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特集 最近のトピックス 2006 Clinical Dermatology 2006
5. 皮膚科医のための臨床トピックス
コエンザイムQ10(CoQ10)
Coenzyme Q10 (CoQ10)
山本 順寛
1
Yorihiro YAMAMOTO
1
1東京工科大学バイオニクス学部
1School of Bionics,Tokyo University of Technology
キーワード:
ATP産成
,
抗酸化物質
,
老化
Keyword:
ATP産成
,
抗酸化物質
,
老化
pp.160-162
発行日 2006年4月1日
Published Date 2006/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412100611
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要約 コエンザイムQ10はミトコンドリア内でのATP合成に不可欠であるが,体内にはユビキタスに存在し,その理由は優れた抗酸化作用と考えられている.体内で生合成されるが,組織内濃度は加齢とともに減少する.皮膚でも同様であり,皮膚の老化の重要な原因の一つと考えられている.コエンザイムQ10入りのクリームは皮膚の抗シワ作用で注目を集めている.また,肌のつやが出る,疲れにくくなる,風邪をひかなくなるなどの効果が実感でき,かつ安全なサプリメントとしても人気となっているが,科学的なデータの蓄積が望まれている.
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