Japanese
English
紹介
統合失調症患者の就学支援デイケアの実際
Practice in a School Attendance Support Day Care for Patients with Schizophrenia
武田 隆綱
1
Takatsuna TAKEDA
1
1武田メンタルクリニック
1Takeda Mental Clinic, Numata, Japan
キーワード:
Schizophrenia
,
Adolescence
,
School attendance support
,
Study assistance program
,
Day care
Keyword:
Schizophrenia
,
Adolescence
,
School attendance support
,
Study assistance program
,
Day care
pp.443-449
発行日 2015年6月15日
Published Date 2015/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405204929
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はじめに
青年期発病統合失調症は予後不良例が多い4〜6)とされているが,筆者は高校や専門学校や大学などの高等教育への未就学や中途退学による患者の学歴に対する劣等感が意欲や発動性に影響を与え,予後を不良にしている要因の一部であると考えている。筆者はこの仮説に基づき1985年から4年間にわたって群馬大学精神科デイケアで就学問題を有する青年期発病統合失調症患者の就学支援に集中的に取り組んだ。その後も統合失調症患者の就学支援に継続して取り組んでおり,これまでに就学支援により改善した症例をいくつか報告し7〜11,13〜17),就学支援の適応,有効性,患者や家族への働きかけ,学校との連携,勉強指導方法について述べてきた12,18〜20)。今回は,筆者らが群馬大学精神科デイケアで行った就学支援の実際について紹介する。
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