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≪看護ワンテーマBOOK≫
成果の上がる口腔ケア
筆頭著者 岸本 裕充 (編著)
医学書院
電子版ISBN 978-4-260-61322-4
電子版発売日 2016年6月6日
ページ数 128
判型 B5変
印刷版ISBN 978-4-260-01322-2
印刷版発行年月 2011年4月
書籍・雑誌概要
「やるべきこと、やらなくていいことを見極める」「ゴール設定によってケアは変わる」「深い歯周ポケットは歯科に相談」……看護師が全身状態をアセスメントし、歯科と連携したマネジメントを行うことで、口腔ケアの成果が上がる。最新のオーラルマネジメントの考え方に基づいた口腔ケアの知識と技術を、豊富な図版とカラー写真で徹底解説。
目次
第1章 やるべきこと、やらなくていいことを見極める
なぜ口腔ケアが必要なのか
目的は歯垢(プラーク)の除去/
歯垢(プラーク)は物理的に擦り落とす/
歯垢除去で口腔内環境が改善するしくみ/
プラークコントロールで歯周病菌の増大を防ぐ
口腔ケアにおける看護師の役割
アセスメント力・判断力を磨こう/
歯肉から出血する前に、アセスメントで早期発見/
深い歯周ポケットは歯科へ相談
見直してほしい過剰なケア、無駄なケア
舌苔は無理に取らない/
ゴール設定によってケアは変わる/
歯磨剤・デンタルリンスはケースバイケース/
お茶などの食品の使用にはエビデンスなし/
人工呼吸(管理)中の唾液腺マッサージは不要/
気管チューブのカフ圧は「適正圧」の確認のみでよい
アセスメントの考え方
アセスメントに「完璧」はない/アセスメント項目はシンプルに/
アセスメントを行ううえでの注意点/アセスメントの実際-「初期評価」/
アセスメントの実際-「継続評価」/歯・義歯のアセスメントについて/
患者のケア能力を評価する「BDR指標」/
がん患者の口腔アセスメントのポイント
第2章 口腔ケアの技術とトラブル対応
口腔ケアに必要な物品
体位を極める
手順1 よく見えるようにする
手順2 加湿する
手順3 磨く
手順4 粘膜ケア(絶食中)
手順5 汚染物の回収
手順6 保湿(蒸発予防)
困ったときのトラブル対応
1.口が開かない、口を開いてくれない
2.出血しやすい
3.乾燥が強い
4.口内炎がある
5.誤嚥がこわくて洗浄できない
6.気管チューブが邪魔
7.口臭が強い
第3章 全身状態と口腔ケア
1.誤嚥性肺炎
2.人工呼吸器関連肺炎(VAP)
3.がん治療中
4.糖尿病(生活習慣病)
5.高齢者
6.神経難病
7.妊産婦
8.小児
おわりに