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乳幼児の発達障害診療マニュアル
健診の診かた・発達の促しかた
筆頭著者 洲鎌 盛一 (著)
医学書院
電子版ISBN 978-4-260-61026-1
電子版発売日 2016年6月6日
ページ数 130
判型 A5
印刷版ISBN 978-4-260-01026-9
印刷版発行年月 2013年5月
書籍・雑誌概要
発達障害のエキスパートの目と技、診療のコツを伝授! 乳幼児の発達異常を早期にみつけるためのエッセンスとお母さんに伝えたい「発達を促すアドバイス」「家庭で気にかけてほしいポイント」をわかりやすく提示。健診で「様子をみましょう」と保護者に伝える際、その後に適切な言葉を続けなければ早期発見・介入の機会を逃すことになる。本書では、その「次の一言」のヒントを多数紹介。乳幼児健診にかかわるすべての医療者に贈る1冊。
目次
本書刊行によせて
はじめに
I 発達障害概説
1 発達障害の頻度
2 発達障害者支援法
3 発達障害の原因
4 医療の場での実際的な発達障害の分類
II 発達障害の診断
A 病歴のとりかた
1 乳児期の病歴のとりかた
2 幼児期の病歴のとりかた
3 学童期の病歴のとりかた
B 検査
1 医学的検査
2 精神・心理学的検査
C 診察のしかた
C-1 乳児期の診察のしかた
1 運動発達の診かたと各障害型の特徴
2 知的発達の診かた
3 社会性・行動発達の診かた
C-2 幼児期の診察のしかた
1 運動発達の診かた
2 知的発達の診かた
3 社会性・行動発達の診かた
III 乳幼児健診における発達障害の診かた
A 異常をみつけるキーポイント
1 1か月児
2 3~4か月児
3 6~8か月児
4 9~11か月児
5 1歳~1歳2か月児
6 1歳6か月児
7 2歳児
8 3歳児
9 4歳児
10 5歳児
B マイルストーン別の発達の促しかた
C 発達障害児の特徴的行動
IV 発達障害児の指導
A 発達の促しかた
B 手の発達の伸ばしかた
C 視覚,視運動機能の伸ばしかた
付録 主な機能の発達の目安
・視力の発達
・眼球運動の発達
・聴力の発達
・仰臥位の発達
・腹臥位の発達
・手指の巧緻運動の発達
・視運動機能の発達
・手と目の協応動作
・手の機能の発達
・摂食行動の発達
参考図書
あとがき
索引
著者略歴等
コラム column
(1)発達障害者支援法
(2)内分泌撹乱化学物質
(3)軽度精神遅滞・境界型知能
(4)高機能自閉症とアスペルガー障害
(5)非対称性緊張性頸反射(ATNR:asymmetric tonic neck reflex)
(6)感覚過敏
(7)shuffling baby
(8)乳児の摂食障害と経管栄養依存
(9)不器用
(10)指示が入らない
(11)体重増加不良(FTT:failure to thrive)と発達障害
(12)頭囲拡大
(13)赤ちゃんは笑顔が好き
(14)delayed visual maturation
(15)四つ這いしない児,足をつきたがらない児
(16)つま先歩行(toe-walking)
(17)発達性表出性言語障害
(18)おしゃぶりと指しゃぶり
(19)反り返る児
(20)ベビーサイン
(21)テレビ視聴と発達障害
(22)タイムアウト法
(23)トークンエコノミー法
症例
症例1 境界型知能(主訴:熱性けいれん)
症例2 不登校,アスペルガー障害(主訴:不登校)
症例3 広汎性発達障害,視運動機能障害(主訴:ころびやすい)
症例4 発達性協調運動障害(主訴:独歩の遅れ)
症例5 頭囲拡大,広汎性発達障害(分類不能型)(主訴:頭囲拡大)
症例6 精神運動発達遅滞(主訴:発達の遅れ)
症例7 発達性表出性言語障害の疑い(主訴:言葉の遅れ)
症例8 先天性サイトメガロウイルス感染症による難聴(主訴:頸のすわりの遅れ)
症例9 構音障害,精神運動発達遅滞(主訴:発音が悪い)