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≪眼科臨床エキスパート≫

画像診断から考える病的近視診療

画像診断から考える病的近視診療
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≪眼科臨床エキスパート≫

筆頭著者 大野 京子 (他編)

その他の著者等 吉村 長久/後藤 浩/谷原 秀信/前田 直之/吉村 長久

医学書院

電子版ISBN 978-4-260-63024-5

電子版発売日 2017年5月29日

ページ数 288

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-260-03024-3

印刷版発行年月 2017年4月

DOI https://doi.org/10.11477/9784260630245

書籍・雑誌概要

眼科診療のエキスパートを目指すための好評シリーズの1冊。失明原因として大きな割合を占める病的近視については、近年めまぐるしい画像診断の進歩を背景に、新しい病態やメカニズムが明らかになった。本書では、病的近視の基礎知識や最新画像研究の成果から、黄斑部病変や緑内障・視神経症などの合併症診療の実際、斜視診療や屈折矯正手術、QOLまでを幅広く取り上げた。すべての眼科医必読の最新版コンプリートテキスト。

目次

第1章 総説
 病的近視の診療概論
    I.近視人口の世界的な増加
    II.一般的な近視と「病的近視」は異なる疾患か?
    III.ほかの近視と病的近視の相違点
    IV.病的近視における合併病変のメカニズム
    V.病的近視の新しい定義
    VI.病的近視に対する現行の治療
    VII.病的近視に対する画像診断の有用性;OCT
    VIII.画像診断の進歩により得られた新知見
    IX.病的近視で得られた知見の有用性
    X.病的近視に対する理想的な治療とは

第2章 病的近視を理解するための基礎知識
 I 病的近視の病理学
    I.マクロ病理学
    II.ミクロ病理学
 II 病的近視の疫学
    I.近視が今なお重要な課題である理由
    II.近視・病的近視の定義
    III.単純近視と病的近視の連続性と予防可能性
    IV.近視の有病率
    V.強度近視の有病率
    VI.近視性黄斑症の有病率
    VII.近視性脈絡膜新生血管の予後
    VIII.病的近視に伴う近視性黄斑症は予防できるか?
 III 病的近視の遺伝子
    I.連鎖解析
    II.強度近視に対するゲノムワイド関連解析
    III.近視に関するGWAS
    IV.脈絡膜新生血管の発症に関わる遺伝子
    V.脈絡膜新生血管のサイズや治療結果に関わる遺伝子

第3章 画像診断を用いた病的近視へのアプローチ
 I 眼底画像診断
  A 眼底自発蛍光検査
  B フルオレセイン蛍光眼底造影
  C インドシアニングリーン蛍光眼底造影
  D 超広角眼底撮影
  E 光干渉断層計
  F 微小視野検査
 II 眼球形状診断
  A 3D MRI
  B OCTを用いた形状解析
   1 強膜形状解析
   2 強膜曲率を用いた眼底形状解析
 III 前眼部画像診断

第4章 病的近視の合併病変の画像診断と治療
 I 病的近視の黄斑部病変
  A 総論と進行過程
  B lacquer crackと単純型黄斑部出血
  C myopic stretch line
  D 近視性脈絡膜新生血管
  E 近視性網膜脈絡膜萎縮
  F 近視性牽引黄斑症
  G 黄斑円孔網膜剥離
 II 緑内障,近視性視神経症
  A 病的近視の緑内障
  B 病的近視の視神経周囲構造異常
   1 くも膜下腔拡大,後天ピット形成,ICC
   2 強度近視眼の強膜変形と網膜神経線維障害
 III 後部ぶどう腫と関連病態
  A Curtin分類と,Optos+MRIの新分類
  B 傾斜乳頭症候群

第5章 病的近視診療に必要なその他の知識
 I 病的近視の眼位異常
 II 固定内斜視に対する手術
 III 病的近視に対する白内障手術
 IV 病的近視に対する有水晶体眼内レンズ
 V 病的近視のQOL

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