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特集 どうみる? 多疾患併存 マルチモビディティへのアプローチ
マルチモビディティにどう対応するか
マルチモビディティを「複雑性」と捉えて対処する
宮田 靖志
1
1愛知医科大学医学部地域総合診療医学寄附講座
キーワード:
複雑適応系
,
アリアドネの原則
,
治療負荷
,
レジリエンス
,
最小破綻医療
Keyword:
複雑適応系
,
アリアドネの原則
,
治療負荷
,
レジリエンス
,
最小破綻医療
pp.693-703
発行日 2026年6月1日
Published Date 2026/6/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000001850
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Headline
・マルチモビディティは,疾患数の足し算ではなく,身体・心理・社会・生活文脈が相互作用する複雑適応系の状態として理解される.
・複雑適応系の視点は,非線形性,転換点,創発,共進化,文脈依存性を通じて,マルチモビディティの理解とケア設計に新たな枠組みを与える.
・アリアドネの原則は,相互作用評価,優先順位づけ,個別化管理,フォローアップを循環させることで,複雑な診療を段階的に進める実践的プロセスを示す.
・診療では,疾患別介入を積み上げるのではなく,治療負荷,患者の対応能力,生活機能をふまえ,患者にとって意味のある目標を中心にケアを再構成する.
・最小破綻医療の視点から,患者の生活を過度に乱さないケアを設計し,個人・家族/地域・医療システムのレジリエンスを支える.

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