書籍を検索します。雑誌文献を検索する際には「雑誌文献検索」を選択してください。
WHO推奨
ポジティブな出産体験のための分娩期ケア
筆頭著者 分娩期ケアガイドライン翻訳チーム (訳)
医学書院
電子版ISBN 978-4-260-64197-5
電子版発売日 2021年4月26日
ページ数 264
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-260-04197-3
印刷版発行年月 2021年3月
書籍・雑誌概要
あの正常出産ガイドライン「WHOの59カ条」が、「推奨項目56」に刷新された。原著“WHO Recommendations:intrapartum care for a positive childbirth experience”は、WHOがGRADEアプローチを採用し、22年ぶりに改訂。本書はその翻訳本。推奨項目に沿った女性中心のケアを提供することで、産婦はポジティブな出産が体験できる。
目次
訳者一覧
日本語版推薦のことば
日本語版発刊に寄せて
訳者まえがき
序
謝辞
ガイドライン作成に携わった外部専門家とWHO職員
1章 要約
2章 方法
2.11 推奨項目の作成
3章 推奨項目とエビデンス
3.1 分娩全体にわたって行われるケア
3.1.1 産婦を尊重したケア(推奨項目1)
3.1.2 効果的なコミュニケーション(推奨項目2)
3.1.3 出産中の付き添い(推奨項目3)
3.1.4 継続ケア(推奨項目4)
3.2 分娩第1期
3.2.1 分娩第1期潜伏期と活動期の定義(推奨項目5)
3.2.2 分娩第1期の所要時間(推奨項目6)
3.2.3 分娩第1期の進行(推奨項目7~9)
3.2.4 出産のための入院基準(推奨項目10)
3.2.5 入院時の骨盤計測(推奨項目11)
3.2.6 入院時の慣例的な胎児のウェルビーイング評価(推奨項目12,13)
3.2.7 会陰部または陰部の剃毛(推奨項目14)
3.2.8 入院時の浣腸(推奨項目15)
3.2.9 内診(推奨項目16)
3.2.10 出産中の継続的な胎児心拍数陣痛モニタリング(CTG)(推奨項目17)
3.2.11 出産中の胎児心拍数の間欠的聴診(推奨項目18)
3.2.12 痛みの緩和を目的とした硬膜外麻酔の使用(推奨項目19)
3.2.13 痛みの緩和を目的としたオピオイド系鎮痛薬の使用(推奨項目20)
3.2.14 痛みの緩和を目的としたリラクゼーションの技法(推奨項目21)
3.2.15 痛みの緩和を目的とした手技(推奨項目22)
3.2.16 分娩遷延の予防を目的とした産痛緩和(推奨項目23)
3.2.17 飲水と飲食(推奨項目24)
3.2.18 産婦の姿勢や動き回ること(推奨項目25)
3.2.19 腟の洗浄(推奨項目26)
3.2.20 分娩の積極的管理(推奨項目27)
3.2.21 慣例的な人工破膜(推奨項目28)
3.2.22 早期の人工破膜とオキシトシン投与(推奨項目29)
3.2.23 硬膜外麻酔を使用している産婦へのオキシトシン投与(推奨項目30)
3.2.24 抗けいれん薬の投与(推奨項目31)
3.2.25 分娩遷延を予防するための静脈内輸液(推奨項目32)
3.3 分娩第2期
3.3.1 分娩第2期の定義と所要時間(推奨項目33)
3.3.2 硬膜外麻酔を使用していない産婦の分娩体位(推奨項目34)
3.3.3 硬膜外麻酔を使用している産婦の分娩体位(推奨項目35)
3.3.4 いきみ方(努責の方法)(推奨項目36)
3.3.5 硬膜外麻酔を使用している産婦のいきみ方(努責の方法)(推奨項目37)
3.3.6 会陰の創傷予防の手技(推奨項目38)
3.3.7 会陰切開の方針(推奨項目39)
3.3.8 子宮底の圧迫(推奨項目40)
3.4 分娩第3期
3.4.1 子宮収縮薬の予防的な投与(推奨項目41~43)
3.4.4 臍帯遅延結紮(臍帯結紮を遅らせること)(推奨項目44)
3.4.6 臍帯牽引(推奨項目45)
3.4.7 子宮底マッサージ(推奨項目46)
3.5 新生児のケア
3.5.1 慣例的な鼻腔や口腔の吸引(推奨項目47)
3.5.2 早期母子接触(推奨項目48)
3.5.3 母乳育児(推奨項目49)
3.5.4 出血性疾患の予防のためのビタミンK投与(推奨項目50)
3.5.5 沐浴とその他の出生直後の新生児ケア(推奨項目51)
3.6 産後早期の褥婦のケア
3.6.1 子宮の硬さの評価(推奨項目52)
3.6.2 合併症なく経腟分娩をした褥婦への抗生物質の投与(推奨項目53)
3.6.3 会陰切開を受けた褥婦への慣例的な抗生物質の予防的投与(推奨項目54)
3.6.4 定期的な産後の母体評価(推奨項目55)
3.6.5 合併症のない経腟分娩後の退院(推奨項目56)
4章 本ガイドラインの実施:WHO分娩期ケアモデルの導入
5章 研究への示唆
6章 普及
7章 適応性についての課題
7.1 本ガイドラインが分娩期ケアの構成に与える影響の予測
7.2 ガイドラインによる影響のモニタリングと評価
8章 ガイドラインの更新
9章 文献
付録 用語解説
訳者あとがき
索引