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投稿論文 資料
統合失調症患者の就学支援の適用と有効例の条件
武田 隆綱
1
1武田メンタルクリニック
Keyword:
schizophrenia
,
adolescence
,
school attendance support
,
indication
,
efficacy
pp.886-893
発行日 2024年12月5日
Published Date 2024/12/5
DOI https://doi.org/10.69291/pt50060886
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筆者は,これまでに40余年にわたって統合失調症患者の就学支援に継続して取り組んでいる。今回は,就学支援により改善のみられた2症例と,就学支援から脱落した1症例を呈示し,就学支援の適用と有効例の条件について述べる。症例1は,中学校2年生時に発病し,3年生時に入院し,高校を受験したが不合格となった。退院後,高校就学に向けて就学支援を行ったところ,定時制高校に進学し,卒業できた。その後は専門学校を卒業してから一般就労し,結婚,挙子に至り,自立している。症例2は,大学1年生時に発病し,大学就学に向けて支援を行ったところ,大学を卒業できた。その後は一般就労した後に結婚,挙子に至り,自立している。症例3は,高校1年生時に発病し,高校を中途退学していた。その後専門学校就学に向けて支援を行ったものの,中途退学し,その後は入退院を繰り返している。3症例の経験から,就学支援により生活臨床が指摘している発病時課題である高校や高等教育などへの進学や卒業という就学目標を達成できる症例は予後が良好であり,就学目標を達成できない症例は予後が不良であると考えられる。

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