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糖尿病医療学入門

こころと行動のガイドブック

糖尿病医療学入門
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筆頭著者 石井 均 (著)

医学書院

電子版ISBN 978-4-260-61332-3

電子版発売日 2016年8月22日

ページ数 268

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-260-01332-1

印刷版発行年月 2011年5月

DOI https://doi.org/10.11477/9784260613323

書籍・雑誌概要

治らない病気と言われてきた糖尿病も、糖尿病学の着実な進歩により、良好なコントロールが得られるようになった。しかし一方で、病気であることを受け入れられず、適切な治療を拒否・中断してしまう患者が多いのも現状である。糖尿病の患者心理の第一人者である著者が、この問題を解決するために臨床現場に行動科学などを採り入れ実践。本書は、糖尿病患者と医療を繋げることに成功した著者の集大成。

目次

第1章 プロローグ
 糖尿病医療学よ,興れ!

第2章 基礎編
Part 1 血糖コントロールとは
 1.効果の証明とその指標
 2.血糖コントロールは時間経過とともに変動する
 3.血糖コントロールに影響する要因-医学的要因と行動学的要因
Part 2 患者がどう考えているかが糖尿病治療行動を決める
 4.糖尿病療養行動(自己管理行動)に影響する心理社会的要因
 5.医師(医療者)-患者関係と糖尿病治療アウトカム
 6.「家族のあり方と関わり方」が糖尿病療養に与える影響
 7.〈行動の心理的要因〉健康信念モデル
 8.〈行動の心理的要因〉自己効力感(セルフエフィカシー)とローカス・オブ・コントロール
 9.〈行動の心理的要因〉感情に焦点を当てる
 10.〈行動の心理的要因〉ストレスとその評価,そして対応
 11.糖尿病薬物治療とQOL-特にインスリン療法

第3章 実践編
Part 1 糖尿病療養行動を促進する
 1.「多理論統合モデル(変化ステージモデル)」の本質と方法論
 2.〈多理論統合モデルを応用する〉前熟考期
 3.〈多理論統合モデルを応用する〉熟考期
 4.〈多理論統合モデルを応用する〉準備期
 5.〈多理論統合モデルを応用する〉行動期
 6.〈多理論統合モデルを応用する〉維持期と再発
 7.再発を予防するために
 8.再発に至る過程を詳細に分析する-高危険度状況
 9.再発予防プログラム
Part 2 糖尿病療養行動を援助する
 10.動機づけ面接法
 11.医療者のための新しい健康行動援助法
 12.糖尿病診療におけるエンパワーメント
 13.エンパワーメントの実践(1)-行動変化への5つのステップ
 14.エンパワーメントの実践(2)-振り返りのためのツール

第4章 糖尿病者のこころを支える
 糖尿病医療学を興そう

第5章 エピローグ
 治療同盟-ともによく生きる道を

おわりに
索引