増大特集 病態バイオマーカーの“いま”
Ⅴ.がん
胆道がんおよびその他の消化器がんの診断・治療に用いられているバイオマーカー
野路 武寛
1
,
齋藤 博紀
1
,
平野 聡
1
Noji Takehiro
1
,
Saito Hiroki
1
,
Hirano Satoshi
1
1北海道大学医学研究科消化器外科学分野Ⅱ
キーワード:
胆道がん
,
CA19-9
,
CEA
,
DU-PAN2
,
SCC抗原
,
SIR
Keyword:
胆道がん
,
CA19-9
,
CEA
,
DU-PAN2
,
SCC抗原
,
SIR
pp.458-459
発行日 2016年10月15日
Published Date 2016/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200516
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胆道とは,肝臓で産生された胆汁が通る経路であり,代表的ながんには肝門部領域胆管がん,遠位胆管がん,胆囊がん,十二指腸乳頭部がんがある。胆道がんの診断に用いられるマーカーにはCEA,CA19-9,DU-PAN2,SCCなどがある。近年,血清C-reactive protein(CRP),血清アルブミン値,血中好中球数,血中リンパ球数,血小板数などを用いた,Glasgow Prognostic Score,好中球リンパ球比,血小板リンパ球比なども用いられている。これらのバイオマーカーとがんの病態生理の関連の解明が今後の課題である。
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