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口から食べる幸せをサポートする包括的スキル 第2版
KTバランスチャートの活用と支援
筆頭著者 小山 珠美 (編)
医学書院
電子版ISBN 978-4-260-63224-9
電子版発売日 2017年8月21日
ページ数 208
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-260-03224-7
印刷版発行年月 2017年7月
書籍・雑誌概要
「口から食べる」ために不足している部分を補い、強みや可能性を引き出すための包括的評価と支援スキルをあわせた「KT(口から食べる)バランスチャート」の信頼性・妥当性の検証を経た決定版を第2版に収載。13項目それぞれの評価方法とステップアップのための支援スキルに関する記述が充実し、活用事例もすべて新たなものに。高次脳機能障害や認知機能が低下した人へのアプローチも含めた食事介助スキルも豊富な写真で解説。
目次
第2版の序
初版の序
第1章 口から食べる幸せをサポートすることの意義
口から食べる幸せを支えることの意義
高齢者モデルにおける食支援の有用性と展望
第2章 口から食べるための包括的評価と支援スキル
KT(口から食べる)バランスチャートによる包括的評価
(1)食べる意欲
(2)全身状態
(3)呼吸状態
(4)口腔状態
(5)認知機能(食事中)
(6)咀嚼・送り込み
(7)嚥下
(8)姿勢・耐久性
(9)食事動作
(10)活動
(11)摂食状況レベル
(12)食物形態
(13)栄養
第3章 食事介助スキル
基本となる食事介助スキル
個別に応じた食事介助の特殊スキル
覚醒不良へのアプローチ
むせへのアプローチ
高次脳機能障害へのアプローチ
認知機能が低下した人へのアプローチ
第4章 KTバランスチャートを活用した援助の実際例
-食べるとこんなに元気になる!
急性期(誤嚥性肺炎の状態を見極めて早期に食事を再開した事例)
急性期~回復期(心原性脳梗塞で高次脳機能障害が出現した
患者の経口摂取自立に向けたアプローチ)
慢性期(1年間の非経口摂取から3食経口摂取に移行した事例)
退院支援(シームレスな退院調整で摂食量が増加した事例)
在宅1(家族やデイサービススタッフの協力で口から食べて
満足したいという患者の希望に応えた事例)
在宅2(仮設住宅にて重度嚥下障害・胃瘻から全量経口摂取に
移行できた事例)
介護保険施設(特別養護老人ホームで胃瘻から3食経口摂取を
再獲得した事例)
コラム
気管切開の閉鎖に向けて
義歯の清掃/義歯についての注意点
スクリーニング評価から段階的摂食ステップアップの進め方(例)
ベッドサイドスクリーニング評価法の概要
「絶飲食,内服のみ可」での安全な薬の飲ませ方
第5章 食べるメカニズムとその働き
文献一覧
索引