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CKD保存期ケアガイド

CKD保存期ケアガイド
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筆頭著者 一般社団法人 日本腎不全看護学会 (監)

その他の著者等 CKD委員会保存期グループ

医学書院

電子版ISBN 978-4-260-64695-6

電子版発売日 2021年6月14日

ページ数 160

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-260-04695-4

印刷版発行年月 2021年5月

DOI https://doi.org/10.11477/9784260646956

書籍・雑誌概要

エビデンスからみた慢性腎臓病(CKD)の保存期ケアが示される!

慢性腎臓病(chronic kidney disease:CKD)において、透析導入をできるだけ遅らせることが重要視され、保存期ケアへの関心が高まっている。CKD患者の病状進展を予防する看護、効果的といわれているケアを明確にすることを目的に、セルフモニタリング、薬物療法、食事療法、運動療法、腎代替療法意思決定支援、他者からの支援等についてエビデンスを提示しながら解説する1冊。

目次

第1章 総論
 CKD療養の基本事項
  CKDとは
  標準的な検査・診断・治療
  CKD保存期にかかわる看護師に必要と思われる事項
 CKD患者の自己管理
 CKD療養のアセスメント項目
  血液・尿検査データ(中村雅美)
  血圧
  体重
  食事療法
  薬物療法・服薬管理
  運動療法
  精神状況
  社会的背景(支援者,サポート状況)

第2章 各論
 セルフモニタリング(生活習慣・自己管理)
  解説
  CQ① CKD患者の血圧の自己測定は腎機能に影響するか
  CQ② 腎疾患自己管理指導は予後に効果があるか
  CQ③ 腎疾患自己管理指導は腎代替療法意思決定支援に効果があるか
  CQ④ CKD患者への教育目的入院は,腎不全の進展を遅延させるか
 薬物療法
  解説
  CQ① 多職種のかかわりがCKD患者の服薬管理を改善するか
  CQ② 服薬指導が適切な服薬行動を促進させるか
 食事療法
  解説
  CQ① CKD患者(家族・調理者)への食事指導は腎機能維持・改善に効果的か(例:塩分,蛋白,リン)
 運動療法
  解説
  CQ① CKD患者に対して年齢や身体機能に応じた運動療法を行うことでQOLは改善するのか
  CQ② 運動療法を行うことで腎予後が改善するか
 腎代替療法意思決定支援
  解説
  CQ① 腎代替療法意思決定支援によって選択する治療法が変化するか
  CQ② 効果的な腎代替療法意思決定支援方法は何か
 他者からの支援
  解説
  CQ① CKD患者・重要他者と医療者が疾患管理目標を共有することで患者のセルフケア能力が向上するか
  CQ② CKD患者と支援者となる者のアセスメントを行うことで患者に見合った療養行動を計画できるか
  CQ③ 社会資源を活用することでCKD患者の疾患管理行動を促進させるか
 多職種連携
  解説
  CQ① CKD患者に対して多職種によるかかわりを行うことによって,QOLの維持改善が期待できるか
  CQ② 地域における多職種連携・医療連携によって,CKD患者の受診中断,入院率,死亡率が減少するか

第3章 療養生活支援に用いる理論と活用事例
 総論
 セルフマネジメント
  キーポイント
  具体的な実践方法――セルフケアマネジメントを支援する理論,モデル
  行動変容のステージ理論の活用事例
 成人教育(アンドラゴジー)
  キーポイント
  アンドラゴジー・モデルの考え方とプロセス
  アンドラゴジー・モデルの活用事例
 アドバンス・ケア・プランニング(advance care planning:ACP)
  キーポイント
  ACPの考え方,進め方
  腎臓病外来におけるACPの活用事例

索引