Clinical Engineering 30巻4号 (2019年3月)

特集 人工呼吸器の保守管理─一歩進んだ知識と技術を解説!─

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人工呼吸器を含む医療機器の保守点検は医療安全の重要な要であり,国内外の医療事故の発生を踏まえて,関連するさまざまな法令の改正が行われている.臨床工学技士は,これらの法令(法律,政令,施行令,通知など)を理解し,遵守することが求められている.本稿では,おもに医療機器保守点検に関連する法令を紹介し,実務的な解説を加えた.

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人工呼吸器を安全に使用するためには,始業時・使用中・終業時に行う日常点検と,定められた期間ごとに行う定期点検を確実に実施する必要がある.点検には簡易的に使用できるテスト肺をはじめ,流量や換気量などの測定が可能な専用の測定器など,さまざまな器材が用いられる.本稿では,当院で人工呼吸器の点検に使用している各器材の特性や使用法について述べる.

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人工呼吸器の保守管理は臨床工学技士の大切な業務の1つである.しかし,機器の始業点検モードに頼り切っていることはないだろうか.実際に稼働し,正常動作を確認するのは必須だが,各パラメータやグラフィックモニタのわずかな異常に気が付くスキルも重要である.感覚を鋭く働かせて,人工呼吸器の保守管理に臨みたい.本稿は,当院で使用しているServo-i,Servo-sについて解説するが,後継機のSERVO-Uやほかの機種でも取り入れられる事柄を加えて構成した.

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加温加湿器は,本体,加温加湿チャンバや呼吸回路などにより構成され動作する装置である.加温加湿器は吸気回路に付属している温度センサの測定値を元に出力をコントロールしているため,その点検では本体も重要であるが,温度センサやフロープローブの精度管理も重要である.

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再使用部品はセミクリティカル器具に分類され,熱水消毒や高水準消毒,もしくは滅菌処理が必要となる.不適正な処理は,汚染の要因や劣化・破損による人工呼吸器動作不良につながる.処理後は,破損の有無の確認と,適正な保管管理が必要となる.

ログデータの活用方法 石井 宣大
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人工呼吸器のログデータとは,さまざまなイベント情報について決まった形式で時系列に記録,蓄積したデータのことである.人工呼吸器は,患者データログ,イベントログなどさまざまな記録を蓄積している.臨床工学技士は,人工呼吸器装着患者のラウンド時や異常・トラブルの情報を受けたとき,使用後や定期点検時にログデータを確認するなどにより人工呼吸器の使用に関して安全な治療環境を提供することが求められる.本稿では,ログデータについて解説するとともに,事例から活用方法を示す.

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現在,わが国の市場に出回っているほとんどすべての人工呼吸器は,通常はAC電源で駆動するが,それに加えて,内蔵バッテリーによる駆動も可能となっている.突然の停電や何らかの電源トラブルが発生した際に内蔵バッテリーが機能しなければ,換気が停止し重大な事故につながる.搭載されているバッテリーの容量は人工呼吸器によって異なるため,人工呼吸器ごとにバッテリーの特徴を知らないと,緊急時対応に遅れが生じる可能性がある.

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第2種ME技術実力検定試験全問解説

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基本情報

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Clinical Engineering
30巻4号 (2019年3月)
電子版ISSN:2432-1265 印刷版ISSN:0916-460X 学研メディカル秀潤社

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