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第5土曜特集 臓器連関が解き明かす疾患の深層
臓器連関と老化
外側視床下部のNAD+代謝によって支えられる骨格筋機能とサルコペニアの関係性
NAD+metabolism in lateral hypothalamus:Implications for skeletal muscle function and sarcopenia
伊藤 尚基
1
,
江口 貴大
1
Naoki ITO
1
,
Takahiro EGUCHI
1
1国立長寿医療研究センタージェロサイエンス研究センター中枢性老化-骨格筋代謝-運動機能制御研究プロジェクトチーム
キーワード:
サルコペニア
,
NAD+(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)
,
臓器連関
,
外側視床下部(LH)
,
Nampt
Keyword:
サルコペニア
,
NAD+(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)
,
臓器連関
,
外側視床下部(LH)
,
Nampt
pp.857-861
発行日 2026年8月29日
Published Date 2026/8/29
DOI https://doi.org/10.32118/ayu298090857
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- 参考文献 Reference
超高齢社会を迎えた日本において,加齢に伴う骨格筋量および筋力の低下(サルコペニア)は,喫緊の医学的・経済的課題である.サルコペニアの発症機序にはさまざまな病態が関与しているが,本稿では特にNAD+(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)代謝と臓器連関に焦点をあてる.NAD+は,老化・寿命制御因子であるサーチュインをはじめ,多岐にわたる代謝・シグナル伝達経路において中心的な役割を担っている.筆者らは,脳(特に視床下部)のNAD+代謝に着目し,外側視床下部(LH)におけるNAD+代謝の低下が骨格筋機能の低下を誘引することを見出している.そこで本稿では,LHのNAD+代謝が支える中枢-骨格筋連関とサルコペニアの関連性,そしてLHのNAD+代謝が骨格筋機能を制御する分子機序について概説したい.

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