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筆頭著者 岩田 充永 (著)
医学書院
電子版ISBN 978-4-260-61131-2
電子版発売日 2016年6月6日
ページ数 144
判型 AB
印刷版ISBN 978-4-260-01131-0
印刷版発行年月 2010年7月
書籍・雑誌概要
ありそうでなかった高齢者救急のガイドマップ! 高齢者救急はもはや避けては通れない時代。高齢者は、訴えがあいまいで症状がはっきりとあらわれない、背後に重い病気が隠れているかもしれないなど、とにかく判断に迷うケースばかり。そんな悩めるケースの初期アセスメント→対応の流れを一目でわかるチャートで解説。目の前の高齢者のどこに気をつければいいのかがズバッとわかる。
目次
本書を読まれるみなさんへ
本書の見方
高齢者の身体的・生理学的特徴─注意するべき14の場面
高齢者の救急受診─5つの特徴と注意点
高齢者のアセスメント・初期対応
CASE 1 【元気なし】「元気がなくて動けません」
(漠然とした訴えからの情報収集)
CASE 2 【転倒】「転んで怪我をしました」
(背後の急病は? 高齢者に多い外傷・骨折の解説)
CASE 3 【認知症】「急にわけがわからないことを言います。認知症でしょうか?」
(認知症とせん妄の違い、背後の急性疾患)
CASE 4 【発熱】「発熱といってもたいした熱じゃないし、大丈夫ですよね?」
(頻度が高い感染症、見逃しやすい感染症)
CASE 5 【便秘】「お腹を痛がっています。便秘症でしょうか?」
(こわい血管疾患、見落としやすい閉鎖孔ヘルニア、便秘)
CASE 6 【意識障害】「意識がありません」
(失神とけいれんの鑑別、失神の対応法)
CASE 7 【呼吸困難】「呼吸が苦しそうです」
(喘息? COPD? 心不全?)
CASE 8 【失神】「意識を失ったようです。今は回復しましたが……」
(一過性意識消失をTIAと言ってないか?)
CASE 9 【胸痛】「胸を苦しがっています」
(3大重篤疾患、虚血性胸痛の初期対応)
CASE 10 【めまい】「めまいがします」
(めまいやふらつきの評価)
CASE 11 【ショック】「顔色が悪いようです。もしかしてショック?」
(ショックの鑑別、初期対応)
CASE 12 【虐待】「これって虐待?」
(高齢者虐待への対応法)
CASE 13 【介護疲労】「入院させてもらえませんか?」
(介護ストレスへの対応法、介護保険)
Q&A
高齢者の心肺停止症例で胸骨圧迫を行うと肋骨が折れてしまうのではないかと心配になります。
麻痺をきたしている高齢者のアセスメントではどこに注意するべきですか?
目の前でけいれんを起こした患者さんの対応をする時の注意点は?
胃ろうが抜けてしまった時、応急処置はどうしたらよいでしょうか?
腰痛の高齢者のアセスメントでは何に気をつけるべきでしょうか?
PICK UP
高齢者増加のスピード
外傷看護アプローチ
高齢者と薬
低流量システムによる酸素投与
呼吸困難のフィジカルアセスメント
意識レベルの評価
注意が必要な高齢者の検査値
心電図の誘導
要介護高齢者が生活する施設
文献
索引