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緩和ケア ポケットマニュアル 第3版
筆頭著者 宇井 睦人 (著)
南山堂
電子版ISBN 978-4-525-98544-8
電子版発売日 2024年4月26日
ページ数 311
判型 三五変型
印刷版ISBN 978-4-525-20983-4
印刷版発行年月 2024年5月
書籍・雑誌概要
医師・看護師・薬剤師などが必要な事をその場でサッと確認できる緩和ケアの定番書!最新版ではあらたに「緩和戦略」が追加され,現場で必要とされる「考え抜く力」を身につけることができます.病棟・外来・在宅など,さまざまなシーンに対応した豊富な処方例・指示例を中心に,本当に必要な情報を持ちやすく見やすいサイズにまとめました.ポケットサイズながら,通読すれば緩和ケアに必須の知識を一気に獲得することも可能です.
・スマートフォンと同じサイズ感!
・手帳のようなソフトカバーでポケットに入れても使いやすい!
目次
prologue 緩和医療の現場で心がけていること
第Ⅰ章 緩和ケアの入り口
Ⅰ-1 緩和ケアの定義
Ⅰ-1-A WHO(世界保健機関)の緩和ケアの定義
Ⅰ-1-B 緩和ケアの定義に関する詳細
Ⅰ-2 全人的苦痛(トータルペイン)の考え方
Ⅰ-3 疾患の経過・病の軌跡(illness trajectory)
Ⅰ-4 予後予測
Ⅰ-4-A PiPS models
Ⅰ-4-B PPI
Ⅰ-4-C PaP score
第Ⅱ章 痛みのマネジメント
Ⅱ-1 がんの痛みについての基礎知識
Ⅱ-2 WHO方式がん疼痛治療法
Ⅱ-3 痛みの評価
Ⅱ-4 投与経路選択とオピオイドスイッチング
Ⅱ-5 緩和ケアで欠かせない皮下投与
第Ⅲ章 痛みに使う薬剤のまとめ
Ⅲ-1 非オピオイドの選び方と原則
Ⅲ-1-A アセトアミノフェン
Ⅲ-1-B NSAIDs
Ⅲ-2 弱オピオイドの選び方と原則
Ⅲ-2-A コデイン
Ⅲ-2-B トラマドール
Ⅲ-3 強オピオイドの開始法と選択
Step① 呼吸困難の確認
Step② 腎障害
Step③ 投与経路の選択
Step④ オピオイドの選択
Step⑤ オピオイド1日投与量とレスキューの設定
Step⑥ 持続注射の時は組成/速度も設定
Step⑦ 副作用対策(眠気/便秘/嘔気)
最後のStep 患者/家族への説明
Ⅲ-4 強オピオイド使用中の留意点
Ⅲ-5 強オピオイド製剤の特徴
Ⅲ-5-A モルヒネ
Ⅲ-5-B オキシコドン
Ⅲ-5-C ヒドロモルフォン
Ⅲ-5-D フェンタニル
Ⅲ-5-E タペンタドール
Ⅲ-5-F メサドン
Ⅲ-6 鎮痛補助薬
Ⅲ-6-A 抗けいれん薬
Ⅲ-6-B 抗うつ薬
Ⅲ-6-C NMDA受容体拮抗薬
Ⅲ-6-D 抗不整脈薬
Ⅲ-7 ステロイド
第Ⅳ章 痛み以外の身体的苦痛のマネジメント
Ⅳ-1 呼吸器症状
Ⅳ-1-A 呼吸困難
Ⅳ-1-B 死前喘鳴
Ⅳ-2 消化器症状
Ⅳ-2-A 悪心・嘔吐
Ⅳ-2-B 消化管閉塞
Ⅳ-2-C 便秘
Ⅳ-2-D 腹水
Ⅳ-3 その他の重要な病態
Ⅳ-3-A 転移性脳腫瘍
Ⅳ-3-B 脊髄圧迫
Ⅳ-3-C 高カルシウム(Ca)血症
Ⅳ-3-D 上大静脈症候群
Ⅳ-3-E 悪液質と食欲不振
第Ⅴ章 精神的苦痛のマネジメント
Ⅴ-1 基盤となる精神的ケア
Ⅴ-2 不 眠
Ⅴ-3 不安・うつ
第Ⅵ章 スピリチュアルペインのマネジメント
Ⅵ-1 スピリチュアルペインとは
Ⅵ-2 スピリチュアルケアの基本的な姿勢
第Ⅶ章 せん妄
Ⅶ-1 せん妄
第Ⅷ章 鎮 静
Ⅷ-1 鎮 静
第Ⅸ章 コミュニケーション
Ⅸ-1 Serious illness communication
第Ⅹ章 社会的苦痛のマネジメント
Ⅹ-1 社会的苦痛
■巻末資料
①オピオイド持続注射を使用する時の基本原則
②オピオイド持続注射を使用する時の指示記載
③オピオイド持続皮下注の組成表(初級者向け)
④オピオイド持続静注の組成表(初級者向け)
⑤モルヒネ・オキシコドン持続注射の組成表(中・上級者向け)
⑥ヒドロモルフォン持続注射の組成表(中・上級者向け)
⑦内服できる時の頓用指示例一覧
⑧内服困難時における舌下・坐剤の頓用指示例一覧
⑨皮下注射・皮下点滴または経静脈投与の頓用指示例一覧
⑩オピオイドスイッチング・投与経路変更時のタイミング
⑪経口・貼付オピオイド製剤一覧
⑫オピオイド製剤換算表
■Column 一覧
医療者が予後を予測することと,それを伝えることは別問題
STAS-Jの概要
アロディニア
筋膜性疼痛症候群(MPS)
ブプレノルフィンとペンタゾシン
フェンタニル口腔粘膜吸収製剤
放射線治療(Radiation)
神経ブロックとIVR
非がんの緩和ケアは呼吸困難の対応が鍵
吃逆
髄膜播種・がん性髄膜炎
トルソー症候群
皮膚掻痒症
アカシジア・むずむず脚症候群
■索引