Japanese
English
特集 一技入魂! 基本手技─理論と実践で築く小児科専門医の力
各論 習得が必須な手技・処置
骨髄路確保
岸部 峻
1
Shun Kishibe
1
1東京都立小児総合医療センター救命救急科
pp.913-918
発行日 2026年7月1日
Published Date 2026/7/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000003060
- 有料閲覧
PPV購入案内
2,750円 (2,500円+税10%) こちらは、913ページから918ページの文献です。
PPV(ペイ・パー・ビュー)とは、論文(記事)単位で購入・閲覧ができるサービスです。
購入には医書.jp本会員登録が必要です。
会員登録完了後に改めて上記「購入サイトへ」を選択してください。
または「購入サイトへ」選択後に「購入ログイン」、「新規会員登録」の順に進んでください。
会員登録について詳しくはをご確認ください。
購入には医書.jp本会員登録が必要です。
会員登録完了後に改めて上記「購入サイトへ」を選択してください。
または「購入サイトへ」選択後に「購入ログイン」、「新規会員登録」の順に進んでください。
会員登録について詳しくはをご確認ください。
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
はじめに
骨髄路確保(intraosseous access:IO)は,骨髄腔内へ針を穿刺し,血管内と同様に薬剤・輸液を投与可能とする緊急時の血管確保手技である1,2)。小児では末梢静脈路確保が困難な状況が少なくなく,とくに心肺停止やショック状態では迅速なアクセス確保が急務であり,骨髄路はその役割を果たすものである。骨髄腔は豊富な静脈洞を有し,骨皮質に守られているため,ショック時でも虚脱せず,30〜60秒程度で確保しやすく,また中心静脈に近い速度で薬剤が全身循環へ到達する1,2)。蘇生時に必要なすべての薬物・輸液・血液製剤が投与可能であり,投与薬剤の効果発現や血中濃度は静脈路内投与とほぼ同等とされる。骨髄路の歴史は古く,1930年代から臨床使用されていたが,静脈路確保の際のプラスチックカテーテルの普及により一時衰退した1,3)。1980年代にOrlowskiらによって小児蘇生における有用性が再認識され,現在はPALS(Pediatric Advanced Life Support:小児二次救命処置)などのガイドラインで標準的な手技として位置づけられている4)。当初は手動式であったが,2000年代には半自動式(射出式)や電動式の骨髄路確保デバイスとその有効性が報告されてきた5,6)。

© tokyo-igakusha.co.jp. All right reserved.

