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特集 ワンヘルス・ワンワールド 人・動物・環境の相互連関が医療に与えるインパクト
ワンヘルス・ワンワールドの国際的な取り組み
-――現状,課題,そして未来
Global efforts for One Health and One World
――Current status, challenges, and the future
國井 修
1
Osamu KUNII
1
1グローバルヘルス技術振興基金
キーワード:
四機関連携
,
ワンヘルス共同行動計画(OH JPA)
,
パンデミック条約
,
国家ワンヘルス・プラットフォーム(NOHP)
Keyword:
四機関連携
,
ワンヘルス共同行動計画(OH JPA)
,
パンデミック条約
,
国家ワンヘルス・プラットフォーム(NOHP)
pp.1019-1023
発行日 2026年6月13日
Published Date 2026/6/13
DOI https://doi.org/10.32118/ayu297111019
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- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
人間,動物,生態系の健康を不可分と捉える “ワンヘルス” は,新興感染症の7割以上が人獣共通感染症である現代において,地球規模の生存戦略ともいえる.2022年に国連環境計画(UNEP)が加わった四機関連携により「ワンヘルス共同行動計画(OH JPA)」が策定され,実務レベルでの実装が加速した.世界での主な進捗として,国家ワンヘルス・プラットフォーム(NOHP)の構築,AIを用いた “統合サーベイランス” による発生源での阻止,環境管理と公衆衛生を統合した持続的なアプローチなどがある.一方で,行政のサイロ化,予防投資の過小評価,南北間の公平性をめぐる不信感といった構造的障壁が社会実装を阻んでいる.これらに対し,デジタル技術による監視の統合,パンデミック条約を通じた法的担保,予防貢献を評価する財務枠組みの創出などの取り組みが必要である.今後は,ワンヘルスも包含する,地球全体の健全性を追求する “プラネタリーヘルス” を社会基盤に据えるパラダイムシフトが求められるであろう.

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