Japanese
English
TOPICS 脳神経外科学
放射線壊死:診断と治療の最前線
Update on diagnosis and treatment for radiation necrosis
古瀬 元雅
1
Motomasa FURUSE
1
1大阪医科薬科大学医学部脳神経外科
pp.180-181
発行日 2025年7月12日
Published Date 2025/7/12
DOI https://doi.org/10.32118/ayu294020180
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- 参考文献 Reference
放射線壊死について
放射線壊死は,放射線治療の晩発性有害事象のひとつであり,放射線照射後半年から数年後に正常脳組織が壊死に陥る病態である.放射線壊死の頻度は,照射線量や分割回数などの放射線治療因子と生存期間,腫瘍の種類および化学療法の有無などの患者因子が影響する1).対象疾患や観察期間によって異なるが,従来の放射線治療では放射線壊死の頻度は14~15%2),ガンマナイフなどの定位放射線治療の場合,単回照射では0~20%,分割照射では1~8%という報告がある3).実感としては,生命予後の短い膠芽腫において30分割60Gy照射で放射線壊死を経験することは少ない.転移性脳腫瘍では,すでに全脳照射を施行した症例に定位放射線治療を追加する場合や定位放射線治療後再発病変への再照射の場合,放射線壊死の頻度が上昇するため,治療後は注意して経過を観察する必要がある.
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