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神経眼科 第4版
臨床のために
筆頭著者 江本 博文 (他著)
その他の著者等 清澤源弘 著/藤野貞 著
医学書院
電子版ISBN 978-4-260-65116-5
電子版発売日 2023年6月19日
ページ数 504
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-260-05116-3
印刷版発行年月 2023年3月
書籍・雑誌概要
難解な神経眼科学をやさしく解説した名著が、最新の動向を踏まえ改訂
難解な神経眼科学を臨床的な視点からわかりやすくまとめた「初学者向けの実践的入門書」。『“いま目の前にいる患者さん”のために良きように』という原著者・藤野貞先生の信条をもとに、自筆のイラストに箇条書きの明快な解説を加え、まとめられた一冊。第4版では神経眼科学の最新の動向を踏まえ、さらなるブラッシュアップを図る。
目次
第1部 神経眼科臨床の解剖・生理
1 網膜から視神経へ
2 網膜内視神経線維走行
3 視神経の血管
4 眼窩内の血管
5 視神経交叉,視索,外側膝状体と視野
6 視放線
7 有線領
8 視路全図(水平断)
9 瞳孔散大神経路(眼交感神経路)
10 対光反応経路(副交感神経路)
11 眼球運動神経核
12 垂直眼球運動の神経機構
13 眼球運動皮質中枢から脳幹皮質下機構へ
14 眼球運動に関与する動脈
15 小脳と眼球運動
16 頭蓋底の神経と静脈
第2部 症状・徴候より診断へ
1 眼科検査の基本事項
2 視力障害
3 視野異常
4 一過性視覚障害
5 乳頭の異常
6 瞳孔の異常
7 複視,(明瞭な)眼球運動障害
8 軽い複視,軽い眼球運動障害
9 第一眼位,眼球運動障害の記録
10 眼振(その1,主として振子眼振)
11 眼振(その2,主として律動眼振)
12 自発性異常眼球運動
13 眼瞼の異常,眼球突出
第3部 各論
第1章 乳頭の異常
A 乳頭腫脹
B 偽うっ血乳頭
C 乳頭の先天異常
D うっ血乳頭
E 特発性頭蓋内圧亢進症
F 静脈洞血栓症・静脈洞狭窄
第2章 視神経疾患
A 視神経炎
B 虚血性視神経症
C 圧迫性・浸潤性視神経症
D 中毒性視神経症・栄養欠乏性視神経症
E 遺伝性視神経症
F 外傷性視神経症
G その他の視神経症
H 視神経萎縮
I 心因性視覚障害
J 視覚障害者のロービジョンケア
第3章 視交叉,視交叉後,および後頭葉視領の病変
A 同名半盲と異名半盲
B 視交叉病変
C 視索病変
D 外側膝状体病変
E 視放線の病変
F 後頭葉,視皮質の病変
第4章 高次視覚障害
A 大脳性色覚異常
B 視覚失認
C 失読
D 視空間障害
E 視覚陽性現象
第5章 眼疾患と全身疾患
A 眼内の血管性病変
B 神経疾患類似の症状を起こす眼疾患
C 神経・全身疾患と関係深い眼疾患
D 神経眼科と関係深い神経・全身疾患
第6章 眼球運動障害
A 複視
B 神経疾患による眼球運動障害
C 神経筋接合部疾患による眼球運動障害
D 筋疾患による眼球運動障害
E 代謝障害による眼球運動障害
第7章 眼振と眼振様運動
A 眼球運動に関する用語
B 概略
C 生理的眼振
D 病的眼振
E 眼振様運動
F 意識障害下の自発性眼球運動
第8章 瞳孔異常
A 正常瞳孔
B 瞳孔反応異常
C 縮瞳
D 散瞳
E その他の瞳孔異常
第9章 眼瞼・顔面表情筋の障害
A 眼瞼の位置と運動
B 眼瞼下垂
C 眼瞼の不随意運動
D 開瞼/閉瞼困難
E 瞬目異常
F 瞼裂開大
G 眼瞼の矛盾運動
第10章 眼窩疾患と海綿静脈洞病変
A 眼球突出と眼球陥凹
B 眼窩腫瘍
C その他の眼窩疾患
D 海綿静脈洞病変
第11章 片頭痛,その他の頭痛
A 頭痛症候群の分類
B 片頭痛
C 緊張型頭痛
D 群発頭痛および三叉神経・自律神経性頭痛
E その他の頭痛,顔面痛
付録 ポケットに入る神経眼科用検査器具とその使用法
A 視力,中心視野の検査
B 瞳孔,前眼部の検査
C 眼球運動の検査
D 核上性眼球運動の検査
E その他
F 眼底検査法
索引