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特集 26ケースで学ぶ臨床心理アセスメント――インテークとフィードバックをつなぐ〈スキル7〉
心配で押しつぶされそう――不安症
佐々木 淳
1
1大阪大学
pp.80-85
発行日 2025年8月30日
Published Date 2025/8/30
DOI https://doi.org/10.69291/cp25070080
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不安症とは,不安によって仕事や学業に影響が出たり,外面はとりつくろえても不安を耐え忍びながら暮らしている状態を指す。筆者は産業領域で臨床をしているが,安全配慮義務を過度に超えるような「治療行為」は支援リソースを圧迫してしまうため,支援の際には「どこまで不安を治すことができるか」よりも「どこまで不安を治すべきか」という視点で取り組まざるをえない。この制約は他領域の臨床とは異なるかもしれないが,「未来のことを考えるとどうしても多少は不安になる」という人間の特性を踏まえた臨床の姿を描くのには適しているのかもしれない。また産業領域は保健師や産業医との連携を活発に行う領域である上,クライエントの周りで影響を与えている人物に直接会うこともできるため,他職種連携や人的ネットワーク活用のためのアセスメントの例を示すという意義もあるだろう。ここでは,さまざまな職場で見聞きすることをふまえた模擬事例を提示 する。

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