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作業療法がわかる
COPM・AMPS実践ガイド
筆頭著者 吉川 ひろみ (他編)
その他の著者等 齋藤 さわ子
医学書院
電子版ISBN 978-4-260-62013-0
電子版発売日 2016年6月6日
ページ数 216
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-260-02013-8
印刷版発行年月 2014年7月
書籍・雑誌概要
作業療法の現場における評価ツールとして、今や完全に定着したCOPMおよびAMPS、またESIを臨床で実践するためのガイドブック。編者の前著 『作業療法がわかる COPM・AMPSスターティングガイド』 (医学書院、2008年)でCOPMやAMPSの概要はわかったけれども上手く使いこなせていない作業療法士に向けて、様々なクライエント/疾患/場面による事例を織り交ぜながらわかりやすく「作業」についてガイドする。
目次
第1章 作業的存在としての理解-みんな違う
1 自分の作業
2 多様性を基盤とする作業療法
3 自分らしい作業の見つけ方
4 作業遂行と作業との結び付き
5 作業の意味
6 COPM Q&A
第2章 作業遂行分析-やってみないとわからない
1 クライエント中心の遂行文脈を理解する重要性
2 作業遂行と心身機能障害との関係
3 目的指向的行為と遂行技能
4 遂行技能習得は課題特異的
5 作業遂行能力向上への効果的な分析・評価と介入
6 作業を用いた観察評価を実施する作業療法士と環境的制約
7 簡単すぎる課題を用いた評価の問題
8 AMPS,スクールAMPSおよびESI Q&A
第3章 代償モデル-環境を変える
1 治療優先という考え
2 代償のほうが効率的
3 適応ストラテジー
4 事例:保育園での作業
第4章 習得モデル-練習する
1 教育と学習
2 作業技能の習得
3 運動技能の習得と認知的アプローチ
4 事例:一人暮らしのための掃除と料理
第5章 回復モデル-人を変える
1 治療手段としての作業
2 目的としての作業
3 回復を促進する作業の力
4 事例:手をよくするための彫刻と背中洗い
第6章 モデルの選択-考えながら行動する
1 作業療法の専門性
2 作業療法のプロセスを導くモデル
3 介入モデルの選択
4 作業療法士が使う技能
第7章 作業療法プロセス-評価も介入も記録も作業で
○ 急性期から自分らしく:発症5日目から散歩の練習
○ 家事と書道:もっとできるようになるまで諦めない
○ 回復期リハビリテーション病棟での就労支援
○ 昼食準備と野球が楽にできるように
○ 転倒せずに畑仕事をする
○ プラモデル製作からの挑戦
○ リカバリーを促進した母への面会
○ 幼い2人の子どもを抱えた夫婦への支援
○ 地域でいきいき過ごすための介護予防
○ 食事の自立とシール遊び
○ 先生にとっての児童との交流
○ 最後の作品展への参加
付録
1 COPMであがる作業の例
2 AMPS(運動,プロセス)とESI(社会交流)の遂行技能項目
3 事例報告を読む・書くポイント
4 関連文献
5 用語解説
あとがきに代えて
索引