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論評
社会保険料増加は賃金上昇を無効化しているか
入部 寛
1
1日本社会事業大学社会福祉学部教授
pp.10-13
発行日 2025年6月21日
Published Date 2025/6/21
DOI https://doi.org/10.57527/JUNPO2967005
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はじめに 手取り収入の議論が喧しい。昨年の衆議院議員総選挙では「手取り増」を掲げた野党が躍進した。令和7年常会(通常国会)では、令和7(2025)年度予算案への賛成条件として、別の野党から現役世代の社会保険料負担の軽減、働き控えの解消等4項目が挙げられた。これらの提案に直ちに合意するのは困難であったため、予算成立後には、与野党による三党協議が行われている。

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