Clinical Engineering 30巻5号 (2019年4月)

特集 透析装置の基本を身に付けよう!

透析液供給装置の基本 江村 宗郎
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透析液を作製するためには,原水を清浄化する透析用水作製装置,透析液原液を作製する粉末溶解装置,そして,清浄化された透析用水と透析液原液を混合・希釈し,適正な濃度の透析液を作製・供給する透析液供給装置が必要となる.本稿では,多人数用透析液供給装置の構成を中心に,透析液製造システム全体について解説する.

透析用監視装置の基本 石森 勇
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透析用監視装置は,透析治療を行うに当たって重要な装置である.その機能を理解するためには,正確な除水を可能にする除水制御機構について理解することが重要である.また,透析用監視装置の警報への対処においては,起こっている現象を正しく理解し,原因を究明することが求められる.

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2005年に市場に投入した全自動透析装置は,今年で14年目となる.現在では一般名称が透析用監視装置から多用途透析装置となり,多彩なHDF療法への対応やさまざまな安全機構を装備し,モニタリング機能も充実してきた.本稿では,弊社の最新型装置であるGC-X01を紹介する.

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TR-3300Mは5つの製品コンセプトを基に開発した多用途透析装置であり,上市後も随時バージョンアップを行っている.本稿では,直近のバージョンアップ内容を中心に各コンセプトに沿って特長を述べる.

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DCS®-100NXは,当社独自のセンシング技術を用いて治療の安全と最適化を図るとともに,多様化する治療ニーズに柔軟に対応し,さらには透析液清浄化,省力化とトータルコスト低減を高次元に実現した多用途透析装置である.

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透析治療を取り巻く医療環境はさまざまな要因を受けて日々変化しており,医療機器には,環境の変化にも柔軟に対応できる装置が求められている.本稿では,そのような変化にも対応できる透析用監視装置 NCV-3の,特長的な機能について紹介する.

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血液透析技術開発の結果,現在の血液透析装置は多機能となったが,逆に複雑性が増大した.そのため,血液透析装置に関する用語と定義の確定,および血液透析装置の標準画面の提案が要望されている.

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透析装置の基本構成は,機械的機構や電気・電子的機構が主となる.医療機器の機械的,電気・電子的機構についてはIECやJISによって基準が示され,装置や機構の安全性は十分考慮されていると考える.一方,透析装置を一括管理する透析支援システム(または,中央監視システム)の場合,市場に出た当初は,透析支援システムが具備する項目などの条件の多くは,各企業の裁量に任されていた.したがって,共通のツールとして,透析現場での支援ネットワークを使用することは困難な状況だった.要するに,透析支援システムと患者のベッドサイドで使用する透析用監視装置は,同一企業の製品であることが絶対条件であった(図1).

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日本薬局方で消毒の定義は,「病原菌など有害な微生物を除去,死滅,無害化すること」と記されているが,明確な概念とはいえない.世界的にはSpauldingの分類(1957年)によるクリティカル(高リスク),セミクリティカル,ノンクリティカル(低リスク)に分類され,器材の再処理に考慮すべき処理方法を滅菌から低水準消毒まで順位付けを行い,運用する方法が支持,活用されている.一方,透析装置の洗浄には透析用水を用いたいわゆる「水洗」も含まれるが,本稿では,液系に付着する炭酸カルシウム除去を目的とした酸洗浄を対象とし,解説を進める.

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Clinical Engineering
30巻5号 (2019年4月)
電子版ISSN:2432-1265 印刷版ISSN:0916-460X 学研メディカル秀潤社

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