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雑誌
精神看護 Vol.28 No.5
特集 “偶然性”に本質を見出す人たち 安全基盤でこそ何かが起こる!
医学書院
電子版ISSN 1347-8370
電子版発売日 2025年9月8日
ページ数 96
判型 B5
印刷版ISSN 1343-2761
印刷版発行年月 2025年8月
書籍・雑誌概要
特集 “偶然性”に本質を見出す人たち 安全基盤でこそ何かが起こる! 変革の流れを見据えながら、精神科医療福祉に従事する皆さんにとって役に立つ情報をお届けします。
病や障害をもつ人の“心も身体も”ケアする方法をご紹介していきます。また、あらゆる年代・疾患のニーズに応えながら、社会課題に向き合う記事も取り扱います。挑戦する実践家、変革期を支える臨床家、やさしい環境をつくる人たちに注目します。 (ISSN 1343-2761)
隔月刊(奇数月)、年6冊
目次
特集 “偶然性”に本質を見出す人たち 安全基盤でこそ何かが起こる!
その人には名前の付いた疾患がある(っぽい)。その疾患は検査により診断がなされ(るかもしれない)、その疾患には行うべき治療があり(場合によっては、行うべきでない)、回復の確率はXX%である(今まで調べた範囲では)。
現在、広く行われている医療は、行為1つ1つに必然性を持たせ、医療者が立てた目的に向かって、医療チームが統一された意識のもとに進めるという営みである。しかし、その実は、カッコ書きのような不確実性を内包している。
必然を中心に進められる医療は(精神医療の現場では特に)、圧力として受け手にのしかかることがある。そこで、本特集では、医療からいったん“必然”を分離し、その人に起こる“偶然”に着目して、医療・ケアを組み立てることを考える。その人に起こる偶然とは何か、偶然はどのように起こるのか、起こった偶然をどのようにキャッチし対処するのか。対談を含む計9編の論考にて、さまざまな方向から検証する。(編集部)
私の安心の途中経過
坂口恭平
■対談
「ねらうとうまくいかない」──酒造りと精神医療がシェアする、狙わないから生まれるもの
石川達也×星野概念
■特集巻頭言
「作る」ではなく「造る」の現象
星野概念
対人支援の場としての偶然性の時空
高木俊介
自助グループ主宰者が考える安全基盤と偶然性
横道誠
偶然という営み
村瀨孝生
対話のクラウドを眺めて
藤原雅司
偶然を取り込む身体
佐藤友亮
たまたま自律しながら、うっかり自立する
鞍田愛希子
滞留がもたらす偶然なできごと
小畑あきら
■特別記事
オルタナティブなケアとしてのアート──障害からアートへ
大崎晴地
■レポート
障害と美の多様性──視覚・触覚・感性が交わる対話と創造の場
米倉まな
●新連載
感情ノート…1
manna
本当の退院支援ってこういうこと…1
ソーシャルワークって何? 退院するってどういうこと?
戸田竜也
●巻頭イラスト
こいけぐらんじ
●書評家・スケザネがたどる、中井久夫はこんなときどう言ったか…2
なぜ中井久夫は「文章を書くこと」と「建物を建てること」を同一視したのか?
中井久夫とポール・ヴァレリー その1
渡辺祐真
●ベルリン演劇留学記──演劇とケアの濃密な時間…2
見ることで見られ続ける、劇場という場所
野村眞人
●偶然、でくわす精神療法──「いつものケア」からこぼれる小さなセラピー…5
「制度による作業療法」は、世界を再構築する治療になる
橋本和樹
●突撃! あなたの街の対話ロジカルスペース…2
長野県上田市で出会った、驚きの支援コミュニティ!
星野概念
●たくさんの人の声、集めました!…28
みんなのキャリアを描いてみよう
精神科わいわい
●当事者研究のスキルバンク…49
本日の研究者:浅野さん
本日のスキル:「言葉を変えて」これでいいのだ法
べてるの家
●読者投稿
当事者の目線を意識して
双極性感情障害の当事者の夫