子健康手帳についての予備知識
   2.母子健康手帳の情報と記載法

資 料
   1.周産期用語の定義と統計
   2.新生児を分類する用語
   3.バイタルサインの目安範囲
   4.血液検査
   5.その他の検査値,臨床データ等
   6.在胎期間別出生時体格基準
略語表