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第5土曜特集 がん医療の最前線 臨床と研究の共創
予防・検診
バイオマーカーを用いた膵がん検診の可能性
The potential for pancreatic cancer screening using biomarkers
本田 一文
1
Kazufumi HONDA
1
1日本医科大学大学院医学研究科生体機能制御学分野
キーワード:
膵がん検診
,
リスク集団
,
CA19-9
,
ApoA2-i
,
MCED
Keyword:
膵がん検診
,
リスク集団
,
CA19-9
,
ApoA2-i
,
MCED
pp.690-695
発行日 2026年5月30日
Published Date 2026/5/30
DOI https://doi.org/10.32118/ayu297090690
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- 参考文献 Reference
膵がんは予後不良であり,切除可能段階での早期発見が予後改善の鍵となるが,無症候一般集団を対象とした検診法は確立されていない.本稿では,膵がんのリスク因子を整理したうえで,現在利用可能な血液バイオマーカーの現状について概説する.膵酵素やCA19-9は診断補助として広く用いられているが,早期例における感度には限界がある.近年,保険収載されたApoA2-iは,膵微小環境の変化を反映する新規マーカーであり,CA19-9との併用により早期膵がんの検出感度向上が示唆されている.また,MCEDとよばれるcfDNA解析に基づく多がん種同時検出技術も開発が進んでいるが,その臨床的位置づけは確立していない.高リスク集団を対象とした,リスク層別化に基づく段階的スクリーニング戦略の構築が重要課題である.

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